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薔薇園のラプンツェル
- プロローグ -
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「ごめんなさい、アネット。
わたくしたちも何とかしてあげたいのだけれど、こればっかりは…… 」
古い家具の置かれた伯爵家の広い応接間は、差し込む西日をさえぎるために引かれたカーテンのせいですでに薄暗くなってきていた。
対面したソファに座る少女を前に伯爵夫人は瞳を伏せた。
「そんな…… 」
少女は手にしていた封筒を握り締める。
大きな新緑色の瞳から涙が零れ落ちた。
「どうしても、お姉ちゃんに会うことはできないの? 」
搾り出すような少女の問いにその場にいた誰もが答えてやることができず、部屋の中と同じような薄暗い空気がお互いの間を流れる。
「お姉ちゃん、かなり悪いんですよね。『最後かも知れない』ってこの手紙にあるのに」
再び少女が問う。
「身内なのに…… どうして、駄目なの」
「確かに、王妃様はお前の姉だ。早くに亡くなった母親の代わりにお前を育ててくれた。ゆえにお前にとって誰よりも大切な人だということは私たちも充分わかっているよ」
「だったら、お願いします! 」
アネットは伯爵夫妻に頭を下げる。これで今日何度目だろう。
「しかし、事実とは別に戸籍上、王妃様はお前の家とはなんら縁がないことになっていることはわかっているね」
「アネット、宮廷とは厳しい決まりごとの沢山ある難しい場所なのよ。
さっきも言ったように伯爵以上の身分でなければ国王夫妻にお目通りどころか、出入りすることもできないわ。
ましてやあなたのお家は男爵家、それもデビュタントもまだのご令嬢では爵位以前のおはなしなのよ」
言い含めるように婦人が声のトーンを落とす。
「それは充分、わかっています。
だから、ここへお願いに来たんです。
お願いします! 」
アネットは声を荒げた。
もっと簡単な方法があれば、ごく薄い血縁があるだけでほとんどお付き合いもしていない明らかに格上の伯爵家になど、頭を下げることなど考えもしなかっただろう。
再び部屋の中に沈黙が広がる。
先ほどまで暑いほどに部屋に射していた西日はかなり落ち、薄暗さとともにわずかに気温が落ち冷たい空気がアネットの肌を包む。
「そうだ! あれがあった」
その沈黙を破り、不意に何かを思い出したように伯爵が声を張り上げた。
「そうそう、その手があった。
我が家には娘がいないからすっかり忘れていたよ。
アネットは、15くらいか。
ちと、幼いが、まぁ、末の王子の相手にくらい…… 」
「あなた? 」
ぶつぶつと何かをつぶやく伯爵の顔を広げた扇の影から覗き込んで、伯爵夫人が首をかしげた。
「実は、来月から『公妃選定会』が行われることになった。
それに参加すればデビュタント前でも王宮へ入れるんだが。
アネット、お前15歳だったな」
「いえ、もうすぐ18になります」
自分がそんなに若く見られていたことに少しだけ気を悪くしてアネットは言い返した。
「いや、それにしては少々幼……
……まあ、なんだ、なら、丁度いい。末の王子の相手くらいには、強引に考えればどの王子とでも年齢が合うってことだ」
少女の答えに伯爵は一瞬意外そうな顔をしたが、すぐに気を取り直したようにつぶやく。
「あなた? それはまだ二・三年先の話ではありませんか? 確か末の王子様がもう少し成長なさってからと聞いておりますわ」
伯爵夫人が首をかしげる。
