191 / 193
6.モルバーン学園(二年生編)
6-29.プルサウンにて
しおりを挟む
非常に面倒な事になってしまった。
皇帝との会談は順調に進み、いざ調印のタイミングとなって、皇帝がぐずったせいで翌日に延期。
その翌日でも更に延期、次の日も延期、その次の日も延期。
と言った具合に全然決まる気配がない。
何かにつけて二人きりになろうとする皇帝に、双子の同伴を絶対条件とした。
再びあの夜の様な行為を許しては、勘違いをさせてしまう。
夜で力が出ない事と、子供のする事だからとその場は許したが、二度とあってはならん話しだ。
一応、この体は婚前の大事な身だからな。
さて、そんな皇帝が延期とする為の口実は多彩だった。
今日は『縁起が悪い日だ』とか『新しい案件についても話したい』とか『急用ができた』とか『腹が痛い』とか。
終始笑顔で対応していた私だが、5日目にもなると苛立ちが隠せなくなってきた。
すると皇帝は焦って変な事を口走り始めた。
「私になにか告白したい事があるのではないのか?いいのだぞ、さぁ、遠慮する事は無い」
「調印してくれ。それだけだ」
「この期に及んでまだ照れ隠しをするのか。お前が私に惚れている事は分かっているのだ。そう恥ずかしがることではない」
「惚れた覚えはない。リーシュナルとは国の代表者同士の関係でそれ以上でもそれ以下でもない」
「それ以上言うと、ラミレスが黙ってないのだわ」
「オルドリッジ様に喧嘩を売るなら、同盟関係は結べないと思う事なの」
「そこでどうしてラミレスが出てくるのだ?」
「オルドリッジ様は私の婚約者だ。この二人もラミレスの人間だから当然であろう?」
そこまで言っても、皇帝は理解できなかったようだ。
と、いうよりは思考が停止したのか固まってしまった。
しばらくしてようやく口を開いたかと思えば、『聞き間違えだろうか』と聞いてきた。
勿論、その答えはノーだ。
まるで飾りのように部屋に居た秘書官らしき者が追い打ちをかけるかのように事実だと告げる。
するとショックを受けて膝を地に付けて、『どうして教えてくれなかったのだ』という始末。
何で知らないのかと私の方が聞きたいくらいだ。
それから、同盟の調印はあっさり終わった。
ほぼ一方的にこちらの要求を飲ませたが、その分この国を保護すればいいだけの話だ。
ただ、皇帝が茫然としている様子は、こんなメンタルで大丈夫だろうかと心配になるレベルだった。
少しくらい励まそうかと思ったが、双子がそれを阻止した。
こんなところで情けをかけてはいけない、と。
後は帰るだけ。
そう思った時に事は起きた。
室外が騒がしいと思いきや、ドアを勢いよく開けたのはグショネンの代理だった。
「なんだ、騒が───」
皇帝が私の前に出て文句を言った途端、その人間は激しく燃え上がった。
さらにその後ろからゾロゾロと人が入って来る。
「皇帝は殺せ!!」
「王女は捕らえるんだ!」
「謀反か!」
皇帝は冷静に対応しようとしたが、彼らはそうではなかった。
首謀者が槍を皇帝に一突き。
私の目の前で、明らかに心臓を貫いていた。
「王女、お付きの者は捕らえております、抵抗すればどうなるか分かっているでしょうな」
代表者らしき人物が偉そうに私に向かって脅迫する。
最早、何もかも無茶苦茶だ。
「私達をどうする気だ」
「簡単な事だ、ソルレーンに引き渡す」
「この国はソルレーンのものになるとでも言うのか?」
「元よりプルサウンは従属国のようなもの。併合されるのが自然な成り行きよ。それにしても皇帝の首以外にも手土産ができるとはな。アンタには感謝してるぜ、ふはは───」
高笑いしている所を魔操糸術で拘束した。
周りの兵士は全て戦闘不能になる程度の手傷を負わせてた。
彼らにとっては一瞬の出来事だっただろう。
私にすればいつでもできた話だった。
しかし、この程度の人間に殺されるとは、皇帝もただの人間と言う事かとため息が出た。
私は落胆を隠せなかったのだ。
皇帝が人外の力を持ち合わせているなら、一度手合わせをして欲しいと思っていたからだ。
その鬱憤は首謀者に支払ってもらうくらいしか、清算する術がないだろう。
