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帰宅部だって時代に乗りたい
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「えっ! おまえマジで言ってんのそれ!?」
「いやー、俺自身もビビったっていうかとりあえず発狂したよね。」
「だってこれMeTuberが3万課金しても当たらなかったんだぜ?」
「やばいわー、俺運使い切ったわー。」
お互いのスマホの画面を見ながらワイワイ語り合う曾魔と犬岡。牛崎はこの光景をはや1時間ほど見ている。
「……なあ、おまえらなんの話してんの? ずっと俺を置いてきぼりにして盛り上がってさ。」
「あ? そんなもんスマクエの話に決まってんだろうが。」
「スマクエ??」
頭上にクエスチョンマークが浮かぶ牛崎に犬岡が説明をする。
「おまえ、知らねえの? 絶滅危惧種だわ。」
「スマートフォンクエスト 通称スマクエは総ダウンロード数5000万を誇る大人気アプリだ。勇者である自分と家来モンスター2匹を連れてクエストに臨むアクションゲームで、俺らは装備ガチャの話してたんだよ。」
「へー、そんな人気なのかそのゲーム。」
「それに人気MeTuberたちがプレイ動画とかガチャ動画とかやっててな? 中でも俺がよく見るのがテリヤキチキンマサオさんの動画だな。」
「なにそのハンバーガーみたいな名前。」
「おま、テリチキさんバカにすんじゃねえよ、めちゃめちゃ面白えんだぞ?」
「その略し方してしまったらもろハンバーガーじゃねえか。」
「まあしのごの言わずおまえも入れてみろって。」
2人があまりにもゴリゴリ勧めてくるので、「ま、まあ。入れるだけな?」と牛崎もスマクエを始めた。
『テテンテテ♪テテンテテン♪スマートフォンクエスト~♪♪』
「いや、スタート画面開いていきなりマリオでお馴染みのゲームオーバーの時の音楽なんだけど。」
とツッコミを入れつつ、スタートをタップする。
『さあ、終焉の始まりだ。』
「セリフが厨二だけど音楽の伏線回収してる!」
『ーーーッ。貴様……姫を離せ!!』
『フハハハハ!! 我は魔王よ、世界に存在すべし全てが絶対的な我が力の前にひれ伏し、恐れおののく。故に世界そのものは我が手中にあり。この女とて例外にない。』
『ふざけるな……姫は、物じゃない!! おまえなんかにこの世界を渡してたまるか!!』
ーーー勇者は己の身に宿りし全ての力と勇気を振り絞って魔王に立ち向かった。だがしかし、この世は時にあまりにも残酷な現実を突きつける。
『貧弱なり。生を奪う価値もなし。』
ーーー勇者の剣は1度たりとも魔王には届かず、軽々と繰り出した蹴り1発に意識すらも刈り取られる。
『もし次に顔を見せてみろ、その時が貴様の最期となる。』
『ーーーひ……め…………。』
ーーー朦朧とする景色の中で勇者は姫の涙を見た。
「へえ、普通に面白そうじゃん。」
プロローグを見終えた牛崎は素直な感想を述べた。
「だろ? で、そっから初ガチャだ。」
「ここでレア物引けばもう勝ち組も同然だぜ?」
2人の説明に「なるほど。」とうなづきながらチュートリアルを進行させていき、ガチャ画面に突入する。
「えーっと、ここをスライドすればいいのか。せーのっ!」
スライドをするとガチャ画面が愉快な音楽とともに進行していき、武器が姿を現わす。昔着てた服を縫って作った雑巾という武器名、その上にはキラキラした文字で「レア!」と大きく表示される。
「うお! レアじゃん! これでもう勝ち組なんだよな?」
そう言って牛崎は2人の方を振り返ると、2人はまたもお互いのスマホを見せ合いながら語り合っていた。
「おい! 俺がせっかくレア引いたんだから見とけよ!!」
「ん? ああおめでと。それレアって書いてハズレって読むから。」
「おまえもう魔王城のトイレ清掃員にジョブ決定したから。」
と2人は冷たくあしらった。
「はあ? おまえらレアが出たらいいつったじゃねえか!」
「ったくこの素人が。俺らの言うレアってのは超スーパーゲロレアのことだっての。」
「表現汚ねえな。で、それってどんなのがあるんだ?」
「フフフ……よくぞ聞いたミルクよ。刮目せよ! これが現在最強の武器だ!!」
犬岡は自慢気にケータイ画面を牛崎に見せつける。
『超スーパーゲロレア!! 七色の雑巾』
「おまえも雑巾じゃねえか!!!」
「いや、すまん。おまえの自家製のやつとは格が違う。」
「雑巾に格もクソもねえよ。てか雑巾でどう戦うんだよ。」
「そりゃおまえ、切ったり投げたり拭いたりだよ。」
「拭いたり!?」
ここまできてスタート前よりもスマクエのことがわからなくなっていく牛崎。
「まあハズレだけど初期装備のはがねの剣に比べりゃ何倍も強いはずだから早く装備変更してクエスト行ってみろや。」
「はがねの剣のがどう考えても強くない!?」
理解はできないものの言われるがままに装備変更をして牛崎は初のクエストに向かう。
ーーーギャルスライムが現れた。
『勇者とかマジウケるんだけど。』
「いやギャルに雑巾投げつけるのまあまあ抵抗あるなあ。」
ーーーギャルスライムの先制攻撃。ギャルスライムはスマホを取り出してこちらの写真を撮っている。
『裸に雑巾片手の変態勇者参上なう』
ーーーギャルスライムは写真を添えてツイートする。ツイートはどんどんバズっていく。勇者に12.5万リツイートのダメージ。
ーーー勇者は社会的に死んだ。
~~~~GAME OVER~~~~
「はあ!?!?」
牛崎は驚きのあまりに大きな声を出す。
「いや俺なんもできなかったんだけど。12.5万リツイートのダメージって何!? てかそもそもなんで俺裸なの?」
「いやそりゃおまえが装備変更のときに武器しか選択しなかったからだよ。」
「それ先に言ってくれない!? つーか装備変更毎回全身コーデしなきゃならないってクソゲ過ぎだろ。」
牛崎は文句をタラタラと垂れながらも装備変更し直してクエストにリベンジする。
それからも何度も理不尽に負けてイライラすることがあったがリベンジしてクリアしていく。
気づけば牛崎はスマクエのドツボにハマってしまっていた。
ーーーそして時は流れて3日後。
「ぐぉぉぉぉおおお~~。」
「……ミルクそれトトロの真似か? 似てないぞ。」
「いや違うわ、あくびだわ。てか聞いてくれよゾーマ! ドックも! 俺昨日と一昨日徹夜でスマクエやっててさ、もうクリアしちまったんだぜ!? 装備もあと2つでコンプリートなんだ。あっ、ここだけの話ちょっとだけ課金しちゃったんだ。」
「「スマクエ??」」
牛崎の自慢話に2人は首をかしげる。
「そうだよ。スマクエ、スマートフォンクエスト!」
「あ、あーあったなそんなゲーム。」
「へ?」
犬岡の反応に今度は牛崎が首をかしげる。
「あんなクソゲもう完全にオワコンだろ。まだやってるやつまだいたんだ、絶滅危惧種だわ。」
「…………。」
その瞬間、牛崎はスマホのロックを解除してスマクエを削除したのだった。
「いやー、俺自身もビビったっていうかとりあえず発狂したよね。」
「だってこれMeTuberが3万課金しても当たらなかったんだぜ?」
「やばいわー、俺運使い切ったわー。」
お互いのスマホの画面を見ながらワイワイ語り合う曾魔と犬岡。牛崎はこの光景をはや1時間ほど見ている。
「……なあ、おまえらなんの話してんの? ずっと俺を置いてきぼりにして盛り上がってさ。」
「あ? そんなもんスマクエの話に決まってんだろうが。」
「スマクエ??」
頭上にクエスチョンマークが浮かぶ牛崎に犬岡が説明をする。
「おまえ、知らねえの? 絶滅危惧種だわ。」
「スマートフォンクエスト 通称スマクエは総ダウンロード数5000万を誇る大人気アプリだ。勇者である自分と家来モンスター2匹を連れてクエストに臨むアクションゲームで、俺らは装備ガチャの話してたんだよ。」
「へー、そんな人気なのかそのゲーム。」
「それに人気MeTuberたちがプレイ動画とかガチャ動画とかやっててな? 中でも俺がよく見るのがテリヤキチキンマサオさんの動画だな。」
「なにそのハンバーガーみたいな名前。」
「おま、テリチキさんバカにすんじゃねえよ、めちゃめちゃ面白えんだぞ?」
「その略し方してしまったらもろハンバーガーじゃねえか。」
「まあしのごの言わずおまえも入れてみろって。」
2人があまりにもゴリゴリ勧めてくるので、「ま、まあ。入れるだけな?」と牛崎もスマクエを始めた。
『テテンテテ♪テテンテテン♪スマートフォンクエスト~♪♪』
「いや、スタート画面開いていきなりマリオでお馴染みのゲームオーバーの時の音楽なんだけど。」
とツッコミを入れつつ、スタートをタップする。
『さあ、終焉の始まりだ。』
「セリフが厨二だけど音楽の伏線回収してる!」
『ーーーッ。貴様……姫を離せ!!』
『フハハハハ!! 我は魔王よ、世界に存在すべし全てが絶対的な我が力の前にひれ伏し、恐れおののく。故に世界そのものは我が手中にあり。この女とて例外にない。』
『ふざけるな……姫は、物じゃない!! おまえなんかにこの世界を渡してたまるか!!』
