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第一章.転生、ペンギンになる
決戦、ザリアス
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ペンギンの心にはもう迷いは無かった。
特性によって確保された安全がない今、ザリアスの攻撃によって命を落とすのは重々承知している。
恐怖だって完全にないと言えば嘘になる。
恐怖と緊張がいつ自分の身体を縛りつけ離さなくなるかも分からない。
それでも、逃げたくなかった。
特性に頼るだけの人間にはなりたくなかった。
(この戦闘で死ぬというのなら、それで構わない。ただ最後に、自分がこれでよかったと思えるのなら)
ペンガはゆっくりだったペースを加速させ、風の如く一直線にザリアスの元を目掛けて走り出した。
体は全体的に小さく丸みを帯びているお陰で、空気抵抗が最小限に納められ、速度は落ちる素振りを見せない。
一歩ずつ着実に足を踏み出す。
これを高速で行い、同時に繰り返す。
周りの魔族には目もくれず、その先にいる自身の最大の敵を目指す。
「そこか」
視界がザリアスを捉えた。
「魔力を使わないであそこまでの速度を叩き出すかッ!そうかそうか、本当に面白いッ!ならこちらも反撃としよう」
ザリアスも攻撃を開始した。
率いる魔族たちを駆使し、ペンガへ全面からの突撃を図る。
魔力が使用不可となっているこの状態で肉弾戦を避ける事は出来ない。
魔族の強さには勿論、個体差はあるものの、一人一人が桁外れた戦闘力を保持した強者揃い。
個々に全員を相手にしていたら切りがない。
加えて、【全物理攻撃反射】と【全魔法攻撃反射】を失った今、少しの攻撃を与えられただけで即死も有り得る。
今後の行動全てを先読みしておかなければならないのは、不憫でならない。
(奴ら一人一人を相手にするのは面倒だ。それにここで一撃貰うのも後に響く。‥‥‥‥攻撃力・防御力、それぞれ一万。基準がよく分からないけど、やるしかない)
考えるペンガに着々と魔族たちとの距離は縮まっていく。
魔族の顔を間近で見ると、迫力の凄さに驚く。
なまはげなど比ではない。
ホラー映画にいても可笑しくはないような見た目をしており、その上体格もがっちりしている。
恐ろしい事この上ない。
距離にして数メートル、すぐそこに迫る。
────開戦の時は来た。
ペンガに恐れおののく事もなく、魔族の一人が攻撃体勢を整え初手の一撃を振り下ろす。
ペンガは止まらない。
それどころか一撃を、真っ向から受け止める。
翼と拳がぶつかり合い、反動によって辺りに突風が吹き荒れる。
(案外受け止められる。よし、この調子で)
一帯の魔族が唖然とする中、ペンガの猛攻が始まる。
受け止めた拳はそのままに、腹部目掛けて渾身の蹴りをお見舞いする。
右に飛ばされる一名の魔族。
続けて、持ち合わせる小柄な体を生かし高速移動を試み、成功。
止まらず近辺で固まる魔族たちへ殴る、蹴るして一掃し、道を切り開く。
(にしても、本当に数が多すぎるっての。どんだけいんだよ)
一体、また一体、さらに一体と眼前の道を遮る者を容赦なく倒し進む。
数にして五十人は倒したであろうか。
疲労感は絶えずペンガにのしかかる。
幸い、一度も攻撃を受けていないので継続して戦う事は可能だ。
しかし、辛いことに変わりはない。
一方でその様子を高台から確認していたザリアスは感心していた。
まさか、ただのペンギンがあの数の魔族を相手に無傷でいるのは考えてもいなかった。
それ故、面白くて仕方がない。
同時に考えも変化する。
「本当にあのペンギンは面白い。やっぱ、アイツを殺すのは勿体無いな。少しだけ戦っておくか」
ザリアスは強者を求める。
何者にも決して敗れることのない、最強で伸び代の多い者を。
今の魔王についているのも、魔王が強者であるからである。
それ以外の理由はない。
魔王は敗北を知らず、多くの魔族を蹂躙する力がある。
だが、そこで止まるのだ。
いくら才能があり力があったところで、最終的には中途半端なところで止まり、つまらない。
比べてペンガは、自身の最強の力を失っても弱音を吐かずに強大な敵へ立ち向かっている。
その姿に、ザリアスは心動かされた。
「さぁ、お前の力を見せてみろ。ペンギン!」
(今、あいつの言葉が分かった‥‥‥‥?)
