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4.迷宮都市ルグランジ(再び)
4-13.アバークロンビー家にて
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さて、家族+王族会議が開かれた。
参加者は俺、セシリア、父、陛下、王妃様、第一、第二王子。
「私は許しませんよ!」
第一声はあの温厚な王妃様が珍しく怒って発言した。
「何を許さないというのかね」
「決まっているでしょう、カロリーナが王族に入らない事よ、どちらと一緒になってもいいですけど、どちらも選ばないというのは却下よ!」
次に発言しようとしたのはセシリアだった。
「あのう」
「セシリアさん、どうしたの?」
「私はやはり辞退した方が良いかと思いまして、王太子妃にはカロリーナが相応しいかと」
「お・・・・セシリアさん?どうしてそうなるのですの?」
思わす素で「おい!」って言いかけた。
王妃や殿下の前じゃ多少は猫被らないとな。
「だって、貴女が公爵家の純粋な血統なのよ?だったら貴女が王太子妃になるべきよ、私みたいに卑しい血統じゃなく・・・」
「おい!誰がセシリアを卑しい血統だなんて言ったんだ!?」
「だ、だって、そうじゃない、みんな言ってるわよ」
「言った奴の所に案内しろ、俺が画面に拳をプレゼントして周ってやる!だからハズカシがるんじゃない、堂々と生きろ、今やアンタは公爵家の娘の一人なんだ!そうだろ?父よ」
「ああ、その通りだ、カロリーナちゃん」
「義父様・・・」
その涙は留まらず、セシリアはうれし泣きを続けた。
「ですが、私はカロリーナが変わりに婚約者になるのでしたら、謹んで辞退させていただきますわ」
涙を流しながらもしっかりとした発言をする。
セシリアは強い子だ。
あとは殿下次第と言った所か。
「父の意見はどうなんだ」
「私も、王妃様と同意見だ」
「へ・・・・陛下は」
「じゃあ儂も~」
じゃあって何だよ!
てか、味方がいねえ!
兄と弟もこの会議に混ぜるべきだったか?
「では、俺との婚約者と言う事で落ち着いてくれるんだな」
第一王子のアレグサンダーがそう言うと、まわりがウンウンと頷く。
「俺に選択権は?」
「ないな」
「ないわね」
「念願が叶ったじゃない」
そういえば、前の人格は、王太子との相手を望んでいたんだったか。
こればかりはどうしようもないのかもしれないな。
「ウィリアム殿下は、本当にそれでいいのか・・・」
「うん、僕の事は気にしないで!」
「じゃあ・・・これ以上言う事は無い、だが浮気をしたら解消してもらう、いいな?」
「ああ、じゃあ成立だ」
結果は、俺の全面敗北だ────
がくりと肩を落とし落ち込む俺にアレグサンダーはそっと肩に手を回し、囁いた。
「近い内に、昨晩の続きをしような」
こんな状況なのに父はご機嫌でこちらを見ている。
陛下も王妃様もセシリアもだ。
そして、アレグサンダーは皆に言った。
「俺達、幸せになります、なっ、カロリーナ」
その返事をしないでいると、王妃様が何かを思いついた。
「あ、そうだわ、モルバーン学園の入学時期を合わせたらどうかしら?」
「おー、いい考えじゃの」
「すると、来年、いや、もうあと半年ほどで、入学か、その頃には11歳になってるか」
「待て!父よ、約束は14歳になったではなかったのか!?」
「王妃様がこう言って下さるのだ、受けない訳にはいかないだろう」
「すると結婚は卒業と同時の14歳かしら」
「王妃様、まってくれ、法律では結婚は16からだったろう?」
「え?これも忘れてるのかしら?16か学園を卒業した者って条件よ」
「そんな馬鹿な!」
「うふふ、楽しみが3年も早まったわぁ、るんたったぁ~♪」
「王妃様、お願いだから考え直してくれないか・・・」
「あまり我儘を言うようでしたら、入学してからすぐ飛び級させちゃうわよ?」
「やめてくれえええ」
後になって、王妃様になんて口をきいているんだなんて気が付いた。
だが、これが今の素であることを見抜いていたらしく、自然体で接していいと言われる。
王妃様は侮れない。
何もかもお見通しだった様だ。
*
「・・・・・・」
「どうしたのかい?カロリーナちゃん?」
「父の嘘つき」
「嘘でも何でもいいさ、お前が王族に輿入れしてくれるならな」
