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♪イキイキと初仕事  1ー1ー6

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“え~~~~~~っと・・・・・・・・・、あれ・・・・・・・・・?あれ・・・・・・・・・?”
しばらく、あるいていると、道順みちじゅんからなくなっていること気付きづく。

“ちょっと・・・・・・・・・、ってよ・・・・・・・・・”
もう一度いちど目的地もくてきちまでの順路じゅんろをよく確認かくにんするためいそいで、かばんからタブレットをす。

“うん・・・・・・・・・?うん・・・・・・・・・?うううううん・・・・・・・・・?”
タブレットと‘にらめっこ’をするかのように、画面がめん凝視ぎょうしする。

“・・・・・・・・・・・・。これは・・・・・・、こまった!”
両目りょうめくちおおきく見開みひらいて、そらあおながら、こころなかさけぶ。

“そうだ!しまった~~~~~~。いまいままで、すっかり、わすれてた!”
両手りょうてあたまかかえて、あることをおもす。

自分じぶんが、かなりの方向音痴ほうこうおんちだってことに!”
放心ほうしんして、そのくしてしまう。

“あ~~~あ・・・・・・・・・。いさたのはいいけど、お目当めあての場所ばしょかなければ、なにはじまらないよ~~~~~~~~~”
途方とほうれたまま、呆然ぼうぜんくす。

“う~~~ん・・・・・・・・・、どうしようかな~~~~~~~~~?”
そのに、うでみながら、かんがむ。

“うううん!それでも、大丈夫だいじょうぶ大丈夫だいじょうぶ自分じぶんとの約束やくそく大事だいじまもっていれば、段取だんどりのすす方次第かたしだいで、きっとなんとかなる!”
もう一度いちどくび左右さゆうおおきくりながら、自分じぶん一番大切いちばんたいせつにしていたことおもす。

“あっ!そうだ~~~~~~!だったら、こういう場合ばあい、その土地とちくわしいひといちゃえばいいんだ!”
ふたたび、いアイデアがおもいついたので、ひだりひらに、みぎにぎこぶしを‘ポンッ’とかるたたく。

“それでは早速さっそくだれかいないかな~~~~~~?だれか・・・・・・・・?”
くび左右さゆうりながら、ここの土地とちくわしそうなひとさがす。

“いたいたいた!あのひと!うん!あのひといてみよう!”
和服姿わふくすがた男性だんせいが、たけぼうきでいているのがえたので、たずねてみることにする。

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