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第6章 沈没都市 グラナドザンラ
【216話】 サブルン大暴れ!!
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子供の頃から自分はいじめられていた、男なのに情けないのが気に食わないとかおどおどしてて気持ちが悪いだとかよく言われて殴られていたっけ……そんなふうになれるならなりたいよ……
でもある日を境に気がつくと人に暴力を振るっていた、自分の意思じゃない。
自分の中にはもう1人いて、そいつが暴れていたんだ。
魔力で作られたもう1人の自分、いつもいじめられていた僕が生み出した理想の自分。
これで僕の事をいじめていた人達もきっと俺を認めてくれるはずだと……でも違った俺はみんなから避けられ疎まれていた。
みんなから望まれたもう1人の僕はどうやらみんなには望まれてはいなかったらしい。
親からも好かれてはいなかったらしい。
そうして僕は孤独の中を生きていた……
あの人に会うまでは……
「お前強いな、俺の仲間にならないか?」
その人は僕に手を差し伸べてくれた、周りからの圧力にむしゃくしゃして暴れ終わったあの時に。
「……ぼ、僕にですか?」
こんな自分を望んでくれる人はいなかった……彼が初めてだったから。
こういう時、どうすればいいのかわからなかった。
素直に受け取ればいい?そうしていつの間にか見捨てられるかもしれない恐怖を抱えなきゃいけない?
「いやです……」
「ん?」
「怖いんです、怖がられるのが……そして誰からも嫌われて1人になるのが……」
震えながら僕は彼に言った、けれど彼は目を僕から逸らすことはなく真っ直ぐ見つめ。
「俺は1人にしない、とりあえず……俺を信じろ!!」
屈託のない笑顔でそう言われたら……少しだけ信じてみたくなるじゃないか……
そうして僕は彼と共に歩いた。
その歩みは僕の中ではかけがえのない動きだった。
だから僕は彼に報いたい、彼が信じてくれるならそれに応えたい!
今もっっ!!
「ぶっ殺してやるっっ!!」
これがさっきまでおどおどしていた気弱だと思われていた男サブルンは変化を遂げていた。
明らかに凶暴性を増しながらも鎧騎士に向かっていく彼をその場の人間は見ていることしかできなかった。
『優先すべき脅威を確認、排除する』
鎧騎士から声が聞こえ再び矢を放つ。
サブルンは突っ走りながら放たれた矢を再び足で上に蹴り上げ何事もなかったかのように鎧騎士の懐へと潜り込む。
「シャアッッ!!死ねぇぇ!!」
拳に纏う魔力を鋭く尖らせ鎧騎士の腹部目掛けて殴る殴る殴る!!
「っチィッ!!」
しかし鎧騎士の腹部には傷がつかない、硬すぎるのだ。
「……ならっ!!」
サブルンは腹部への攻撃の効率の悪さからか攻撃を止めて鎧騎士の後ろへと回り込む。
巨体故に小回りが効きにくいのか鎧騎士はサブルンを捉えきれない。
サブルンは高く飛び鎧騎士の後頭部に迫る。
「その脳みそつまってねぇ頭かち割ってやるよっっ!!」
今度は頭に対して拳を何度も何度も振い続ける。
「オラオラオラオラオラオラァァァァァァァ!!!!!」
金属音と鈍く重い音があたり一面に響き渡る。
それじゃあさっきのデイの二の舞になる……そう周囲の人間が思っていた……だが鎧騎士からの反撃はない。
サブルンの攻撃一つ一つが重たく、大きな傷がつかないながらもダメージは鎧騎士へと蓄積されていく。
鎧騎士にも攻撃は効いているのだ。
「これで……終わりだっ!!」
渾身の一撃といわんばかりの高魔力を拳に溜め込み今までより重たく一撃が鎧騎士の頭部を襲う。
そしてついに、鎧騎士の兜を誰が見てもわかるようにへこませられたのだ。
「やったっっ!!」
この一撃には見ていた者達が歓喜の声を上げた……しかしたった1人、アーデンは苦い顔をしながらサブルンを見る。
「いや……」
アーデンが見たのは鎧騎士のへこんだ兜ではない、サブルンが振るった拳である。
「がっっ……」
今の一撃、ダメージを受けたのは鎧騎士だけではない。
今の一撃はサブルンにとっての諸刃の剣、攻撃した側でさえもダメージを受ける、それほど硬い兜だったのだ。
「そ、そんなっ!!」
ようやくサブルンの拳の故障に気付いた人らが声を上げる、そんな時にもサブルンは次の動きに移っていた。
──クソッ!毎回面倒なことさせやがって!!
