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第1章 初桜と花吹雪
Week 2
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「先生、おはようございます」
山中宏美が挨拶をしてきた、彼女の長い黒髪が春風になびいて、さわやかな空気が女性のシャンプー香りを僕のもとへと運んできた。少女から女性に変わる時期の独特な香りは僕の目を覚まさせ、パッチリと開いた彼女の瞳が僕の少し眠気を帯びた僕の瞳に映り込もうとする。
「おはよう、山中。今日も相変わらず元気でいいな」
「先生はちょっと眠たさそうですね?昨日は、彼女と遅くまでいたんじゃないんですか?」
「彼女なんて長いこといないよ。募集中なんで」
「またまたぁー。去年の卒業式で何人も卒業生泣かせてたじゃないですか?もしかして、あの中の誰かと付き合ってたりして」
「そんなことある訳ないだろ、教師と生徒の間柄なんだから。変な噂たてないでくれよな。」
「どうだか。ムキになるとこが怪しいですね。とにかく、今年もよろしくお願いいします」
「ああ、よろしくな。」
彼女は軽く頷くと、するりと華奢な白い脚で軽快に自転車をこぎだした。彼女は朝日に照らされる髪を春風になびかせながら、少しずつ僕の視界から離れていく。あの独特な香りで道筋を作っていき僕はその道筋を辿るかのように校舎へと向かうが、若い女子生徒の独特の香りにどこか違和感を感じながら校門をくぐる自分がいた。
職員室に入ると、ほとんどの教師が着席し、事前に配布された担当クラスの名簿に目をやっていた。喜ぶものも中にはいるが、ほとんどがため息をつくいて浮かない表情であった。特に、受験生である3年生の担任になるものは、激務であるためあまり喜ぶものはいない。
ただ、僕には疑問であった。この仕事が好きであるならば、激務であろうとその仕事には喜びを感じられるはずだ。教えることが好きでこの仕事に就いている僕にとって何年生の担任になろうと関係のないことだった。何かを教えることについて喜びを純粋に感じているからだ。そして、理解を示してくれた生徒たちと関わることが何よりの幸せさえあった。だから僕には他の先生たちの気持ちが理解できないでいた。何のために教師になったのか。もしくは、元々は僕と同じように前向きなモチベーションでいたが、いつの日からか変わってしまったのか?
自分の変化というものは気づかない間に訪れているものなのだ。そうして、人は日々流動的に変化をしているが、その小さな変化に気づけなくなってします。大人になればなるほど、その感覚が鈍感になっていく。思春期ではその反対で自我が芽生えるとその変化と常に隣り合わせでいるように感じ、人によってはその変化と向き合えず何かに反抗したりするのだと思う。
「大山先生、今年は受験生の担任みたいですね。大変でしょうから、何かあればいつでもおっしゃって下さいね」
「あ、ありがとうございます。ぜひお願いいたします。」
隣の席の高橋みな先生が話しかけてきた。初めて高橋先生になんとなく魅力を感じた。綺麗な言い方をしてしまったが、実際は『したい』と思ったのだ。美人とは言えないが、女性らしい曲線的なカラダに透き通るような白い肌が魅力的だ。そして、掛けている眼鏡が控えめな印象と彼女の積極的な性格が絶妙なバランスで彼女の魅力を引き立てている。だからといって、すぐさま手を出すわけにはいかない。ここは神聖な教育の場であると共に職場なのである。職場恋愛というものは、極めて複雑なのであると前の職場で痛感した。
以前の職場でも若い女性教員がおり、独身者から既婚者の男性職員が夢中になっていた。夢中になっていたのは職員だけではなく、学校の男子生徒も夢中であった。ただ、この女性職員B(ビッチの略ではない)は誰とでも寝てしまう飛んでる女で、職員室中の男性職員と関係を持っていた。生徒に手を出していなかったからまだよかったものの、職員室内は大混乱であった。独身の先生の中に真剣に結婚を考えていたものいたのだが、既婚者である教頭先生にまで手を出したのがまずかった。原因は、B先生が送ったメールを教頭先生の奥様がたまたま見てしまったのだ。帰りが遅い日が増えた教頭先生をおかしいと思った奥様が携帯をチェックしたところ、B先生からの「いつものところにいます」というメッセージを怪しんだ奥様。教頭先生の携帯からGPSを追跡し現場を取り押さえ発覚に至ったのだ。