「はは、今頃、お前の仲間は一網打尽になってる頃さ」
「そんな訳ないだろ。私の仲間を馬鹿にするな」
「それに、もう、帰るルートはない。勇者諸共、シュルリチョルスはソルレーンの手に落ちているからな!」
「帰り路を潰した気でいるのか、だが、勇者がそう簡単にやられる訳がないだろう」
私にすれば赤子同然であったが、一般的には強い方だと思った。
軍隊相手にどれだけできるかは未知数だが、国境警備程度であれば蹴散らす事が出来るだろう。
「正規軍相手に同じ事が言えるかな。はは、もう帰り道がないお前らはもうお終いなんだよ!」
「もういい、だまっとけ」
改めて、適当なロープで縛り直した。
皇帝の死体をこのままにしておくのは忍びないが、それどころでは無さそうだ。
ドアの近くで震えてる下っ端っぽい秘書官みたいな奴に、次に来るときまでには代表者を立てておくようにと言って部屋を出る。
宿屋にたどり着くと、崩壊していた。
バッキンガルム侯爵が大暴れしたらしく、反乱に加担した兵士が倒れているだけだった。
「侯爵!皆は無事か!?」
「女王陛下!ご無事で何よりです!こちらは全員無事ですぞ!」
「よし、なら闘技場に向かう、そこから国境の町シュルリチョルスに向かう!」
「闘技場・・・ですか」
馬車に乗り込もうとすると、リリーが見知らぬガキを連れて来ていた。
「それは誰だ」
「裾をはなさないのだわ」
「懐かれたのね」
「アンタは誰なんだ?」
「俺もつれてけ!」
「僕もお願いします!」
さらに増えた。
というか、男娼の小さい奴がこんなタイミングで現れた。
クッソ面倒くせえとは思ったが、彼にとってこれが生死の分け目かもしれない。
そう、彼はここでは生きて行けないかもしれない。
連れて行くしかなかった。
さらにこのガキの方は、4歳くらいだろうか。
もしかすると男娼の弟なのかもしれないと考えると、連れて行かないという選択肢は無かった。
*
「勇者殿、これを装着してください」
「グショネン、なんだこれは」
「力を強化する魔導具でございまする。戦闘で役に立つでしょう。ささ、ほかの勇者様もどうぞ」
「気が利くじゃネェか」
「返せって言われても、返さないわよ」
「僕は、そんな物より、本の方が嬉しいんだけど」
「さ、敵の軍勢が目の前に来ております。先陣を頼みましたぞ!」
「まかせろ!軽く蹴散らしてきてやるぜ!」
皇帝との会談は順調に進み、いざ調印のタイミングとなって、皇帝がぐずったせいで翌日に延期。
その翌日でも更に延期、次の日も延期、その次の日も延期。
と言った具合に全然決まる気配がない。
何かにつけて二人きりになろうとする皇帝に、双子の同伴を絶対条件とした。
再びあの夜の様な行為を許しては、勘違いをさせてしまう。
夜で力が出ない事と、子供のする事だからとその場は許したが、二度とあってはならん話しだ。
一応、この体は婚前の大事な身だからな。
さて、そんな皇帝が延期とする為の口実は多彩だった。
今日は『縁起が悪い日だ』とか『新しい案件についても話したい』とか『急用ができた』とか『腹が痛い』とか。
終始笑顔で対応していた私だが、5日目にもなると苛立ちが隠せなくなってきた。
すると皇帝は焦って変な事を口走り始めた。
「私になにか告白したい事があるのではないのか?いいのだぞ、さぁ、遠慮する事は無い」
「調印してくれ。それだけだ」
「この期に及んでまだ照れ隠しをするのか。お前が私に惚れている事は分かっているのだ。そう恥ずかしがることではない」
「惚れた覚えはない。リーシュナルとは国の代表者同士の関係でそれ以上でもそれ以下でもない」
「それ以上言うと、ラミレスが黙ってないのだわ」
「オルドリッジ様に喧嘩を売るなら、同盟関係は結べないと思う事なの」
「そこでどうしてラミレスが出てくるのだ?」
「オルドリッジ様は私の婚約者だ。この二人もラミレスの人間だから当然であろう?」
そこまで言っても、皇帝は理解できなかったようだ。
と、いうよりは思考が停止したのか固まってしまった。
しばらくしてようやく口を開いたかと思えば、『聞き間違えだろうか』と聞いてきた。