「いや、今回王妃の病の重篤さに伴って王宮では王妃の立場を代行する人間を用意する必要が出てきた。国王もさすがに三度目の妃を迎える気はないようだ。そこで急遽予定を早めて来月初頭から例の時期国王のお后選びのプロジェクトが始まる。場所は王宮の別館だ。
アネット、お前がそれを受ければプロジェクトが終わるまでは大きな顔で王宮に滞在できる。
どうだ? 」
「『公妃選定会』ってあれですよね。
年頃の家柄のよい女の子を集めて、その中から王子様方のお妃様を選ぶっていう」
王子の妃などアネットにとっては全く無縁の地位の者でさえもそれくらいは知っている、この国のシステム。
王家の婚姻とは家同士のものだ。
無駄な戦争を避けるために家と家をつなぎ合わせる為の政略婚。結婚させられる当人同士の相性や気持ちは後回しにされる。そのため子を成せない国王夫妻がたまにでる。ここステファンヴァッハの王家では王位継承権は国王と正妃の間の子にしか認められない慣習があった為、何度となく嫡男不在という国の存続危機に見舞われた。そこで編み出されたのがこのシステムだ。年頃になった王子の周囲に後の王妃となるにふさわしい血統のいい女子を集め侍らせ恋仲にさせてしまおうというものだ。いわば一対複数の妙な形の集団見合い。
「ああ、そうだ」
伯爵は事もなしに答える。
「でも、伯爵様。わたし、そんな身分じゃ…… 」
爵位が低いから王宮には上がれないとたった今言われたばかりだ。
「今回集められる娘の条件は、『王族の血を引いた少女』だ。
お前の祖母はこの伯爵家の出で、お前の曾祖母は王室公爵家からこの伯爵家に嫁いできた人間だ。お前にも少なくはあるがその資格はある。
爵位は姉上と同じく私の養女になれば問題ない。こういう事情なら簡単に養子縁組の許可が降りるだろう。
まぁ、デビュタント前の令嬢にはどんな爵位の出であっても王宮には通常出入りできないのだが、今回ばかりは特例だ」
名案を思いついたとばかりに、伯爵は一気にまくし立てた。
「それに…… まぁ、こっちの確率のほうが高いんだが」
妙に渋りながら、伯爵はアネットの顔を改めてにように見る。
「お后に選ばれなかったとしても、歴代このカリキュラムを終了した娘は身分以上のところへ嫁ぐことができる。
花嫁修業もできてちょうどいい。悪い話じゃないとは思うがね」
「あなた、本当にいいんですか? 男爵は変わり者で有名でしたのよ。あの家はほとんど庶民と同じ生活をしていると聞いていますわ。そこで育った娘をいきなり宮廷に放り込むなど、わたくしは反対ですわ。とてもあの子に勤まるとは思えませんもの。却って可哀想なことになりませんかしら」
庭を出てゆく粗末な馬車を、先ほどの部屋の窓から見送りながら伯爵夫人はつぶやいた。その声には少しばかり非難めいた雰囲気が含まれている。
「なに、本当に王子の花嫁の座を射止めに行くのが目的じゃない、あの子は姉の傍に少しでもいることが目的なんだ。カリキュラムについてゆけなくても構わないだろう。
カリキュラムがすべて終わるまで王妃の命がある可能性は少ない。
そもそも、あの姉妹を引き離してしまった原因の一端はわれわれにもある。違うか?
できることがあるのなら少し位手を貸してやってもよかろう」
同じく遠くなってゆく馬車見ながら伯爵は言う。
「あなたという方は…… 」
婦人が呆れ顔をしながら、庭から夫の顔へと視線を移し小さく息を吐く。
「それにだ! 」
伯爵は急に声のトーンを明るくさせた。
「もしあの娘が、王妃の座を射止めれば、後ろ盾である我が伯爵家も安泰!
姉妹揃って王妃となれば、伯爵から侯爵へと大出世だ!