疑問にいちいち対応する暇は与えられなかった。
従える魔族を剣で斬り伏せ、一目散にペンガへ剣撃を仕掛ける。
翼と剣。
不利なのは翼だというのに、強靭なそれはザリアスの剣に劣らない。
ザリアスが剣を振り下ろし、ペンガが防御しカウンターを狙う。
激しい攻防戦が数分に渡り続いた。
「ペンギン!なんでお前はそこまでして戦う?特に理由はないようだがッ!」
「それは────ッ」
一撃が重く、鋭い。
ペンガはこの時初めて、相手の攻撃に被弾した。
(痛いし痛い!!)
脳裏にペンギンによって捕食された光景が浮かび上がり、恐怖が再度体に染み渡る。
死がすぐそこまで迫っている事を実感する。
体が震える。
恐怖は既に振り切ったつもりだが、結局は心の角にまだ残っていたようだ。
(異世界に転生して、人は醜くなるのかな。強大な力を得て、それだけに頼って自分では何もしない。‥‥‥‥俺もそんなのと変わらない。頑張った、頑張ったさ。でも、特性がなきゃただのペンギンにすぎない)
ザリアスと戦いを交えて初めて分かった。
彼の強さは生まれ持ったものではなく、自分自身で身につけた強さであると。
だから、重く感じる。
分かる程に重くなる。
もう負けてしまいそうだった。
────なんでお前はそこまでして戦う?
(!!)
諦めようと力を緩めかけた途端、ザリアスの言葉が脳内で再生される。
(そんなの、そんなの分かってるってのッ!)
気付かされた。
はっきりとはしていないものの、絶対に譲れない戦う意味を。
自分で自分の背中を叩き、前へ突き出す。
これで、恐怖があっても、もう迷わない。
「ザリアス。俺は、俺は自分で良いと思える最後に進むために戦うんだ!!」
「そうかい、そうかい。ペンギンにしては、頑張ってるなっと!」
何度翼で殴ろうとも、ザリアスは悠々と防ぐ。
しかしただ一度だけ、この一瞬だけ、攻撃が通った。
防御を潜り抜けたストレートが、ザリアスの顔面へと一ミリのズレなく綺麗に命中する。
「────がッ!」
攻撃力一万の、覚悟を越えた攻撃。
ザリアスの剣撃の重さに負けない思いの強さを込めた、ペンガ渾身の一撃。
右の翼の、僅かに残る反動の痛み。
ザリアスは勢いを失い、落下する。
「俺は、ペンガだッ!!」
落ち行くザリアスへ、息を切らしながらもペンガは叫んだ。
特性によって確保された安全がない今、ザリアスの攻撃によって命を落とすのは重々承知している。
恐怖だって完全にないと言えば嘘になる。
恐怖と緊張がいつ自分の身体を縛りつけ離さなくなるかも分からない。
それでも、逃げたくなかった。
特性に頼るだけの人間にはなりたくなかった。
(この戦闘で死ぬというのなら、それで構わない。ただ最後に、自分がこれでよかったと思えるのなら)
ペンガはゆっくりだったペースを加速させ、風の如く一直線にザリアスの元を目掛けて走り出した。
体は全体的に小さく丸みを帯びているお陰で、空気抵抗が最小限に納められ、速度は落ちる素振りを見せない。
一歩ずつ着実に足を踏み出す。
これを高速で行い、同時に繰り返す。
周りの魔族には目もくれず、その先にいる自身の最大の敵を目指す。
「そこか」
視界がザリアスを捉えた。
「魔力を使わないであそこまでの速度を叩き出すかッ!そうかそうか、本当に面白いッ!ならこちらも反撃としよう」
ザリアスも攻撃を開始した。
率いる魔族たちを駆使し、ペンガへ全面からの突撃を図る。
魔力が使用不可となっているこの状態で肉弾戦を避ける事は出来ない。
魔族の強さには勿論、個体差はあるものの、一人一人が桁外れた戦闘力を保持した強者揃い。
個々に全員を相手にしていたら切りがない。
加えて、【全物理攻撃反射】と【全魔法攻撃反射】を失った今、少しの攻撃を与えられただけで即死も有り得る。
今後の行動全てを先読みしておかなければならないのは、不憫でならない。
(奴ら一人一人を相手にするのは面倒だ。それにここで一撃貰うのも後に響く。‥‥‥‥攻撃力・防御力、それぞれ一万。基準がよく分からないけど、やるしかない)
考えるペンガに着々と魔族たちとの距離は縮まっていく。
魔族の顔を間近で見ると、迫力の凄さに驚く。
なまはげなど比ではない。
ホラー映画にいても可笑しくはないような見た目をしており、その上体格もがっちりしている。
恐ろしい事この上ない。
距離にして数メートル、すぐそこに迫る。
────開戦の時は来た。