勿論、その答えはノーだ。
まるで飾りのように部屋に居た秘書官らしき者が追い打ちをかけるかのように事実だと告げる。
するとショックを受けて膝を地に付けて、『どうして教えてくれなかったのだ』という始末。
何で知らないのかと私の方が聞きたいくらいだ。
それから、同盟の調印はあっさり終わった。
ほぼ一方的にこちらの要求を飲ませたが、その分この国を保護すればいいだけの話だ。
ただ、皇帝が茫然としている様子は、こんなメンタルで大丈夫だろうかと心配になるレベルだった。
少しくらい励まそうかと思ったが、双子がそれを阻止した。
こんなところで情けをかけてはいけない、と。
後は帰るだけ。
そう思った時に事は起きた。
室外が騒がしいと思いきや、ドアを勢いよく開けたのはグショネンの代理だった。
「なんだ、騒が───」
皇帝が私の前に出て文句を言った途端、その人間は激しく燃え上がった。
さらにその後ろからゾロゾロと人が入って来る。
「皇帝は殺せ!!」
「王女は捕らえるんだ!」
「謀反か!」
皇帝は冷静に対応しようとしたが、彼らはそうではなかった。
首謀者が槍を皇帝に一突き。
私の目の前で、明らかに心臓を貫いていた。
「王女、お付きの者は捕らえております、抵抗すればどうなるか分かっているでしょうな」
代表者らしき人物が偉そうに私に向かって脅迫する。
最早、何もかも無茶苦茶だ。
「私達をどうする気だ」
「簡単な事だ、ソルレーンに引き渡す」
「この国はソルレーンのものになるとでも言うのか?」
「元よりプルサウンは従属国のようなもの。併合されるのが自然な成り行きよ。それにしても皇帝の首以外にも手土産ができるとはな。アンタには感謝してるぜ、ふはは───」
高笑いしている所を魔操糸術で拘束した。
周りの兵士は全て戦闘不能になる程度の手傷を負わせてた。
彼らにとっては一瞬の出来事だっただろう。
私にすればいつでもできた話だった。
しかし、この程度の人間に殺されるとは、皇帝もただの人間と言う事かとため息が出た。
私は落胆を隠せなかったのだ。
皇帝が人外の力を持ち合わせているなら、一度手合わせをして欲しいと思っていたからだ。
その鬱憤は首謀者に支払ってもらうくらいしか、清算する術がないだろう。
「はは、今頃、お前の仲間は一網打尽になってる頃さ」
「そんな訳ないだろ。私の仲間を馬鹿にするな」
「それに、もう、帰るルートはない。勇者諸共、シュルリチョルスはソルレーンの手に落ちているからな!」
「帰り路を潰した気でいるのか、だが、勇者がそう簡単にやられる訳がないだろう」
私にすれば赤子同然であったが、一般的には強い方だと思った。
軍隊相手にどれだけできるかは未知数だが、国境警備程度であれば蹴散らす事が出来るだろう。
「正規軍相手に同じ事が言えるかな。はは、もう帰り道がないお前らはもうお終いなんだよ!」
「もういい、だまっとけ」
改めて、適当なロープで縛り直した。
皇帝の死体をこのままにしておくのは忍びないが、それどころでは無さそうだ。
ドアの近くで震えてる下っ端っぽい秘書官みたいな奴に、次に来るときまでには代表者を立てておくようにと言って部屋を出る。
宿屋にたどり着くと、崩壊していた。
バッキンガルム侯爵が大暴れしたらしく、反乱に加担した兵士が倒れているだけだった。
「侯爵!皆は無事か!?」
「女王陛下!ご無事で何よりです!こちらは全員無事ですぞ!」
「よし、なら闘技場に向かう、そこから国境の町シュルリチョルスに向かう!」
「闘技場・・・ですか」
馬車に乗り込もうとすると、リリーが見知らぬガキを連れて来ていた。
「それは誰だ」
「裾をはなさないのだわ」
「懐かれたのね」
「アンタは誰なんだ?」
「俺もつれてけ!」
「僕もお願いします!」
さらに増えた。
というか、男娼の小さい奴がこんなタイミングで現れた。
クッソ面倒くせえとは思ったが、彼にとってこれが生死の分け目かもしれない。
そう、彼はここでは生きて行けないかもしれない。
連れて行くしかなかった。
さらにこのガキの方は、4歳くらいだろうか。
