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学園編
第五話~入学~
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あれから、私はミルルと一緒に修行をした。
「いよいよ明日から、ワールズ学園へ入学なされるのですね。」
タオルを差し出しながらミルルが言ってきた。
「そうね。明日は入学式ね。」
タオルで汗を拭きながら、私は言った。
「ミルル…今までありがとうね。ここまで、出来たのはあなたのお陰が大きいわ。」
私がそう言うと、ミルルは顔を伏せそんなことはありません。と、小さな声で言った。
私は、面白くて笑ってしまった。
「笑わないでください。お嬢様の頑張りによってここまでなられたのです。」
誇らしげに言われてしまい、どうすればよいのか分からなくなった私は、目を伏せ早歩きで部屋に向かった。
次の日となり、私は袖の広がっている白のワンピースに黒のマントを羽織りブーツという、ワールズ学園の制服に身を包んでいた。
「そろそろお時間です。参りましょう。」
ミルルが、そう言った。
私は、その言葉に返事をすると馬車に乗り込んだ。
馬車に揺られること早二時間。
馬車が止まり、ワールズ学園に着いたことが分かった。
馬車を降り、学園を見てみると同じ制服に身を包んだ人達が大勢いた。
ミルルに部屋に荷物を持っていってもらうように頼み、入学式会場の大聖堂と、言われる場所に向かった。
大聖堂は、シャンデリアや様々な装飾品があり豪華ながらも統一された雰囲気があった。
私は、貴族の中でも下級の位なので端の方の席に座り始まるのを待っていた。
入学式が始まった。
そして、主人公はとても目立った登場の仕方をする。
何故なら、入学式に遅れて途中で大聖堂の扉を開くからだ。
『続きまして、新入生代表挨拶 ルルファ・ファミリア様』
そう呼ばれて壇上に立ったルルファは、昔よりも美しくしかし、儚さが際立って見えた。
そして、彼女の頭には首席入学者しか被れない銀色に輝く王冠を被っていた。
「私は、この学園で皆さんと学び、絆を深め、素晴らしい学園生活」
彼女の美しい声が遮られた。
「す、すみませーーーん。」
大きな声がしたかと思うと、そこには金色の髪にワールズ学園の制服を着た主人公であり、ヒロインである愛くるしい見た目をした少女リカがいた。
大聖堂は静まり返っていたが、早くに立ち直したルルファが挨拶を終わらせ壇上を降りた。
その後、リカは何事もなかったかのように座っており入学式は終わった。
「アキルル。久しぶりね。」
そう言って駆け寄ってきてくれたのは、案の定ルルファで周りには大輪の花が咲き誇っていた。
「えぇ。久しぶりね…ルルファ。とってもとっても会えて嬉しいわ…でも、勝手に居なくなったことはどう説明するのかしらね。」
私が笑いながら言うと、ルルファは焦った顔となりオロオロとしていた。
「まぁ。いいわ、こうして会えたことがとても幸せよ。」
私はそう言うと、力強く抱きついた。
ルルファは、驚いたようだが笑いながら抱き返してくれた。
まだ、話したかったがそれぞれの寮が違うことから渋々別れ帰路についた。
部屋に着き、ミルルに今日あったことを話すと良かったですねと、微笑まれた。
明日から、学校生活が始まる。
気を引き閉めて頑張っていこうと思う。
(しかし、ルルファの新入生代表挨拶を邪魔したのは許さない。)
「いよいよ明日から、ワールズ学園へ入学なされるのですね。」
タオルを差し出しながらミルルが言ってきた。
「そうね。明日は入学式ね。」
タオルで汗を拭きながら、私は言った。
「ミルル…今までありがとうね。ここまで、出来たのはあなたのお陰が大きいわ。」
私がそう言うと、ミルルは顔を伏せそんなことはありません。と、小さな声で言った。
私は、面白くて笑ってしまった。
「笑わないでください。お嬢様の頑張りによってここまでなられたのです。」
誇らしげに言われてしまい、どうすればよいのか分からなくなった私は、目を伏せ早歩きで部屋に向かった。
次の日となり、私は袖の広がっている白のワンピースに黒のマントを羽織りブーツという、ワールズ学園の制服に身を包んでいた。
「そろそろお時間です。参りましょう。」
ミルルが、そう言った。
私は、その言葉に返事をすると馬車に乗り込んだ。
馬車に揺られること早二時間。
馬車が止まり、ワールズ学園に着いたことが分かった。
馬車を降り、学園を見てみると同じ制服に身を包んだ人達が大勢いた。
ミルルに部屋に荷物を持っていってもらうように頼み、入学式会場の大聖堂と、言われる場所に向かった。
大聖堂は、シャンデリアや様々な装飾品があり豪華ながらも統一された雰囲気があった。
私は、貴族の中でも下級の位なので端の方の席に座り始まるのを待っていた。
入学式が始まった。
そして、主人公はとても目立った登場の仕方をする。
何故なら、入学式に遅れて途中で大聖堂の扉を開くからだ。
『続きまして、新入生代表挨拶 ルルファ・ファミリア様』
そう呼ばれて壇上に立ったルルファは、昔よりも美しくしかし、儚さが際立って見えた。
そして、彼女の頭には首席入学者しか被れない銀色に輝く王冠を被っていた。
「私は、この学園で皆さんと学び、絆を深め、素晴らしい学園生活」
彼女の美しい声が遮られた。
「す、すみませーーーん。」
大きな声がしたかと思うと、そこには金色の髪にワールズ学園の制服を着た主人公であり、ヒロインである愛くるしい見た目をした少女リカがいた。
大聖堂は静まり返っていたが、早くに立ち直したルルファが挨拶を終わらせ壇上を降りた。
その後、リカは何事もなかったかのように座っており入学式は終わった。
「アキルル。久しぶりね。」
そう言って駆け寄ってきてくれたのは、案の定ルルファで周りには大輪の花が咲き誇っていた。
「えぇ。久しぶりね…ルルファ。とってもとっても会えて嬉しいわ…でも、勝手に居なくなったことはどう説明するのかしらね。」
私が笑いながら言うと、ルルファは焦った顔となりオロオロとしていた。
「まぁ。いいわ、こうして会えたことがとても幸せよ。」
私はそう言うと、力強く抱きついた。
ルルファは、驚いたようだが笑いながら抱き返してくれた。
まだ、話したかったがそれぞれの寮が違うことから渋々別れ帰路についた。
部屋に着き、ミルルに今日あったことを話すと良かったですねと、微笑まれた。
明日から、学校生活が始まる。
気を引き閉めて頑張っていこうと思う。
(しかし、ルルファの新入生代表挨拶を邪魔したのは許さない。)
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