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menu.8 腹一杯に愛をくらう(5) ※
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「……修一くん、うつ伏せになって」
一瞬何を言われたのか分からなかった。だが理解した瞬間、ぁ、と赤く色づいた彼の唇が笑みを刷く。
(また、また、きもちいいものでいっぱいに満たしてくれる……!!)
言われた通りにしながら修一は、悦びが体中をぞくぞくと駈け巡るのを感じていた。
冷静な理性がまだ支配権を握っていたならば、これ以上は独りで生きていられなくなるから駄目だと、警鐘を鳴らすだろう。
だが、奏太のもたらす快楽にすっかり身も心も掴まれてしまった。本能と欲求が奏太を欲している。
唾液がじゅわじゅわと止まらない。興奮で粘性を増したそれが、舌を突き出し荒い息を繰り返す口元から顎を伝う。
「は、はやく、ぁ、あぅ、はやく、」
もう待ちきれない。興奮で体がまた昂ぶる。快楽の波がまたせり上がる。
自分の肉棒を待ちきれないと啼く修一に、奏太もまた背が泡立つのを感じていた。
片方の尻たぶを広げ菊門にローションをたっぷりとかける。その最中に、心の中で喝采を上げていた。
(俺の料理を一番美味しく食べてくれて、見た目がドストライクで、いっぱいエッチでって、それもう、)
「サイコーじゃんか……!!」
心の声が漏れると同時にずぷん、と奏太の逸物が再び修一のナカに入り込んだ。
「っぁ゛、ぁ、ぁああああああ……!!」
待ち望んだものの感触に背がしなる。嬉しくて嬉しくて、身も心も快楽に浸かりきっていた。
先ほどよりも強い締め付けに、奏太も夢中になる。
無意識にピストンのストロークが大きくなっていく。裏の亀頭と筋で前立腺を責め、再奥をを突き始めた。
「ぁ゛、――――――~!!」
強烈な快楽に声も出せず、まるで脳が焼き切れそうな程の熱を全身に浴びているようだった。
枕やシーツをめちゃくちゃに握りしめることしか出来ず、自分が今どのような様になっているのかも分からない。
ただ一つ言えることは。
(きもちいい、きもちいい、きもちいい、)
体が、快楽という名の粘液に犯されて作り替えられているような。
この皮膚の中で、自分がなにかに変わっているような。
そんな感じすらする。
絶頂が止まらない。白目を剥くのが治まらない。ずっと奏太に抱かれていたい。
嬉しくてたまらない。
「ぁ゛あ、っあ゛、あ゛っあ゛っ、――~~!!」
「……っはは、修くん、すごく気持ちよさそうだねえ……!」
「あ゛っ、あ゛、ああ゛ぁ゛――~、あ゛――ッ」
ビッ、とシーツの破ける音がする。だが二人ともそれに気づかない。
こんなに気持ちよくて幸せなセックスに、シーツを破いたなど些末なことだろう。
奏太のペニス、鈴口の感触から亀頭の形、肉棒の長さと浮き出る血管や筋、動かし方。全てを覚えてしまいたい。
いや、キスの仕方から触れてくる感触にいたるまで、奏太の手練手管を全て覚え込みたい。
だって、絶頂が止まらなさすぎて、どうしようもなくしあわせなのだから。
だから自分が何を口走っているのかすら気にならなかった。
例え修一が知覚出来たとしても、喃語と嬌声が混ざり合ったようなそれに、意味をつけられるわけもない。
「あ゛ぁあぅぅ、あ゛っあ゛ぁ、あ゛ー、あ゛ー、あぁぁああ゛あ゛――~」
「……――、――…………」
ふと奏太が何か囁いてきているのに気づいた。
(……なに? なに、いってる……?)
わからない。あたまがまっしろ。かなた、なに?
「……修一くん、愛してるよ」
「――――っぉ゛、」
瞬間、修一は目を見開いた。びりびりとした感覚が法悦となって全身を巡る。
ぎゅうううぅ、と媚肉が締まり奏太のペニスに食らいつく。へらぁ……という笑みが浮かぶ。愛でられた腹の奥がきゅんきゅんと疼きっぱなしだ。
(おれ、も……、かなた……、)
「しゅきぃ……」
津波にも似た圧倒的な絶頂と多幸感が、修一の感覚も意識も浚っていった。
一瞬何を言われたのか分からなかった。だが理解した瞬間、ぁ、と赤く色づいた彼の唇が笑みを刷く。
(また、また、きもちいいものでいっぱいに満たしてくれる……!!)