もしかすると男娼の弟なのかもしれないと考えると、連れて行かないという選択肢は無かった。
*
「勇者殿、これを装着してください」
「グショネン、なんだこれは」
「力を強化する魔導具でございまする。戦闘で役に立つでしょう。ささ、ほかの勇者様もどうぞ」
「気が利くじゃネェか」
「返せって言われても、返さないわよ」
「僕は、そんな物より、本の方が嬉しいんだけど」
「さ、敵の軍勢が目の前に来ております。先陣を頼みましたぞ!」
「まかせろ!軽く蹴散らしてきてやるぜ!」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ガチャで領地改革! 没落辺境を職人召喚で立て直す若き領主
雪奈 水無月
ファンタジー
魔物大侵攻《モンスター・テンペスト》で父を失い、十五歳で領主となったロイド。
荒れ果てた辺境領を支えたのは、幼馴染のメイド・リーナと執事セバス、そして領民たちだった。
十八歳になったある日、女神アウレリアから“祝福”が降り、
ロイドの中で《スキル職人ガチャ》が覚醒する。
ガチャから現れるのは、防衛・経済・流通・娯楽など、
領地再建に不可欠な各分野のエキスパートたち。
魔物被害、経済不安、流通の断絶──
没落寸前の領地に、ようやく希望の光が差し込む。
新たな仲間と共に、若き領主ロイドの“辺境再生”が始まる。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する
namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。
転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。
しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。
凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。
詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。
それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。
「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」
前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。
痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。
そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。
これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
荷物持ちを追放したら、酷い目にあった件について。
しばたろう
ファンタジー
無能だと思い込み、荷物持ちのレンジャーを追放した戦士アレクス。
しかし――
彼が切り捨てた仲間こそが、
実はパーティを陰で支えていたレアスキル持ちだった。
事実に気づいた時にはもう遅い。
道に迷い、魔獣に襲われ、些細な任務すらまともにこなせない。
“荷物持ちがいなくなった瞬間”から、
アレクスの日常は静かに崩壊していく。
短絡的な判断で、かけがえのない存在を手放した戦士。
そんな彼と再び肩を並べることになったのは――
美しいのに中二が暴走する魔法使い
ノー天気で鈍感な僧侶
そして天性の才を秘めた愛くるしい弟子レンジャー
かつての仲間たちと共に、アレクスはもう一度歩き出す。
自らの愚かさと向き合い、後悔し、懺悔し、それでも進むために。
これは、
“間違いを犯した男が、仲間と共に再び立ち上がる”
再生の物語である。
《小説家になろうにも投稿しています》
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる