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♪イキイキとなぐさめる  3ー3ー1

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「そうか、そうか~~~~~~!監査員かんさいんさんは、‘運動音痴うんどうおんち’で、‘方向音痴ほうこうおんち’か~~~~~~」
にくめない表情ひょうじょうで、うれしそうに、余韻よいんひたりながら、そら見上みあげている。

“そう・・・、そうなの・・・・・・。‘運動音痴うんどうおんち’で、‘方向音痴ほうこうおんち’なんだよね・・・・・・”
いままで、あんまり、人前ひとまえではいたくないことも、相手あいてがモッチだと、不思議ふしぎに、なんでもはなせてしまう。
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