アーデンの内に秘めし凶暴な心が怒りの感情を抱えていた。
小さい頃から俺は弱々しい表の人格の尻拭いとして戦ってきた。
弱かった自分を守りたかったからだ、それなのに表の俺は別の男を信頼していた。
昔から助けてやった俺への恩義も忘れてだ……
──あぁ、ほんと……世話の焼ける兄だ
表の俺は俺が独立した思考を持っていることを知らないし今後も知らなくていい。
ただ俺は守るだけだ、そう思ったからだ。
弱い兄は誰かが守ってやらないといけない、他の人間もいつも兄の近くにいれるわけじゃない、肝心な時に1番近くで守れる俺が一生守り続けてやる。
それが俺を生み出した兄に対しての俺のせめてものお返しだ。
けれど腕が逝きやがった、使いもんになんねぇ……
だとしたら残るは脚か……
この一撃を最後として持てる力全てを使い切ってやる!
鎧騎士との距離を離す。
加速するまでの助走のための距離、脚に渾身の魔力を貯める。
「なっ!なんだこの魔力は!!」
雑魚どもが俺を見て驚いてやがる、もっと見やがれ俺の俺達が強いってところよっっ!!
それでも鎧騎士のやつはその場に立ったまま静かに弓を構えて俺にまた矢を放とうとしやがる。
その余裕かましたツラ思いっきりボコボコにしてやんよ!!
矢が放たれると同時に俺も足を踏み込んで走る。
爆速で走り抜けようとはするが矢の斜線上に入っていやがる……回避は無理、動きと魔力を最小限に抑えるには……
「矢ごとてめぇの土手っ腹ぶち抜いてやるよ!!」
宙に飛び上がり、そして片足を鎧騎士へ向けてまっすぐ進む。
そしてその道中の矢と正面からぶつかる。
激しい魔力のぶつかり合い、今まで以上に込められた鎧騎士の矢と俺よ脚は強い衝撃を放ちながらも拮抗してその場から動かず一時停滞する。
けれどこの拮抗は魔力が持つ限りだけだ、魔力が切れたらその時点でおしまいだ。
それまでになんとかしねぇといけねぇのに……全然この矢を突破出来ねぇ。
「クソぉぉ!!」
叫ぶ、自身の不甲斐なさにこの体を預かり守る者の責務を果たせない怒りゆえに。
このまま……このまま終わるのかよっっ!!
「まだ諦めないでござる」
その声と共に俺の前から矢が消えたと思ったら目の前に鎧騎士が現れた……
「範囲内に収めるのが困難でござったが……間に合ったで候」
この現象の元凶、それはゲン・ドゥだった彼の魔法魔力を持つ者同士の位置の入れ替え、それにより鎧騎士と鎧騎士が放った矢の位置が変わったのだ。
俺はそのまま鎧騎士を強く蹴る、それと同時に鎧騎士自身が放った矢も勢いそのままに鎧騎士の背中へ直撃したのだった。
『!?』
あぁ、驚いてるのがわかる……そしてこれがラストチャンスだ!!
『矢の魔力の接続を切る』
鎧騎士は自身の背中に直撃した矢がこれ以上自信を傷つけないよう魔力を切り消滅させた。
だから今攻撃しているのは俺1人、ここで決めるっ!
「ハァァァァァァァ!!!!!!」
「行けっ!」「行けぇ!!」
周りからの声援が聞こえてくる、こんなこと昔の俺だったら想像もつかない光景だ。
だからこそ渾身の魔力を込めてここで仕留──
ポンッ!
