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【第69話】カリディア
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クルミは、目が覚めたジークのもとに向かった。
途中、カーグシンから富士の国の状況を交信で聞いたのだった。
ドレドラスと桃介が亡くなったのか。それに与一族にも死者が大量に出て、鈴多の両親も犠牲になったとの報告を受けた。皆に伝えており、ジークも話を聞いているはずだった。
「コンコン、ジーク入るよ。」
返事はなかったが、構わず部屋に入った。
「クルミさん・・・・」
落ち込んでいるようだった。
「大丈夫?」
クルミは、このような経験を数多くしており悲しいが感情を制御することができた。
「私の所為で多くの兵を死なせてしまいました。」
「そうだね。どうする?」
クルミはジークに問いかけた。
「私が王になるなど無理です。」
「好きにしたらいいよ。」
「好きに出来ない性格なんです。」
「それでも、あなたを信じて富士の国からさらに避難をしてくる人達がいるのよ。」
「はい・・・聞いています。」
「国を背負うというのは、様々な人々の想いを背負って、先の世に向けて歩かなくてはいけないと私は思うよ。あなたの想いを、願いを力に変えてね。」
クルミの言葉に考え込むジーク。
「クルミさんあなたはいったい何者なのですか?」
クルミはジークを優しく抱きしめた。
「もう少し待ってね。あなたが王になったら話すよ。」
「はい。」
「それとたとえ神でも天使でも悪魔が敵になってもあなたと共に生きるわ。」
「ありがとうございます。」
しばらくして、気恥ずかしくなったクルミはジークから離れた。
「避難してくる人はあなたを頼りにしているからね、頼れるところを見せてあげて!」
「はい!!」
もともと苦労している、ジークは立ち直りも早かった。
それから、避難民達への対応について協議が行われた。竜神王国からは宰相ミンが参加した。今回は老人の姿だった。そして私の代理でフリードが参加した。
今回はフリード、ローマンは与一将軍と一緒におとりとなったが役には立てなかったと嘆いていた。
フリードにしては珍しいミスかと思ったが与一将軍やライゲン将軍が助かったのは親衛隊の隊員を指揮したフリードのおかげだった事が後から分かった。その後クルミの事が気になり先に昼夜構わず飛ばして帰ってきたのだった。
クルミは、また祈りの儀式をしながら魔力、精霊力を溜めていた。魔力気も大幅に練ることができたのだった。
そして草薙も戻って来ていた。そして炎の力を取り戻していたのだった。
長いこと使っているが、【神剣草薙】
よくわからない剣だった。ある日突然表れてクルミが使っていた。まぁ考えてもわからないことは考えない。そういったところはクルミは大雑把だったのだ。
そして翌日は、富士の国からの避難民、与一族や行き場を無くした人達が街に押し寄せて来たのだった。皆を集めてジークが語りだす。
「この戦いで私も多くの部下を亡くしました。皆さんの気持ちは良くわかります。しかし生きなければならないとある方から教わりました。
私にできることは皆さんが安心して暮らせる国を用意することだけです!」
クルミはジークが元気になったのは嬉しかったが何か引っかかる物を感じていた。国を用意? ミン宰相がクルミを見てニヤニヤするのも気になるし、ローマンが嬉しそうにしているのも気になる。
「まだ、この街には名前がありません。この街にいる大半の人達は富士の国から避難してきた人達です。」
嫌な予感がするクルミ。
「私は、ラルセット公国の王子としてこの街に新しい国、カリディア国として建国を支持します!!」
驚くクルミ。
「そして、この国は聖女クルミが、統治します!!」
固まってしまったのだった。
オーー!先に街にいる人達、親衛隊から喝采があがる。
そこにミン宰相が前に出てきて更に宣言した。
「私は竜神王国の宰相ミン。偉大なる竜王様もこのカリディア国の建国、支援を約束することを誓います!!」
