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市村華
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市村華は女子高生である。
高校生とはいえ今の時代スマホ一つでどうとでもお金を稼ぐことが出来る。
SNSで有名になりバズればインフルエンサーとして収入を得ることが出来るしyoutubeのように遊びを動画にすれば同じく収入を得ることが出来る。
だが彼女は何もしない。
理由は簡単でただ漫然と日々を過ごしているからに他ならない。
やり方がわからない、とかいう話しではなく行動を起こす。その単純なことがただただ面倒で努力というものを知らないからだ。
事あるごとに自分には向かなかったとか素人だからと言い訳ばかりする。
例えば可愛い女の子がよく言う『全然何もしてないよ?』というのは可愛いくなるための努力を当たり前だと思っているから特別なことをしているのかと尋ねらても『何もしていない』と答えるのだ、だって当然だと思っているから。
逆にそういった努力を面倒臭がったりそういった考えに至らない者たちが勝手に妬み嫉妬する。
華は圧倒的に後者である。
頭が良い者や可愛い者が日々の中でどれだけ努力をし、それが当たり前になるほど自然に日常生活の一部として行えるまでに費やした時間というものをまるで考えない。
そういった者たちに対して『元がいいクセに!』とか『親の金のおかげだろ!』などと認めない、そう絶対に認めない。
おこがましいことこの上ない。
だって目に見えない努力をないものとし。そして見えていることに対しても努力の結果と考えられない残念さ。
それに加えて自身はゲームにアニメにと時間を使う余裕があるクセに彼らと同様に時間を使うことには何かしら理由を付けてはサボりそれに労力を割くことを躊躇い好きなことしかしない。
そんなことで上等な結果などついてくる筈かないのにその考えに至らない。
ただの怠け者ならともかくとしてそこに妬みの感情が現れる。
積み重ねて来た者たちに対する侮辱的な感情。
自分という存在と同等の立場であり対等だと思っているからこその妬みの感情である。
自身の中の物差しの更に先にいる者たちを測れないのみならずそれに気が付かないという圧倒的な未熟を彼らのせいにする。
これをおこがましいと言わずに何と説明すれば良いのだろうか?
時間は昼休みに入り皆んな弁当を食べたり好きに過ごしている。
そしてクラスの中で可愛い女子たちが弁当を食べ終わった男子たちに放課後遊びに行かないか誘われ『え~どうしよう~?』などと話している。
(このヤリマンが!純情ぶるな!!どうせオッさんとパパ活とかしんだろ?)
などとズレた思考をする。
彼女たちは無意識のうちに彼らと遊ぶことで得られるであろう己への利益を精査しているのだ。
自分たちの時間を割いて過ごす利が彼女たちは欲しいのだ、ただ言葉と意識していないだけで無意識下ではそういった算段を既に行っている。
また隣りでは午前中の授業で出された宿題を男子がせっせとこなしている。
(真面目くん乙w家に帰ってからやればいいじゃんw)
などと心の中で馬鹿にする。
真面目なのではなく限りある時間を割いて過ごす利があるからこそ『昼休みに宿題をする』という選択肢が生まれる。
宿題が終わっていれば趣味、例えばスポーツや読書、そして友人と遊ぶ時間に割くことができる、更には友人たちと遊んだ後に帰宅したとしても他の苦手とする科目を復習できる時間が生まれるのだ。
そういった選択肢がこの男子生徒の中に日々の積み重ねにより存在している。
ただ華の中にはそういう選択肢が存在しない。
『真面目』という考えと『後からやればいい』という怠けるための言い訳しか無い華の選択肢では到底あり得ない話である。
そうやって後回しにして過ごした結果、宿題を忘れましたと先生に謝るかノートを見せてもらい急いで写すという行為に走る。
結果、普通以下のレベルの低い人間の出来上がりである。
(あーあ…なんか楽しいことないかなぁ…)