「はえ?」
その時だった、サブルンの体の周りに一瞬にして煙が上がりそして……姿が前までの弱々しい姿に戻ってしまっていたのだ。
魔力切れ……変身するだけでもそれなりの魔力を消費するというのに、暴れまくったことによる魔力消費がここにきて限界を迎えた。
そうなると当然、攻撃の脚が止まった。
その隙を鎧騎士は見逃さなかった。
振り上げた拳はそのままサブルンに振り下ろされサブルンは地面に強く叩きつけられた……
「サブルンッッ!!!!!」
アーデンが叫ぶ、地面に叩きつけられたサブルンはかろうじて動いていた……まだ生きている。
けれどその場はあんなにも強かったサブルンの敗北に絶望を感じていた。
たった1人を除いては……
鎧騎士を含めた全員がサブルンに集中する中、彼は溜めていた……サブルンからそう頼まれたからだ。
彼の意思を尊重した。
バチバチと空気に響く。
今になって全員がその高い魔力に気付く。
その高い魔力は鎧騎士へと狙いを澄ませ攻撃準備を整えようとしていた。
「さぁ次は俺だ」
デイ・マックラーゲンは鎧騎士に向けるために魔力を溜めていたのだった。
でもある日を境に気がつくと人に暴力を振るっていた、自分の意思じゃない。
自分の中にはもう1人いて、そいつが暴れていたんだ。
魔力で作られたもう1人の自分、いつもいじめられていた僕が生み出した理想の自分。
これで僕の事をいじめていた人達もきっと俺を認めてくれるはずだと……でも違った俺はみんなから避けられ疎まれていた。
みんなから望まれたもう1人の僕はどうやらみんなには望まれてはいなかったらしい。
親からも好かれてはいなかったらしい。
そうして僕は孤独の中を生きていた……
あの人に会うまでは……
「お前強いな、俺の仲間にならないか?」
その人は僕に手を差し伸べてくれた、周りからの圧力にむしゃくしゃして暴れ終わったあの時に。
「……ぼ、僕にですか?」
こんな自分を望んでくれる人はいなかった……彼が初めてだったから。
こういう時、どうすればいいのかわからなかった。
素直に受け取ればいい?そうしていつの間にか見捨てられるかもしれない恐怖を抱えなきゃいけない?
「いやです……」
「ん?」
「怖いんです、怖がられるのが……そして誰からも嫌われて1人になるのが……」
震えながら僕は彼に言った、けれど彼は目を僕から逸らすことはなく真っ直ぐ見つめ。
「俺は1人にしない、とりあえず……俺を信じろ!!」
屈託のない笑顔でそう言われたら……少しだけ信じてみたくなるじゃないか……
そうして僕は彼と共に歩いた。
その歩みは僕の中ではかけがえのない動きだった。
だから僕は彼に報いたい、彼が信じてくれるならそれに応えたい!
今もっっ!!
「ぶっ殺してやるっっ!!」
これがさっきまでおどおどしていた気弱だと思われていた男サブルンは変化を遂げていた。
明らかに凶暴性を増しながらも鎧騎士に向かっていく彼をその場の人間は見ていることしかできなかった。
『優先すべき脅威を確認、排除する』
鎧騎士から声が聞こえ再び矢を放つ。
サブルンは突っ走りながら放たれた矢を再び足で上に蹴り上げ何事もなかったかのように鎧騎士の懐へと潜り込む。
「シャアッッ!!死ねぇぇ!!」
拳に纏う魔力を鋭く尖らせ鎧騎士の腹部目掛けて殴る殴る殴る!!
「っチィッ!!」
しかし鎧騎士の腹部には傷がつかない、硬すぎるのだ。
「……ならっ!!」
サブルンは腹部への攻撃の効率の悪さからか攻撃を止めて鎧騎士の後ろへと回り込む。
巨体故に小回りが効きにくいのか鎧騎士はサブルンを捉えきれない。
サブルンは高く飛び鎧騎士の後頭部に迫る。
「その脳みそつまってねぇ頭かち割ってやるよっっ!!」
今度は頭に対して拳を何度も何度も振い続ける。
「オラオラオラオラオラオラァァァァァァァ!!!!!」
金属音と鈍く重い音があたり一面に響き渡る。
それじゃあさっきのデイの二の舞になる……そう周囲の人間が思っていた……だが鎧騎士からの反撃はない。
サブルンの攻撃一つ一つが重たく、大きな傷がつかないながらもダメージは鎧騎士へと蓄積されていく。
鎧騎士にも攻撃は効いているのだ。
「これで……終わりだっ!!」
渾身の一撃といわんばかりの高魔力を拳に溜め込み今までより重たく一撃が鎧騎士の頭部を襲う。
そしてついに、鎧騎士の兜を誰が見てもわかるようにへこませられたのだ。
「やったっっ!!」
この一撃には見ていた者達が歓喜の声を上げた……しかしたった1人、アーデンは苦い顔をしながらサブルンを見る。
「いや……」
アーデンが見たのは鎧騎士のへこんだ兜ではない、サブルンが振るった拳である。
「がっっ……」
今の一撃、ダメージを受けたのは鎧騎士だけではない。
今の一撃はサブルンにとっての諸刃の剣、攻撃した側でさえもダメージを受ける、それほど硬い兜だったのだ。
「そ、そんなっ!!」
ようやくサブルンの拳の故障に気付いた人らが声を上げる、そんな時にもサブルンは次の動きに移っていた。
──クソッ!毎回面倒なことさせやがって!!