そこから、職員室内でも俺が付き合っていたはずだとか、結婚を考えていたなどでもめにもめたが、当の本人はと言うと何とも思っていないらしく「みなさんにはありがとうといってもらいたいくらい」と開き直る始末。なんでも、男というのは後腐れなく「ヤリたい」ものなはずだというのだ。だから謝りはしないし、むしろ感謝してほしいというのだ。職員室中が拍子抜けしてしまって何も言うことができなかった。確かに男性の中には後腐れのない関係を求めている者も勿論いる。がしかし、体育会系出身の先生以外は女性経験が少ない職員が多い中、彼女の行動は彼らを本気にさせてしまっていた。もしかすると、僕も本気になりかけていたのかもしれない。ただ、詐欺師の言い分ではないが、ダマされるヤツが悪いのであろう。成人している大の大人が周りも見えなくなるほど一人の人に夢中になることがおかしいと思っていた。教える身の教師でさえ不完全な部分があるのが人間で、一人の人間であるのだ。そして、恋や愛というのが人間の一番の根源になっているということをこの時に学んだように思う。普段平穏であった職員屋がこれほどまでに荒れてしまい、女性の存在の大きさや、人間の本質をこのような形で知るとは思いもしなかった。結局B先生は自主退職という方になり学校を去り、僕はというとその後の職員室のギスギスした雰囲気が耐え切れず今の高校に移ってきたのだ。
話は長くなったが、これまでの経験から職場での女性にはとにかく気を付けている。特にフェロモンを振りまくようなタイプの女性は要注意である。もう前の職場のようなごたごたはこりごりだ。愛や恋というものは、人の理性を支配してしまう。どんな決まりや常識であろうと、人の心はその形に押し込めるようなことができないのかもしれない。
これまでの職場とは違い、新しい職場ではそのようなことが起きないよう彼女との距離は保ちながら仕事をすることを改めて心に決めていた。
僕も他の教師と同じように、新クラスの名簿に目をやる。昨晩部屋に舞い込んできた桜の花びらは、鮮やかな桃色のままでいたことにほっとしテープの上から優しく触れてみる。うすらと花びらの皺を感じ取ることができ、指の感触とはとても繊細なものまで感じ取ることに感心していた。
するとやや張り詰めた空気の職員室に甲高いドアをノックする音が響いて、部屋中の視線がドアに向けられた。
山中宏美が挨拶をしてきた、彼女の長い黒髪が春風になびいて、さわやかな空気が女性のシャンプー香りを僕のもとへと運んできた。少女から女性に変わる時期の独特な香りは僕の目を覚まさせ、パッチリと開いた彼女の瞳が僕の少し眠気を帯びた僕の瞳に映り込もうとする。
「おはよう、山中。今日も相変わらず元気でいいな」
「先生はちょっと眠たさそうですね?昨日は、彼女と遅くまでいたんじゃないんですか?」
「彼女なんて長いこといないよ。募集中なんで」
「またまたぁー。去年の卒業式で何人も卒業生泣かせてたじゃないですか?もしかして、あの中の誰かと付き合ってたりして」
「そんなことある訳ないだろ、教師と生徒の間柄なんだから。変な噂たてないでくれよな。」
「どうだか。ムキになるとこが怪しいですね。とにかく、今年もよろしくお願いいします」
「ああ、よろしくな。」
彼女は軽く頷くと、するりと華奢な白い脚で軽快に自転車をこぎだした。彼女は朝日に照らされる髪を春風になびかせながら、少しずつ僕の視界から離れていく。あの独特な香りで道筋を作っていき僕はその道筋を辿るかのように校舎へと向かうが、若い女子生徒の独特の香りにどこか違和感を感じながら校門をくぐる自分がいた。
職員室に入ると、ほとんどの教師が着席し、事前に配布された担当クラスの名簿に目をやっていた。喜ぶものも中にはいるが、ほとんどがため息をつくいて浮かない表情であった。特に、受験生である3年生の担任になるものは、激務であるためあまり喜ぶものはいない。
ただ、僕には疑問であった。この仕事が好きであるならば、激務であろうとその仕事には喜びを感じられるはずだ。教えることが好きでこの仕事に就いている僕にとって何年生の担任になろうと関係のないことだった。何かを教えることについて喜びを純粋に感じているからだ。そして、理解を示してくれた生徒たちと関わることが何よりの幸せさえあった。だから僕には他の先生たちの気持ちが理解できないでいた。何のために教師になったのか。もしくは、元々は僕と同じように前向きなモチベーションでいたが、いつの日からか変わってしまったのか?
