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【3】小学生の作文で見つけた男女差
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この話題とは全く関係なく、本当にたまたま機会があって、妻の小学2年生時の作文集を読むことになりました。
八歳ってこんなにしっかり作文書けるんだなぁ……などと感心しながら、20編ほどの作文に目を通していきます。
小学二年生ならではの着眼点で書かれた名作もちらほらあり、これが読み物として普通に興味深い。
しかし、読んでるうちに気が付きました。
「男児と女児で書き方が全然違うな」と。
ここで、実際に文章例を見比べてみましょう。
※なお、原文を載せることは流石に憚られるので、概要と特徴だけ抜き出して書きます。
<男児の作文例>
①おとうさんは、○○で■■するしごとをしている。
②「おとうさんはかちょうになったよ。」「へー。」
あるひ、かえってきたおとうさんが、ぼくにいった。
かちょうは、すこしだけえらいらしい。
③かちょうになったおとうさんは、よなかにかえってくる。
④まいにちいそがしそうで、いつもたいへんだといっている。
⑤でも、やすみはいつもあそんでくれて、うれしい。
<女児の作文例>
①わたしには、いもうとと、おとうとがいて、いつもケンカをする。
②そしていつも、おかあさんにおこられている。
「こら!やめなさい!」
おとうとは、ちいさいから、いもうとがおこられます。
③おかあさんは、よくおこるけど、でもすごくやさしい。
④こどもが3にんもいるのは、すごくたいへんそうだ。
⑤でも、りょうりから「だいすき」がつたわってくるから
わたしも、おかあさんがだいすき!
どうでしょう? パッと見でも結構違うのが、分かりますでしょうか。
次に、それぞれの特徴を抜き出して書いてみましょう。
男児の文章
・状況や事実を、順番に列挙する。
・聞いた会話はただの「情報」。背景は考えない。
・会話や他人の行動に対するリアクションを書かない。
・相手の考えや心情は考察せず、実際に言われたことのみを書く。
・感情は受け手である自分目線で述べる。
女児の文章
・状況を観察して、関係性も含めて書く。
・会話の理由を自分なりに考えて加える。
・会話や行動へのリアクションを、その描写の次に書く。
・他人の行動の理由を推察し、感想を述べる。
・感情は双方の関連性も含めて書く。
こうしてみると男児の作文は箇条書きのようで、確かに「情報」については分かりやすいですが、お父さんの会話や行動の理由は書かれていません。
ある意味、ビジネス向けのような文章にも見えます。
一方で女児の作文では、家族同士の関係性や行動・会話の理由を描写していることが良く分かります。
他者の行動をよく観察し慮る、社会性を重視した内容ですね。
――小学二年生ですよ?
もうこの時点から、伝える上で大事にするポイントがこんなにも違うのです。
なお、男児が作文から省いた理由については、「描写の必要がないと判断した」なのか「元々考え至っていなかった」のどちらかはわかりません。
私個人としては、両方少しずつあるのではないかと考えています。
「三つ子の魂百まで」との諺ことわざがあるくらいですから、そりゃ作家が描写で大事にするポイントに性差がでるのも、当たり前のことなのかもしれません。
ちなみに、今回のトピックに関するツイートで
性差がでるのは、生物学的に正しい。
と言う方も、何人かいらっしゃいました。
私も一定いってい正しい論だと思っていますが、このように「生きた情報」として実感したは初めてです。
ですから私としては、ものすごい発見だと感じた出来事となりました。
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【4】さいごに へ続く。
八歳ってこんなにしっかり作文書けるんだなぁ……などと感心しながら、20編ほどの作文に目を通していきます。
小学二年生ならではの着眼点で書かれた名作もちらほらあり、これが読み物として普通に興味深い。
しかし、読んでるうちに気が付きました。
「男児と女児で書き方が全然違うな」と。
ここで、実際に文章例を見比べてみましょう。
※なお、原文を載せることは流石に憚られるので、概要と特徴だけ抜き出して書きます。
<男児の作文例>
①おとうさんは、○○で■■するしごとをしている。
②「おとうさんはかちょうになったよ。」「へー。」
あるひ、かえってきたおとうさんが、ぼくにいった。
かちょうは、すこしだけえらいらしい。
③かちょうになったおとうさんは、よなかにかえってくる。
④まいにちいそがしそうで、いつもたいへんだといっている。
⑤でも、やすみはいつもあそんでくれて、うれしい。
<女児の作文例>
①わたしには、いもうとと、おとうとがいて、いつもケンカをする。
②そしていつも、おかあさんにおこられている。
「こら!やめなさい!」
おとうとは、ちいさいから、いもうとがおこられます。
③おかあさんは、よくおこるけど、でもすごくやさしい。
④こどもが3にんもいるのは、すごくたいへんそうだ。
⑤でも、りょうりから「だいすき」がつたわってくるから
わたしも、おかあさんがだいすき!
どうでしょう? パッと見でも結構違うのが、分かりますでしょうか。
次に、それぞれの特徴を抜き出して書いてみましょう。
男児の文章
・状況や事実を、順番に列挙する。
・聞いた会話はただの「情報」。背景は考えない。
・会話や他人の行動に対するリアクションを書かない。
・相手の考えや心情は考察せず、実際に言われたことのみを書く。
・感情は受け手である自分目線で述べる。
女児の文章
・状況を観察して、関係性も含めて書く。
・会話の理由を自分なりに考えて加える。
・会話や行動へのリアクションを、その描写の次に書く。
・他人の行動の理由を推察し、感想を述べる。
・感情は双方の関連性も含めて書く。
こうしてみると男児の作文は箇条書きのようで、確かに「情報」については分かりやすいですが、お父さんの会話や行動の理由は書かれていません。
ある意味、ビジネス向けのような文章にも見えます。
一方で女児の作文では、家族同士の関係性や行動・会話の理由を描写していることが良く分かります。
他者の行動をよく観察し慮る、社会性を重視した内容ですね。
――小学二年生ですよ?
もうこの時点から、伝える上で大事にするポイントがこんなにも違うのです。
なお、男児が作文から省いた理由については、「描写の必要がないと判断した」なのか「元々考え至っていなかった」のどちらかはわかりません。
私個人としては、両方少しずつあるのではないかと考えています。
「三つ子の魂百まで」との諺ことわざがあるくらいですから、そりゃ作家が描写で大事にするポイントに性差がでるのも、当たり前のことなのかもしれません。
ちなみに、今回のトピックに関するツイートで
性差がでるのは、生物学的に正しい。
と言う方も、何人かいらっしゃいました。
私も一定いってい正しい論だと思っていますが、このように「生きた情報」として実感したは初めてです。
ですから私としては、ものすごい発見だと感じた出来事となりました。
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【4】さいごに へ続く。
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