アーデンの内に秘めし凶暴な心が怒りの感情を抱えていた。
小さい頃から俺は弱々しい表の人格の尻拭いとして戦ってきた。
弱かった自分を守りたかったからだ、それなのに表の俺は別の男を信頼していた。
昔から助けてやった俺への恩義も忘れてだ……
──あぁ、ほんと……世話の焼ける兄だ
表の俺は俺が独立した思考を持っていることを知らないし今後も知らなくていい。
ただ俺は守るだけだ、そう思ったからだ。
弱い兄は誰かが守ってやらないといけない、他の人間もいつも兄の近くにいれるわけじゃない、肝心な時に1番近くで守れる俺が一生守り続けてやる。
それが俺を生み出した兄に対しての俺のせめてものお返しだ。
けれど腕が逝きやがった、使いもんになんねぇ……
だとしたら残るは脚か……
この一撃を最後として持てる力全てを使い切ってやる!
鎧騎士との距離を離す。
加速するまでの助走のための距離、脚に渾身の魔力を貯める。
「なっ!なんだこの魔力は!!」
雑魚どもが俺を見て驚いてやがる、もっと見やがれ俺の俺達が強いってところよっっ!!
それでも鎧騎士のやつはその場に立ったまま静かに弓を構えて俺にまた矢を放とうとしやがる。
その余裕かましたツラ思いっきりボコボコにしてやんよ!!
矢が放たれると同時に俺も足を踏み込んで走る。
爆速で走り抜けようとはするが矢の斜線上に入っていやがる……回避は無理、動きと魔力を最小限に抑えるには……
「矢ごとてめぇの土手っ腹ぶち抜いてやるよ!!」
宙に飛び上がり、そして片足を鎧騎士へ向けてまっすぐ進む。
そしてその道中の矢と正面からぶつかる。
激しい魔力のぶつかり合い、今まで以上に込められた鎧騎士の矢と俺よ脚は強い衝撃を放ちながらも拮抗してその場から動かず一時停滞する。
けれどこの拮抗は魔力が持つ限りだけだ、魔力が切れたらその時点でおしまいだ。
それまでになんとかしねぇといけねぇのに……全然この矢を突破出来ねぇ。
「クソぉぉ!!」
叫ぶ、自身の不甲斐なさにこの体を預かり守る者の責務を果たせない怒りゆえに。
このまま……このまま終わるのかよっっ!!
「まだ諦めないでござる」
その声と共に俺の前から矢が消えたと思ったら目の前に鎧騎士が現れた……
「範囲内に収めるのが困難でござったが……間に合ったで候」
この現象の元凶、それはゲン・ドゥだった彼の魔法魔力を持つ者同士の位置の入れ替え、それにより鎧騎士と鎧騎士が放った矢の位置が変わったのだ。
俺はそのまま鎧騎士を強く蹴る、それと同時に鎧騎士自身が放った矢も勢いそのままに鎧騎士の背中へ直撃したのだった。
『!?』
あぁ、驚いてるのがわかる……そしてこれがラストチャンスだ!!
『矢の魔力の接続を切る』
鎧騎士は自身の背中に直撃した矢がこれ以上自信を傷つけないよう魔力を切り消滅させた。
だから今攻撃しているのは俺1人、ここで決めるっ!
「ハァァァァァァァ!!!!!!」
「行けっ!」「行けぇ!!」
周りからの声援が聞こえてくる、こんなこと昔の俺だったら想像もつかない光景だ。
だからこそ渾身の魔力を込めてここで仕留──
ポンッ!
「はえ?」
その時だった、サブルンの体の周りに一瞬にして煙が上がりそして……姿が前までの弱々しい姿に戻ってしまっていたのだ。
魔力切れ……変身するだけでもそれなりの魔力を消費するというのに、暴れまくったことによる魔力消費がここにきて限界を迎えた。
そうなると当然、攻撃の脚が止まった。
その隙を鎧騎士は見逃さなかった。
振り上げた拳はそのままサブルンに振り下ろされサブルンは地面に強く叩きつけられた……
「サブルンッッ!!!!!」
アーデンが叫ぶ、地面に叩きつけられたサブルンはかろうじて動いていた……まだ生きている。
けれどその場はあんなにも強かったサブルンの敗北に絶望を感じていた。
たった1人を除いては……
鎧騎士を含めた全員がサブルンに集中する中、彼は溜めていた……サブルンからそう頼まれたからだ。
彼の意思を尊重した。
バチバチと空気に響く。
今になって全員がその高い魔力に気付く。
その高い魔力は鎧騎士へと狙いを澄ませ攻撃準備を整えようとしていた。
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