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15.仮面舞踏会(後編)
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「あの、侯爵様、何を」
「いえいえ、貴女様の味見をさせて頂こうかと思いまして。名もなきご令嬢様」
誰かは知っているけど、仮面をしている以上、誰でもないと言いたいみたい。
味見とはつまりそういう事で、私は・・・。
「やめてください、賭けは私が勝った筈ですよ!」
「ですが、媚薬に勝てたらという条件ですからね。これは正当な報酬です」
伯爵はスカートの中に手を入れ、下着をずり下ろそうとする。
それに贖えず、無様にもとられてしまった。
そして、下着についた液状の物を触り、確認すると厭らしく歪に口角を上げる。
「十分濡れている様ですな、前座は必要ないでしょう。まぁ初めてでも無いのですから、今更抵抗せずとも」
そう言って、足を広げようとするが、流石にそこは私も抵抗し、足を閉じ続けた。
「やめてくださいっ、本気で怒りますからね!」
「ここは防音ですよ。どう足掻いても結果は変わりません」
媚薬のせいか、少し判断力も鈍っている。
私はどうかしていた。
こんな事になるなんて想像しなかったのに。
一瞬、侯爵の腕の力が弱くなったのをチャンスだと思い蹴りを入れようとしたら、足首を掴まれる。
そのまま、詰め寄られて侯爵の股間が私のあそこに密着した。
「ひゃっ」
侯爵の股間が苦しそうなほどに大きく硬くなっているのがわかる。
まだズボンを履いたままでもこれだ、脱いだらどんなサイズになるのか想像もつかない。
「本当にやめてください・・・」
「入れるのはすぐですよ、何度かやったではありませんか」
やったの?妹と?
「水晶映像が残ってるって脅した方が燃えるんでしたっけ?」
「───!!!」
「ああ、今からでもそういうシチュエーションでしましょうか」
「酷いっ!」
「おやおや、今夜はそういう徹底的に抵抗するシチュエーションですか・・・、まぁ嫌いではありませんけどね」
侯爵は本気だ。
「兎に角、今日は駄目なんですっ」
「そうはいきません、初めての時じゃあるまいし」
そう言って侯爵はズボンを降ろし、下をむき出しにした。
それはそれは大きく、初めて見る物に私は言葉を失った。
───あんな物、絶対入らない。
それは恐怖だった。
壊れるどころか、死んでしまうと思った。
恐怖は体が小刻みに震え、そしてベッドからずり落ち、四つん這いで逃げ出そうとした。
侯爵はそれを許す訳もなく、私を床に仰向けに転がし、その上にかぶさった。
右手は手は胸を揉みくだし、左手は太ももの内側を触り、徐々に上に向かってゆく。
もう駄目。
そう諦めかけた時だ。
入口のドアが大きな音と共に、吹き飛んだ。
「何者だ!」
「通りすがりの紳士だよ」
現れたのはレッドでも、ジェイミーでもない。
どこかで見た事のある人物、どこかで聞いた事のある声だった。
「ここは私のプライベートルッ」
そこまで言った所で、侯爵の股間に剣の鞘が喰い込んだ。
侯爵はそのまま声も無く苦しみだし、それを踏みつけながら、私に手を差し伸ばす。
「姫、参りましょう」
「───はい」
そうして、抱きかかえられ窓から屋敷を脱出し、公爵家の馬車まで運ばれた。
「あの、ありがとうございます」
「どうってことは無い、ちゃんと掛け金も持って来ておいたぞ」
「重ね重ねありが───・・・どこから見てたのですか?」
「えーと、と、途中?かな?」
「もーもーもーもー!それなら、どうしてすぐに助けてくれなかったのですか・・・」
そういって胸元をぽこすか叩いて抗議を露わにした。
すると仮面がポロリと落ちる。
そこにには見知った顔があった。
「あなたは・・・」
その素顔は以前魔女年鑑を渡したお方。
名前はわからない。
「呼び名がないと不便だわ、あなたはウィルター、それでいい!?」
「あ、ああ、それでいい。面白い名を付けるんだな」
「面白いかな?」
「ああ───」
彼はゆっくりと動き、私をそっと抱きしめた。
私はそれを避ける事も出来ず、そのまま身を預ける。
「───無事でよかった、エリアナ。本当に無事でよかった」
彼の腕の中は温かく、心安らぐ。
ずっと一緒に居たい、そう思ったその瞬間───
ゴンッ
唐突に頭を小突かれて、目から火花が飛び散った。
「なにするんですかー!」
「どうしてあんな危険な事をしたんだ!もうちょっとで内偵終わる所だったのに、すべてが水の泡だぞ!」
「ふふゃあ、ごめんなさい!」
反射的に謝ってしまった。