興奮は最高潮だった。ただクルミを除いては、頭をかかえるクルミだった。
途中、カーグシンから富士の国の状況を交信で聞いたのだった。
ドレドラスと桃介が亡くなったのか。それに与一族にも死者が大量に出て、鈴多の両親も犠牲になったとの報告を受けた。皆に伝えており、ジークも話を聞いているはずだった。
「コンコン、ジーク入るよ。」
返事はなかったが、構わず部屋に入った。
「クルミさん・・・・」
落ち込んでいるようだった。
「大丈夫?」
クルミは、このような経験を数多くしており悲しいが感情を制御することができた。
「私の所為で多くの兵を死なせてしまいました。」
「そうだね。どうする?」
クルミはジークに問いかけた。
「私が王になるなど無理です。」
「好きにしたらいいよ。」
「好きに出来ない性格なんです。」
「それでも、あなたを信じて富士の国からさらに避難をしてくる人達がいるのよ。」
「はい・・・聞いています。」
「国を背負うというのは、様々な人々の想いを背負って、先の世に向けて歩かなくてはいけないと私は思うよ。あなたの想いを、願いを力に変えてね。」
クルミの言葉に考え込むジーク。
「クルミさんあなたはいったい何者なのですか?」
クルミはジークを優しく抱きしめた。
「もう少し待ってね。あなたが王になったら話すよ。」
「はい。」
「それとたとえ神でも天使でも悪魔が敵になってもあなたと共に生きるわ。」
「ありがとうございます。」
しばらくして、気恥ずかしくなったクルミはジークから離れた。
「避難してくる人はあなたを頼りにしているからね、頼れるところを見せてあげて!」
「はい!!」
もともと苦労している、ジークは立ち直りも早かった。
それから、避難民達への対応について協議が行われた。竜神王国からは宰相ミンが参加した。今回は老人の姿だった。そして私の代理でフリードが参加した。
今回はフリード、ローマンは与一将軍と一緒におとりとなったが役には立てなかったと嘆いていた。
フリードにしては珍しいミスかと思ったが与一将軍やライゲン将軍が助かったのは親衛隊の隊員を指揮したフリードのおかげだった事が後から分かった。その後クルミの事が気になり先に昼夜構わず飛ばして帰ってきたのだった。
クルミは、また祈りの儀式をしながら魔力、精霊力を溜めていた。魔力気も大幅に練ることができたのだった。
そして草薙も戻って来ていた。そして炎の力を取り戻していたのだった。
長いこと使っているが、【神剣草薙】
よくわからない剣だった。ある日突然表れてクルミが使っていた。まぁ考えてもわからないことは考えない。そういったところはクルミは大雑把だったのだ。
そして翌日は、富士の国からの避難民、与一族や行き場を無くした人達が街に押し寄せて来たのだった。皆を集めてジークが語りだす。
「この戦いで私も多くの部下を亡くしました。皆さんの気持ちは良くわかります。しかし生きなければならないとある方から教わりました。
私にできることは皆さんが安心して暮らせる国を用意することだけです!」
クルミはジークが元気になったのは嬉しかったが何か引っかかる物を感じていた。国を用意? ミン宰相がクルミを見てニヤニヤするのも気になるし、ローマンが嬉しそうにしているのも気になる。
「まだ、この街には名前がありません。この街にいる大半の人達は富士の国から避難してきた人達です。」
嫌な予感がするクルミ。
「私は、ラルセット公国の王子としてこの街に新しい国、カリディア国として建国を支持します!!」
驚くクルミ。
「そして、この国は聖女クルミが、統治します!!」
固まってしまったのだった。
オーー!先に街にいる人達、親衛隊から喝采があがる。
そこにミン宰相が前に出てきて更に宣言した。
「私は竜神王国の宰相ミン。偉大なる竜王様もこのカリディア国の建国、支援を約束することを誓います!!」
興奮は最高潮だった。ただクルミを除いては、頭をかかえるクルミだった。
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