♪イキイキさん ～インフィニットコメディー！ ミラクルワールド！～ 〈初日 卯みっつの刻(６時３０分頃)〉

♪イキイキと初仕事 １ー１ー７

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「あ～～～～～～～～～。日ノ本公民館ひのもとこうみんかんね・・・・・・。ここだったら、この先さきの商店街しょうてんがいを抜ぬけて、まっすぐに行いってください・・・・・・。そのまま、しばらく行いくと、白しろい建物たてものが見みえてきますから、すぐ分わかりますよ・・・・・・」
穏おだやかな笑顔えがおで、優やさしそうに話はなすその男性だんせいは、この町まちに長年住ながねんすんでいるらしく、とても分わかりやすく丁寧ていねいに、道順みちじゅんを教おしえてくれる。

“良よかった！これで、目的地もくてきちに着つける！”
どんより曇くもっていた自分じぶんの気持きもちに、明あかるい日差ひざしが差さし込こんで、ぱっと明あかるくなっていくのが分わかる。

「気きをつけて、いってらっしゃい。頑張がんばっていれば、必かならず、いいことがありますよ・・・・・・」
教養きょうようがあり、とても博学はくがくそうなその男性だんせいは、まるで、大学教授だいがくきょうじゅが学生がくせいに助言じょげんをするように、そう話はなす。

“はい！ご忠告ちゅうこく、ありがとうございます！行いってきます！”
にこやかな笑顔えがおで送おくり出だしてくれた紳士しんしに、感謝かんしゃの気持きもちを伝つたえ、深々ふかぶかと頭あたまを下さげると、元気げんきよく、その場ばを後あとにする。

“♪あかるく～～～　♪たのしく～～～　♪げんきよく～～～～～～　♪りょうてを～～～　♪ふって～～～　♪あるこうよ～～～～～～　♪イッチッ～～～　♪ニィッ～～～　♪サンッ～～～　♪シッ～～～　♪ゴ～～～　♪ゴ～～～　♪ゴ～～～～～～　♪イッチッ～～～　♪ニィッ～～～　♪サンッ～～～　♪シッ～～～　♪ゴ～～～　♪ゴ～～～　♪ゴ～～～～～～”
‘あめふり’の替かえ歌うたを心こころの中なかで歌うたいながら、その歌詞かしのように、歩あるいていく。