そして市村華はこの時には想像もしていない、レベルが低いどころではなく正真正銘のクズへと落ちていくことになる。
高校生とはいえ今の時代スマホ一つでどうとでもお金を稼ぐことが出来る。
SNSで有名になりバズればインフルエンサーとして収入を得ることが出来るしyoutubeのように遊びを動画にすれば同じく収入を得ることが出来る。
だが彼女は何もしない。
理由は簡単でただ漫然と日々を過ごしているからに他ならない。
やり方がわからない、とかいう話しではなく行動を起こす。その単純なことがただただ面倒で努力というものを知らないからだ。
事あるごとに自分には向かなかったとか素人だからと言い訳ばかりする。
例えば可愛い女の子がよく言う『全然何もしてないよ?』というのは可愛いくなるための努力を当たり前だと思っているから特別なことをしているのかと尋ねらても『何もしていない』と答えるのだ、だって当然だと思っているから。
逆にそういった努力を面倒臭がったりそういった考えに至らない者たちが勝手に妬み嫉妬する。
華は圧倒的に後者である。
頭が良い者や可愛い者が日々の中でどれだけ努力をし、それが当たり前になるほど自然に日常生活の一部として行えるまでに費やした時間というものをまるで考えない。
そういった者たちに対して『元がいいクセに!』とか『親の金のおかげだろ!』などと認めない、そう絶対に認めない。
おこがましいことこの上ない。
だって目に見えない努力をないものとし。そして見えていることに対しても努力の結果と考えられない残念さ。
それに加えて自身はゲームにアニメにと時間を使う余裕があるクセに彼らと同様に時間を使うことには何かしら理由を付けてはサボりそれに労力を割くことを躊躇い好きなことしかしない。
そんなことで上等な結果などついてくる筈かないのにその考えに至らない。
ただの怠け者ならともかくとしてそこに妬みの感情が現れる。
積み重ねて来た者たちに対する侮辱的な感情。
自分という存在と同等の立場であり対等だと思っているからこその妬みの感情である。
自身の中の物差しの更に先にいる者たちを測れないのみならずそれに気が付かないという圧倒的な未熟を彼らのせいにする。
これをおこがましいと言わずに何と説明すれば良いのだろうか?
時間は昼休みに入り皆んな弁当を食べたり好きに過ごしている。
そしてクラスの中で可愛い女子たちが弁当を食べ終わった男子たちに放課後遊びに行かないか誘われ『え~どうしよう~?』などと話している。
(このヤリマンが!純情ぶるな!!どうせオッさんとパパ活とかしんだろ?)
などとズレた思考をする。
彼女たちは無意識のうちに彼らと遊ぶことで得られるであろう己への利益を精査しているのだ。
自分たちの時間を割いて過ごす利が彼女たちは欲しいのだ、ただ言葉と意識していないだけで無意識下ではそういった算段を既に行っている。
また隣りでは午前中の授業で出された宿題を男子がせっせとこなしている。
(真面目くん乙w家に帰ってからやればいいじゃんw)
などと心の中で馬鹿にする。
真面目なのではなく限りある時間を割いて過ごす利があるからこそ『昼休みに宿題をする』という選択肢が生まれる。
宿題が終わっていれば趣味、例えばスポーツや読書、そして友人と遊ぶ時間に割くことができる、更には友人たちと遊んだ後に帰宅したとしても他の苦手とする科目を復習できる時間が生まれるのだ。
そういった選択肢がこの男子生徒の中に日々の積み重ねにより存在している。
ただ華の中にはそういう選択肢が存在しない。
『真面目』という考えと『後からやればいい』という怠けるための言い訳しか無い華の選択肢では到底あり得ない話である。
そうやって後回しにして過ごした結果、宿題を忘れましたと先生に謝るかノートを見せてもらい急いで写すという行為に走る。
結果、普通以下のレベルの低い人間の出来上がりである。
(あーあ…なんか楽しいことないかなぁ…)
そして市村華はこの時には想像もしていない、レベルが低いどころではなく正真正銘のクズへと落ちていくことになる。
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