ペンガに恐れおののく事もなく、魔族の一人が攻撃体勢を整え初手の一撃を振り下ろす。
ペンガは止まらない。
それどころか一撃を、真っ向から受け止める。
翼と拳がぶつかり合い、反動によって辺りに突風が吹き荒れる。
(案外受け止められる。よし、この調子で)
一帯の魔族が唖然とする中、ペンガの猛攻が始まる。
受け止めた拳はそのままに、腹部目掛けて渾身の蹴りをお見舞いする。
右に飛ばされる一名の魔族。
続けて、持ち合わせる小柄な体を生かし高速移動を試み、成功。
止まらず近辺で固まる魔族たちへ殴る、蹴るして一掃し、道を切り開く。
(にしても、本当に数が多すぎるっての。どんだけいんだよ)
一体、また一体、さらに一体と眼前の道を遮る者を容赦なく倒し進む。
数にして五十人は倒したであろうか。
疲労感は絶えずペンガにのしかかる。
幸い、一度も攻撃を受けていないので継続して戦う事は可能だ。
しかし、辛いことに変わりはない。
一方でその様子を高台から確認していたザリアスは感心していた。
まさか、ただのペンギンがあの数の魔族を相手に無傷でいるのは考えてもいなかった。
それ故、面白くて仕方がない。
同時に考えも変化する。
「本当にあのペンギンは面白い。やっぱ、アイツを殺すのは勿体無いな。少しだけ戦っておくか」
ザリアスは強者を求める。
何者にも決して敗れることのない、最強で伸び代の多い者を。
今の魔王についているのも、魔王が強者であるからである。
それ以外の理由はない。
魔王は敗北を知らず、多くの魔族を蹂躙する力がある。
だが、そこで止まるのだ。
いくら才能があり力があったところで、最終的には中途半端なところで止まり、つまらない。
比べてペンガは、自身の最強の力を失っても弱音を吐かずに強大な敵へ立ち向かっている。
その姿に、ザリアスは心動かされた。
「さぁ、お前の力を見せてみろ。ペンギン!」
(今、あいつの言葉が分かった‥‥‥‥?)
疑問にいちいち対応する暇は与えられなかった。
従える魔族を剣で斬り伏せ、一目散にペンガへ剣撃を仕掛ける。
翼と剣。
不利なのは翼だというのに、強靭なそれはザリアスの剣に劣らない。
ザリアスが剣を振り下ろし、ペンガが防御しカウンターを狙う。
激しい攻防戦が数分に渡り続いた。
「ペンギン!なんでお前はそこまでして戦う?特に理由はないようだがッ!」
「それは────ッ」
一撃が重く、鋭い。
ペンガはこの時初めて、相手の攻撃に被弾した。
(痛いし痛い!!)
脳裏にペンギンによって捕食された光景が浮かび上がり、恐怖が再度体に染み渡る。
死がすぐそこまで迫っている事を実感する。
体が震える。
恐怖は既に振り切ったつもりだが、結局は心の角にまだ残っていたようだ。
(異世界に転生して、人は醜くなるのかな。強大な力を得て、それだけに頼って自分では何もしない。‥‥‥‥俺もそんなのと変わらない。頑張った、頑張ったさ。でも、特性がなきゃただのペンギンにすぎない)
ザリアスと戦いを交えて初めて分かった。
彼の強さは生まれ持ったものではなく、自分自身で身につけた強さであると。
だから、重く感じる。
分かる程に重くなる。
もう負けてしまいそうだった。
────なんでお前はそこまでして戦う?
(!!)
諦めようと力を緩めかけた途端、ザリアスの言葉が脳内で再生される。
(そんなの、そんなの分かってるってのッ!)
気付かされた。
はっきりとはしていないものの、絶対に譲れない戦う意味を。
自分で自分の背中を叩き、前へ突き出す。
これで、恐怖があっても、もう迷わない。
「ザリアス。俺は、俺は自分で良いと思える最後に進むために戦うんだ!!」
「そうかい、そうかい。ペンギンにしては、頑張ってるなっと!」
何度翼で殴ろうとも、ザリアスは悠々と防ぐ。
しかしただ一度だけ、この一瞬だけ、攻撃が通った。
防御を潜り抜けたストレートが、ザリアスの顔面へと一ミリのズレなく綺麗に命中する。
「────がッ!」
攻撃力一万の、覚悟を越えた攻撃。
ザリアスの剣撃の重さに負けない思いの強さを込めた、ペンガ渾身の一撃。
右の翼の、僅かに残る反動の痛み。
ザリアスは勢いを失い、落下する。
「俺は、ペンガだッ!!」
落ち行くザリアスへ、息を切らしながらもペンガは叫んだ。
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