言われた通りにしながら修一は、悦びが体中をぞくぞくと駈け巡るのを感じていた。
冷静な理性がまだ支配権を握っていたならば、これ以上は独りで生きていられなくなるから駄目だと、警鐘を鳴らすだろう。
だが、奏太のもたらす快楽にすっかり身も心も掴まれてしまった。本能と欲求が奏太を欲している。
唾液がじゅわじゅわと止まらない。興奮で粘性を増したそれが、舌を突き出し荒い息を繰り返す口元から顎を伝う。
「は、はやく、ぁ、あぅ、はやく、」
もう待ちきれない。興奮で体がまた昂ぶる。快楽の波がまたせり上がる。
自分の肉棒を待ちきれないと啼く修一に、奏太もまた背が泡立つのを感じていた。
片方の尻たぶを広げ菊門にローションをたっぷりとかける。その最中に、心の中で喝采を上げていた。
(俺の料理を一番美味しく食べてくれて、見た目がドストライクで、いっぱいエッチでって、それもう、)
「サイコーじゃんか……!!」
心の声が漏れると同時にずぷん、と奏太の逸物が再び修一のナカに入り込んだ。
「っぁ゛、ぁ、ぁああああああ……!!」
待ち望んだものの感触に背がしなる。嬉しくて嬉しくて、身も心も快楽に浸かりきっていた。
先ほどよりも強い締め付けに、奏太も夢中になる。
無意識にピストンのストロークが大きくなっていく。裏の亀頭と筋で前立腺を責め、再奥をを突き始めた。
「ぁ゛、――――――~!!」
強烈な快楽に声も出せず、まるで脳が焼き切れそうな程の熱を全身に浴びているようだった。
枕やシーツをめちゃくちゃに握りしめることしか出来ず、自分が今どのような様になっているのかも分からない。
ただ一つ言えることは。
(きもちいい、きもちいい、きもちいい、)
体が、快楽という名の粘液に犯されて作り替えられているような。
この皮膚の中で、自分がなにかに変わっているような。
そんな感じすらする。
絶頂が止まらない。白目を剥くのが治まらない。ずっと奏太に抱かれていたい。
嬉しくてたまらない。
「ぁ゛あ、っあ゛、あ゛っあ゛っ、――~~!!」
「……っはは、修くん、すごく気持ちよさそうだねえ……!」
「あ゛っ、あ゛、ああ゛ぁ゛――~、あ゛――ッ」
ビッ、とシーツの破ける音がする。だが二人ともそれに気づかない。
こんなに気持ちよくて幸せなセックスに、シーツを破いたなど些末なことだろう。
奏太のペニス、鈴口の感触から亀頭の形、肉棒の長さと浮き出る血管や筋、動かし方。全てを覚えてしまいたい。
いや、キスの仕方から触れてくる感触にいたるまで、奏太の手練手管を全て覚え込みたい。
だって、絶頂が止まらなさすぎて、どうしようもなくしあわせなのだから。
だから自分が何を口走っているのかすら気にならなかった。
例え修一が知覚出来たとしても、喃語と嬌声が混ざり合ったようなそれに、意味をつけられるわけもない。
「あ゛ぁあぅぅ、あ゛っあ゛ぁ、あ゛ー、あ゛ー、あぁぁああ゛あ゛――~」
「……――、――…………」
ふと奏太が何か囁いてきているのに気づいた。
(……なに? なに、いってる……?)
わからない。あたまがまっしろ。かなた、なに?
「……修一くん、愛してるよ」
「――――っぉ゛、」
瞬間、修一は目を見開いた。びりびりとした感覚が法悦となって全身を巡る。
ぎゅうううぅ、と媚肉が締まり奏太のペニスに食らいつく。へらぁ……という笑みが浮かぶ。愛でられた腹の奥がきゅんきゅんと疼きっぱなしだ。
(おれ、も……、かなた……、)
「しゅきぃ……」
津波にも似た圧倒的な絶頂と多幸感が、修一の感覚も意識も浚っていった。
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