それよりも、今回解毒剤使わなかった。
妹の姿も無かった。
どうしてでしょう。
「いえいえ、貴女様の味見をさせて頂こうかと思いまして。名もなきご令嬢様」
誰かは知っているけど、仮面をしている以上、誰でもないと言いたいみたい。
味見とはつまりそういう事で、私は・・・。
「やめてください、賭けは私が勝った筈ですよ!」
「ですが、媚薬に勝てたらという条件ですからね。これは正当な報酬です」
伯爵はスカートの中に手を入れ、下着をずり下ろそうとする。
それに贖えず、無様にもとられてしまった。
そして、下着についた液状の物を触り、確認すると厭らしく歪に口角を上げる。
「十分濡れている様ですな、前座は必要ないでしょう。まぁ初めてでも無いのですから、今更抵抗せずとも」
そう言って、足を広げようとするが、流石にそこは私も抵抗し、足を閉じ続けた。
「やめてくださいっ、本気で怒りますからね!」
「ここは防音ですよ。どう足掻いても結果は変わりません」
媚薬のせいか、少し判断力も鈍っている。
私はどうかしていた。
こんな事になるなんて想像しなかったのに。
一瞬、侯爵の腕の力が弱くなったのをチャンスだと思い蹴りを入れようとしたら、足首を掴まれる。
そのまま、詰め寄られて侯爵の股間が私のあそこに密着した。
「ひゃっ」
侯爵の股間が苦しそうなほどに大きく硬くなっているのがわかる。
まだズボンを履いたままでもこれだ、脱いだらどんなサイズになるのか想像もつかない。
「本当にやめてください・・・」
「入れるのはすぐですよ、何度かやったではありませんか」
やったの?妹と?
「水晶映像が残ってるって脅した方が燃えるんでしたっけ?」
「───!!!」
「ああ、今からでもそういうシチュエーションでしましょうか」
「酷いっ!」
「おやおや、今夜はそういう徹底的に抵抗するシチュエーションですか・・・、まぁ嫌いではありませんけどね」
侯爵は本気だ。
「兎に角、今日は駄目なんですっ」
「そうはいきません、初めての時じゃあるまいし」
そう言って侯爵はズボンを降ろし、下をむき出しにした。
それはそれは大きく、初めて見る物に私は言葉を失った。
───あんな物、絶対入らない。
それは恐怖だった。
壊れるどころか、死んでしまうと思った。
恐怖は体が小刻みに震え、そしてベッドからずり落ち、四つん這いで逃げ出そうとした。
侯爵はそれを許す訳もなく、私を床に仰向けに転がし、その上にかぶさった。
右手は手は胸を揉みくだし、左手は太ももの内側を触り、徐々に上に向かってゆく。
もう駄目。
そう諦めかけた時だ。
入口のドアが大きな音と共に、吹き飛んだ。
「何者だ!」
「通りすがりの紳士だよ」
現れたのはレッドでも、ジェイミーでもない。
どこかで見た事のある人物、どこかで聞いた事のある声だった。
「ここは私のプライベートルッ」
そこまで言った所で、侯爵の股間に剣の鞘が喰い込んだ。
侯爵はそのまま声も無く苦しみだし、それを踏みつけながら、私に手を差し伸ばす。
「姫、参りましょう」
「───はい」
そうして、抱きかかえられ窓から屋敷を脱出し、公爵家の馬車まで運ばれた。
「あの、ありがとうございます」
「どうってことは無い、ちゃんと掛け金も持って来ておいたぞ」
「重ね重ねありが───・・・どこから見てたのですか?」
「えーと、と、途中?かな?」
「もーもーもーもー!それなら、どうしてすぐに助けてくれなかったのですか・・・」
そういって胸元をぽこすか叩いて抗議を露わにした。
すると仮面がポロリと落ちる。
そこにには見知った顔があった。
「あなたは・・・」
その素顔は以前魔女年鑑を渡したお方。
名前はわからない。
「呼び名がないと不便だわ、あなたはウィルター、それでいい!?」
「あ、ああ、それでいい。面白い名を付けるんだな」
「面白いかな?」
「ああ───」
彼はゆっくりと動き、私をそっと抱きしめた。
私はそれを避ける事も出来ず、そのまま身を預ける。
「───無事でよかった、エリアナ。本当に無事でよかった」
彼の腕の中は温かく、心安らぐ。
ずっと一緒に居たい、そう思ったその瞬間───
ゴンッ
唐突に頭を小突かれて、目から火花が飛び散った。
「なにするんですかー!」
「どうしてあんな危険な事をしたんだ!もうちょっとで内偵終わる所だったのに、すべてが水の泡だぞ!」
「ふふゃあ、ごめんなさい!」
反射的に謝ってしまった。
それよりも、今回解毒剤使わなかった。
妹の姿も無かった。
どうしてでしょう。
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