ーーー勇者は己の身に宿りし全ての力と勇気を振り絞って魔王に立ち向かった。だがしかし、この世は時にあまりにも残酷な現実を突きつける。
『貧弱なり。生を奪う価値もなし。』
ーーー勇者の剣は1度たりとも魔王には届かず、軽々と繰り出した蹴り1発に意識すらも刈り取られる。
『もし次に顔を見せてみろ、その時が貴様の最期となる。』
『ーーーひ……め…………。』
ーーー朦朧とする景色の中で勇者は姫の涙を見た。
「へえ、普通に面白そうじゃん。」
プロローグを見終えた牛崎は素直な感想を述べた。
「だろ? で、そっから初ガチャだ。」
「ここでレア物引けばもう勝ち組も同然だぜ?」
2人の説明に「なるほど。」とうなづきながらチュートリアルを進行させていき、ガチャ画面に突入する。
「えーっと、ここをスライドすればいいのか。せーのっ!」
スライドをするとガチャ画面が愉快な音楽とともに進行していき、武器が姿を現わす。昔着てた服を縫って作った雑巾という武器名、その上にはキラキラした文字で「レア!」と大きく表示される。
「うお! レアじゃん! これでもう勝ち組なんだよな?」
そう言って牛崎は2人の方を振り返ると、2人はまたもお互いのスマホを見せ合いながら語り合っていた。
「おい! 俺がせっかくレア引いたんだから見とけよ!!」
「ん? ああおめでと。それレアって書いてハズレって読むから。」
「おまえもう魔王城のトイレ清掃員にジョブ決定したから。」
と2人は冷たくあしらった。
「はあ? おまえらレアが出たらいいつったじゃねえか!」
「ったくこの素人が。俺らの言うレアってのは超スーパーゲロレアのことだっての。」
「表現汚ねえな。で、それってどんなのがあるんだ?」
「フフフ……よくぞ聞いたミルクよ。刮目せよ! これが現在最強の武器だ!!」
犬岡は自慢気にケータイ画面を牛崎に見せつける。
『超スーパーゲロレア!! 七色の雑巾』
「おまえも雑巾じゃねえか!!!」
「いや、すまん。おまえの自家製のやつとは格が違う。」
「雑巾に格もクソもねえよ。てか雑巾でどう戦うんだよ。」
「そりゃおまえ、切ったり投げたり拭いたりだよ。」
「拭いたり!?」
ここまできてスタート前よりもスマクエのことがわからなくなっていく牛崎。
「まあハズレだけど初期装備のはがねの剣に比べりゃ何倍も強いはずだから早く装備変更してクエスト行ってみろや。」
「はがねの剣のがどう考えても強くない!?」
理解はできないものの言われるがままに装備変更をして牛崎は初のクエストに向かう。
ーーーギャルスライムが現れた。
『勇者とかマジウケるんだけど。』
「いやギャルに雑巾投げつけるのまあまあ抵抗あるなあ。」
ーーーギャルスライムの先制攻撃。ギャルスライムはスマホを取り出してこちらの写真を撮っている。
『裸に雑巾片手の変態勇者参上なう』
ーーーギャルスライムは写真を添えてツイートする。ツイートはどんどんバズっていく。勇者に12.5万リツイートのダメージ。
ーーー勇者は社会的に死んだ。
~~~~GAME OVER~~~~
「はあ!?!?」
牛崎は驚きのあまりに大きな声を出す。
「いや俺なんもできなかったんだけど。12.5万リツイートのダメージって何!? てかそもそもなんで俺裸なの?」
「いやそりゃおまえが装備変更のときに武器しか選択しなかったからだよ。」
「それ先に言ってくれない!? つーか装備変更毎回全身コーデしなきゃならないってクソゲ過ぎだろ。」
牛崎は文句をタラタラと垂れながらも装備変更し直してクエストにリベンジする。
それからも何度も理不尽に負けてイライラすることがあったがリベンジしてクリアしていく。
気づけば牛崎はスマクエのドツボにハマってしまっていた。
ーーーそして時は流れて3日後。
「ぐぉぉぉぉおおお~~。」
「……ミルクそれトトロの真似か? 似てないぞ。」
「いや違うわ、あくびだわ。てか聞いてくれよゾーマ! ドックも! 俺昨日と一昨日徹夜でスマクエやっててさ、もうクリアしちまったんだぜ!? 装備もあと2つでコンプリートなんだ。あっ、ここだけの話ちょっとだけ課金しちゃったんだ。」
「「スマクエ??」」
牛崎の自慢話に2人は首をかしげる。
「そうだよ。スマクエ、スマートフォンクエスト!」
「あ、あーあったなそんなゲーム。」
「へ?」
犬岡の反応に今度は牛崎が首をかしげる。
「あんなクソゲもう完全にオワコンだろ。まだやってるやつまだいたんだ、絶滅危惧種だわ。」
「…………。」
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