「・・・・・・」
「ところで、ウィリアム殿下の好きな相手は誰なのだ?」
「しらねえよ」
この日から月に一度の帰省はしないと絶交宣言した。
参加者は俺、セシリア、父、陛下、王妃様、第一、第二王子。
「私は許しませんよ!」
第一声はあの温厚な王妃様が珍しく怒って発言した。
「何を許さないというのかね」
「決まっているでしょう、カロリーナが王族に入らない事よ、どちらと一緒になってもいいですけど、どちらも選ばないというのは却下よ!」
次に発言しようとしたのはセシリアだった。
「あのう」
「セシリアさん、どうしたの?」
「私はやはり辞退した方が良いかと思いまして、王太子妃にはカロリーナが相応しいかと」
「お・・・・セシリアさん?どうしてそうなるのですの?」
思わす素で「おい!」って言いかけた。
王妃や殿下の前じゃ多少は猫被らないとな。
「だって、貴女が公爵家の純粋な血統なのよ?だったら貴女が王太子妃になるべきよ、私みたいに卑しい血統じゃなく・・・」
「おい!誰がセシリアを卑しい血統だなんて言ったんだ!?」
「だ、だって、そうじゃない、みんな言ってるわよ」
「言った奴の所に案内しろ、俺が画面に拳をプレゼントして周ってやる!だからハズカシがるんじゃない、堂々と生きろ、今やアンタは公爵家の娘の一人なんだ!そうだろ?父よ」
「ああ、その通りだ、カロリーナちゃん」
「義父様・・・」
その涙は留まらず、セシリアはうれし泣きを続けた。
「ですが、私はカロリーナが変わりに婚約者になるのでしたら、謹んで辞退させていただきますわ」
涙を流しながらもしっかりとした発言をする。
セシリアは強い子だ。
あとは殿下次第と言った所か。
「父の意見はどうなんだ」
「私も、王妃様と同意見だ」
「へ・・・・陛下は」
「じゃあ儂も~」
じゃあって何だよ!
てか、味方がいねえ!
兄と弟もこの会議に混ぜるべきだったか?
「では、俺との婚約者と言う事で落ち着いてくれるんだな」
第一王子のアレグサンダーがそう言うと、まわりがウンウンと頷く。
「俺に選択権は?」
「ないな」
「ないわね」
「念願が叶ったじゃない」
そういえば、前の人格は、王太子との相手を望んでいたんだったか。
こればかりはどうしようもないのかもしれないな。
「ウィリアム殿下は、本当にそれでいいのか・・・」
「うん、僕の事は気にしないで!」
「じゃあ・・・これ以上言う事は無い、だが浮気をしたら解消してもらう、いいな?」
「ああ、じゃあ成立だ」
結果は、俺の全面敗北だ────
がくりと肩を落とし落ち込む俺にアレグサンダーはそっと肩に手を回し、囁いた。
「近い内に、昨晩の続きをしような」
こんな状況なのに父はご機嫌でこちらを見ている。
陛下も王妃様もセシリアもだ。
そして、アレグサンダーは皆に言った。
「俺達、幸せになります、なっ、カロリーナ」
その返事をしないでいると、王妃様が何かを思いついた。
「あ、そうだわ、モルバーン学園の入学時期を合わせたらどうかしら?」
「おー、いい考えじゃの」
「すると、来年、いや、もうあと半年ほどで、入学か、その頃には11歳になってるか」
「待て!父よ、約束は14歳になったではなかったのか!?」
「王妃様がこう言って下さるのだ、受けない訳にはいかないだろう」
「すると結婚は卒業と同時の14歳かしら」
「王妃様、まってくれ、法律では結婚は16からだったろう?」
「え?これも忘れてるのかしら?16か学園を卒業した者って条件よ」
「そんな馬鹿な!」
「うふふ、楽しみが3年も早まったわぁ、るんたったぁ~♪」
「王妃様、お願いだから考え直してくれないか・・・」
「あまり我儘を言うようでしたら、入学してからすぐ飛び級させちゃうわよ?」
「やめてくれえええ」
後になって、王妃様になんて口をきいているんだなんて気が付いた。
だが、これが今の素であることを見抜いていたらしく、自然体で接していいと言われる。
王妃様は侮れない。
何もかもお見通しだった様だ。
*
「・・・・・・」
「どうしたのかい?カロリーナちゃん?」
「父の嘘つき」
「嘘でも何でもいいさ、お前が王族に輿入れしてくれるならな」
「・・・・・・」
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