自分の変化というものは気づかない間に訪れているものなのだ。そうして、人は日々流動的に変化をしているが、その小さな変化に気づけなくなってします。大人になればなるほど、その感覚が鈍感になっていく。思春期ではその反対で自我が芽生えるとその変化と常に隣り合わせでいるように感じ、人によってはその変化と向き合えず何かに反抗したりするのだと思う。
「大山先生、今年は受験生の担任みたいですね。大変でしょうから、何かあればいつでもおっしゃって下さいね」
「あ、ありがとうございます。ぜひお願いいたします。」
隣の席の高橋みな先生が話しかけてきた。初めて高橋先生になんとなく魅力を感じた。綺麗な言い方をしてしまったが、実際は『したい』と思ったのだ。美人とは言えないが、女性らしい曲線的なカラダに透き通るような白い肌が魅力的だ。そして、掛けている眼鏡が控えめな印象と彼女の積極的な性格が絶妙なバランスで彼女の魅力を引き立てている。だからといって、すぐさま手を出すわけにはいかない。ここは神聖な教育の場であると共に職場なのである。職場恋愛というものは、極めて複雑なのであると前の職場で痛感した。
以前の職場でも若い女性教員がおり、独身者から既婚者の男性職員が夢中になっていた。夢中になっていたのは職員だけではなく、学校の男子生徒も夢中であった。ただ、この女性職員B(ビッチの略ではない)は誰とでも寝てしまう飛んでる女で、職員室中の男性職員と関係を持っていた。生徒に手を出していなかったからまだよかったものの、職員室内は大混乱であった。独身の先生の中に真剣に結婚を考えていたものいたのだが、既婚者である教頭先生にまで手を出したのがまずかった。原因は、B先生が送ったメールを教頭先生の奥様がたまたま見てしまったのだ。帰りが遅い日が増えた教頭先生をおかしいと思った奥様が携帯をチェックしたところ、B先生からの「いつものところにいます」というメッセージを怪しんだ奥様。教頭先生の携帯からGPSを追跡し現場を取り押さえ発覚に至ったのだ。そこから、職員室内でも俺が付き合っていたはずだとか、結婚を考えていたなどでもめにもめたが、当の本人はと言うと何とも思っていないらしく「みなさんにはありがとうといってもらいたいくらい」と開き直る始末。なんでも、男というのは後腐れなく「ヤリたい」ものなはずだというのだ。だから謝りはしないし、むしろ感謝してほしいというのだ。職員室中が拍子抜けしてしまって何も言うことができなかった。確かに男性の中には後腐れのない関係を求めている者も勿論いる。がしかし、体育会系出身の先生以外は女性経験が少ない職員が多い中、彼女の行動は彼らを本気にさせてしまっていた。もしかすると、僕も本気になりかけていたのかもしれない。ただ、詐欺師の言い分ではないが、ダマされるヤツが悪いのであろう。成人している大の大人が周りも見えなくなるほど一人の人に夢中になることがおかしいと思っていた。教える身の教師でさえ不完全な部分があるのが人間で、一人の人間であるのだ。そして、恋や愛というのが人間の一番の根源になっているということをこの時に学んだように思う。普段平穏であった職員屋がこれほどまでに荒れてしまい、女性の存在の大きさや、人間の本質をこのような形で知るとは思いもしなかった。結局B先生は自主退職という方になり学校を去り、僕はというとその後の職員室のギスギスした雰囲気が耐え切れず今の高校に移ってきたのだ。
話は長くなったが、これまでの経験から職場での女性にはとにかく気を付けている。特にフェロモンを振りまくようなタイプの女性は要注意である。もう前の職場のようなごたごたはこりごりだ。愛や恋というものは、人の理性を支配してしまう。どんな決まりや常識であろうと、人の心はその形に押し込めるようなことができないのかもしれない。
これまでの職場とは違い、新しい職場ではそのようなことが起きないよう彼女との距離は保ちながら仕事をすることを改めて心に決めていた。
僕も他の教師と同じように、新クラスの名簿に目をやる。昨晩部屋に舞い込んできた桜の花びらは、鮮やかな桃色のままでいたことにほっとしテープの上から優しく触れてみる。うすらと花びらの皺を感じ取ることができ、指の感触とはとても繊細なものまで感じ取ることに感心していた。
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