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眼鏡のメイドさんってなんか萌えるよね
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誰かが叫ぶ声が聞こえた。
何もかもがスローモーションのように見える。気付いた時には鉄の塊が目の前まで迫ってきていた。目をつぶると強い衝撃が私を襲う。ああ、私、死ぬんだ・・・・。薄れ行く意識のなか私はそっと持っていた鞄を優しく撫でる。この薄い本達、一体誰が読むことになるのだろう。どうせ死ぬんだったらせめて読んでから死にたかったな・・・。
そこで私の意識はプツリと途切れた。
ゆっくり目を開けると、真っ白な天井が見えた。あれ?私、死んだはずじゃ・・・。一体、どういうことだろうか?ゆっくりと手を動かす。何も異常はないようだ。でも、あれほど強めに車に当たったのにまだ生きているのか。案外、私って図太かったんだな。でも、まぁ、いいや。これでやっとお目当てのものを読めるってわけだ。オタク界では知らない人はいないとされる神絵師、クロさんの最新刊がやっと買えたというのに、死ぬなんて冗談もいいとこだしね。本を手にしようと起き上がった私は異変を感じる。あれ?私の手ってこんなに小さかったっけ?不思議に思いつつも、寝ていたベッドを降りると、さらに私は驚愕した。め、目線が低い‼そんな、この高さってまるで子供っ・・・・。そう思った矢先、私は見てしまった。大きな姿鏡に映る少女の姿を。睨んでるように見えるつり上がった目。毛先が巻いてある黄金色の髪。淡い紫のフリフリしたドレス。どれを見ても、私に繋がらないことだらけだ。
・・・・・・ああ、やはり本はないのか。どうやら私の頭は思考放棄したらしい。
「お、お嬢様!いけません。まだ寝ていなければ。」
声のする方を向けばそこには眼鏡をかけた所謂メイド服をきた女の人がいた。誰?ていうかお嬢様って何?でも、まぁ、直で眼鏡っ子のメイド服が見れるなんてそうそうないしな。あ、もしかしてこれって私の願望が具現化したものだったりして・・・。そうだ、きっとそうだ。神様が死んだ私を可愛そうだと思ってこれを見せてくれているんだ。神様!あんたはなんていい奴なんだ。もう死んでも悔いはない。あ、いや、買った本は勿論読みたかったですよ。だってあれだけ待ったんだもん。でもさー、こんなラ○ベに出で来るような美人なメイドさんを見せられたらさー。もう、好きにしてってなるよ。
「お嬢様?どうなさいました?」
なんの反応も示さない私を不思議に思ってか、眼鏡メイドは私の顔を覗きこむ。ああ!そんなに顔を近くしたら!そんな焦りと共に何故かだんだん地面が近くなってきた。
「お嬢様!」
そんな声が遠くから聞こえたきがした。
ああ、メイドさん、可愛かったなぁ。
何もかもがスローモーションのように見える。気付いた時には鉄の塊が目の前まで迫ってきていた。目をつぶると強い衝撃が私を襲う。ああ、私、死ぬんだ・・・・。薄れ行く意識のなか私はそっと持っていた鞄を優しく撫でる。この薄い本達、一体誰が読むことになるのだろう。どうせ死ぬんだったらせめて読んでから死にたかったな・・・。
そこで私の意識はプツリと途切れた。
ゆっくり目を開けると、真っ白な天井が見えた。あれ?私、死んだはずじゃ・・・。一体、どういうことだろうか?ゆっくりと手を動かす。何も異常はないようだ。でも、あれほど強めに車に当たったのにまだ生きているのか。案外、私って図太かったんだな。でも、まぁ、いいや。これでやっとお目当てのものを読めるってわけだ。オタク界では知らない人はいないとされる神絵師、クロさんの最新刊がやっと買えたというのに、死ぬなんて冗談もいいとこだしね。本を手にしようと起き上がった私は異変を感じる。あれ?私の手ってこんなに小さかったっけ?不思議に思いつつも、寝ていたベッドを降りると、さらに私は驚愕した。め、目線が低い‼そんな、この高さってまるで子供っ・・・・。そう思った矢先、私は見てしまった。大きな姿鏡に映る少女の姿を。睨んでるように見えるつり上がった目。毛先が巻いてある黄金色の髪。淡い紫のフリフリしたドレス。どれを見ても、私に繋がらないことだらけだ。
・・・・・・ああ、やはり本はないのか。どうやら私の頭は思考放棄したらしい。
「お、お嬢様!いけません。まだ寝ていなければ。」
声のする方を向けばそこには眼鏡をかけた所謂メイド服をきた女の人がいた。誰?ていうかお嬢様って何?でも、まぁ、直で眼鏡っ子のメイド服が見れるなんてそうそうないしな。あ、もしかしてこれって私の願望が具現化したものだったりして・・・。そうだ、きっとそうだ。神様が死んだ私を可愛そうだと思ってこれを見せてくれているんだ。神様!あんたはなんていい奴なんだ。もう死んでも悔いはない。あ、いや、買った本は勿論読みたかったですよ。だってあれだけ待ったんだもん。でもさー、こんなラ○ベに出で来るような美人なメイドさんを見せられたらさー。もう、好きにしてってなるよ。
「お嬢様?どうなさいました?」
なんの反応も示さない私を不思議に思ってか、眼鏡メイドは私の顔を覗きこむ。ああ!そんなに顔を近くしたら!そんな焦りと共に何故かだんだん地面が近くなってきた。
「お嬢様!」
そんな声が遠くから聞こえたきがした。
ああ、メイドさん、可愛かったなぁ。
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