こっちにとってもメリットがあるというわけだ。
と、言うわけで。お前、明日からしばらくあの子の教育を頼まれてはくれないか。あの子は姉とちがって野育ち過ぎる。言葉遣い立ち居振る舞い、最低限のマナーだけ、叩き込んでくれ」
「……仕方ありませんわね」
伯爵の「家の為」との言葉には逆らうことができず、婦人はため息混じりに頷いた。
「それと…… 」
伯爵は窓から視線を室内へと移しすっかり闇に沈み込んでいる物陰に声をかける。
「お前にもひと肌脱いでもらわねばならん」
「わかっていますよ、父上。
ま、あの並の容姿では間違ってもそんなことにはならないと思いますけれどね」
くっ……
影の中から現れた若い男は鼻で笑った。
わたくしたちも何とかしてあげたいのだけれど、こればっかりは…… 」
古い家具の置かれた伯爵家の広い応接間は、差し込む西日をさえぎるために引かれたカーテンのせいですでに薄暗くなってきていた。
対面したソファに座る少女を前に伯爵夫人は瞳を伏せた。
「そんな…… 」
少女は手にしていた封筒を握り締める。
大きな新緑色の瞳から涙が零れ落ちた。
「どうしても、お姉ちゃんに会うことはできないの? 」
搾り出すような少女の問いにその場にいた誰もが答えてやることができず、部屋の中と同じような薄暗い空気がお互いの間を流れる。
「お姉ちゃん、かなり悪いんですよね。『最後かも知れない』ってこの手紙にあるのに」
再び少女が問う。
「身内なのに…… どうして、駄目なの」
「確かに、王妃様はお前の姉だ。早くに亡くなった母親の代わりにお前を育ててくれた。ゆえにお前にとって誰よりも大切な人だということは私たちも充分わかっているよ」
「だったら、お願いします! 」
アネットは伯爵夫妻に頭を下げる。これで今日何度目だろう。
「しかし、事実とは別に戸籍上、王妃様はお前の家とはなんら縁がないことになっていることはわかっているね」
「アネット、宮廷とは厳しい決まりごとの沢山ある難しい場所なのよ。
さっきも言ったように伯爵以上の身分でなければ国王夫妻にお目通りどころか、出入りすることもできないわ。
ましてやあなたのお家は男爵家、それもデビュタントもまだのご令嬢では爵位以前のおはなしなのよ」
言い含めるように婦人が声のトーンを落とす。
「それは充分、わかっています。
だから、ここへお願いに来たんです。
お願いします! 」
アネットは声を荒げた。
もっと簡単な方法があれば、ごく薄い血縁があるだけでほとんどお付き合いもしていない明らかに格上の伯爵家になど、頭を下げることなど考えもしなかっただろう。
再び部屋の中に沈黙が広がる。
先ほどまで暑いほどに部屋に射していた西日はかなり落ち、薄暗さとともにわずかに気温が落ち冷たい空気がアネットの肌を包む。
「そうだ! あれがあった」
その沈黙を破り、不意に何かを思い出したように伯爵が声を張り上げた。
「そうそう、その手があった。
我が家には娘がいないからすっかり忘れていたよ。
アネットは、15くらいか。
ちと、幼いが、まぁ、末の王子の相手にくらい…… 」
「あなた? 」
ぶつぶつと何かをつぶやく伯爵の顔を広げた扇の影から覗き込んで、伯爵夫人が首をかしげた。
「実は、来月から『公妃選定会』が行われることになった。
それに参加すればデビュタント前でも王宮へ入れるんだが。
アネット、お前15歳だったな」
「いえ、もうすぐ18になります」
自分がそんなに若く見られていたことに少しだけ気を悪くしてアネットは言い返した。
「いや、それにしては少々幼……
……まあ、なんだ、なら、丁度いい。末の王子の相手くらいには、強引に考えればどの王子とでも年齢が合うってことだ」
少女の答えに伯爵は一瞬意外そうな顔をしたが、すぐに気を取り直したようにつぶやく。
「あなた? それはまだ二・三年先の話ではありませんか? 確か末の王子様がもう少し成長なさってからと聞いておりますわ」
伯爵夫人が首をかしげる。
「いや、今回王妃の病の重篤さに伴って王宮では王妃の立場を代行する人間を用意する必要が出てきた。国王もさすがに三度目の妃を迎える気はないようだ。そこで急遽予定を早めて来月初頭から例の時期国王のお后選びのプロジェクトが始まる。場所は王宮の別館だ。
アネット、お前がそれを受ければプロジェクトが終わるまでは大きな顔で王宮に滞在できる。
どうだ? 」
「『公妃選定会』ってあれですよね。
年頃の家柄のよい女の子を集めて、その中から王子様方のお妃様を選ぶっていう」
王子の妃などアネットにとっては全く無縁の地位の者でさえもそれくらいは知っている、この国のシステム。
王家の婚姻とは家同士のものだ。
無駄な戦争を避けるために家と家をつなぎ合わせる為の政略婚。結婚させられる当人同士の相性や気持ちは後回しにされる。そのため子を成せない国王夫妻がたまにでる。ここステファンヴァッハの王家では王位継承権は国王と正妃の間の子にしか認められない慣習があった為、何度となく嫡男不在という国の存続危機に見舞われた。そこで編み出されたのがこのシステムだ。年頃になった王子の周囲に後の王妃となるにふさわしい血統のいい女子を集め侍らせ恋仲にさせてしまおうというものだ。いわば一対複数の妙な形の集団見合い。
「ああ、そうだ」
伯爵は事もなしに答える。
「でも、伯爵様。わたし、そんな身分じゃ…… 」
爵位が低いから王宮には上がれないとたった今言われたばかりだ。
「今回集められる娘の条件は、『王族の血を引いた少女』だ。
お前の祖母はこの伯爵家の出で、お前の曾祖母は王室公爵家からこの伯爵家に嫁いできた人間だ。お前にも少なくはあるがその資格はある。
爵位は姉上と同じく私の養女になれば問題ない。こういう事情なら簡単に養子縁組の許可が降りるだろう。
まぁ、デビュタント前の令嬢にはどんな爵位の出であっても王宮には通常出入りできないのだが、今回ばかりは特例だ」
名案を思いついたとばかりに、伯爵は一気にまくし立てた。
「それに…… まぁ、こっちの確率のほうが高いんだが」
妙に渋りながら、伯爵はアネットの顔を改めてにように見る。
「お后に選ばれなかったとしても、歴代このカリキュラムを終了した娘は身分以上のところへ嫁ぐことができる。
花嫁修業もできてちょうどいい。悪い話じゃないとは思うがね」
「あなた、本当にいいんですか? 男爵は変わり者で有名でしたのよ。あの家はほとんど庶民と同じ生活をしていると聞いていますわ。そこで育った娘をいきなり宮廷に放り込むなど、わたくしは反対ですわ。とてもあの子に勤まるとは思えませんもの。却って可哀想なことになりませんかしら」
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「なに、本当に王子の花嫁の座を射止めに行くのが目的じゃない、あの子は姉の傍に少しでもいることが目的なんだ。カリキュラムについてゆけなくても構わないだろう。
カリキュラムがすべて終わるまで王妃の命がある可能性は少ない。
そもそも、あの姉妹を引き離してしまった原因の一端はわれわれにもある。違うか?
できることがあるのなら少し位手を貸してやってもよかろう」
同じく遠くなってゆく馬車見ながら伯爵は言う。
「あなたという方は…… 」
婦人が呆れ顔をしながら、庭から夫の顔へと視線を移し小さく息を吐く。
「それにだ! 」
伯爵は急に声のトーンを明るくさせた。
「もしあの娘が、王妃の座を射止めれば、後ろ盾である我が伯爵家も安泰!
姉妹揃って王妃となれば、伯爵から侯爵へと大出世だ!
こっちにとってもメリットがあるというわけだ。
と、言うわけで。お前、明日からしばらくあの子の教育を頼まれてはくれないか。あの子は姉とちがって野育ち過ぎる。言葉遣い立ち居振る舞い、最低限のマナーだけ、叩き込んでくれ」
「……仕方ありませんわね」
伯爵の「家の為」との言葉には逆らうことができず、婦人はため息混じりに頷いた。
「それと…… 」
伯爵は窓から視線を室内へと移しすっかり闇に沈み込んでいる物陰に声をかける。
「お前にもひと肌脱いでもらわねばならん」
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