2 / 5
幸せな日々①
しおりを挟む
僕の名前は佐々木 光太だ。
突然だけど、僕には好きな人がいた。それは、隣のクラスのさくらさんだ。
さくらさんはこの学校で1番と言ってもいいほどの美人だ。
それでなのか、まだこの気持を伝えられていなかった。多分、心の中で「僕じゃ彼女には釣り合わない。」と思っていたのだろう。
さくらさんは他の男子からも、ちやほやされて人気者だった。学校の大半の男子は、さくらさんのことが好きだろう。
学校の男子たちを押し退けて彼女に告白する勇気なんて僕にはなかった。
「こら、真面目に授業を受けなさい!」
そんな言葉とともに、頭にかるい衝撃が来た。たぶん、先生が教科書で頭を叩いた事による衝撃だろう。
さくらさんのことを考えているうちに寝てしまったみたいだ。
最近、どうも授業に身が入らない。
昨日なんか、教科書を全部忘れたほどだ。
4時間目が終り、昼食の時間になった。
この学校には食堂があり、クラスで弁当を食べる人と食堂で学食を食べる人とにわかれる。
僕は、いつも弁当を持ってきてる。教室もうるさいがそれ以上に食堂はうるさい。
そんなところでご飯を食べるなんてまっぴらだ。そう思いながらカバンに手をつっこみ弁当を取り出そうとすると、カバンの中は空っぽだった。家に弁当を忘れてきたみたいだ。やっぱり最近どうもおかしい。弁当を忘れるなんて今までなかった。
「しかたない。」
ため息をつきながらそう言って、僕は食堂へむかった。
やっぱり食堂には大勢の人だかりができていた。僕は、人混みをかき分けながら日替わりメニューを選び開いているテーブルを探した。
しかし、開いている席はなかった。
どうしようかと考えながらきょろきょろと周りを見渡していると、
「佐々木くん、こっち。」
という声が聞こえた。声が聞こえた方を向くと、さくらさんが手を降っていた。
まさか、僕を呼んでいるのか?
いや、そんなはず…ないよな。
いや、でももしかしたら…
そんな脳内会議をしていると。
「ちょっと、早くしないと席埋まっちゃうよ?」
そう言って、彼女は服を引っ張って彼女の座っている席に僕を座らせた。
もしかして、一緒にご飯を食べようということなのか?!
予感は的中した。
今僕はあのさくらさんとご飯を食べている。
「ん?どうしたの?」
突然の美声。
「な、な、なんでもない、です。」
噛みすぎだろ僕。
「ほら、早く食べないと冷めちゃうよ?」
再び食事に戻るさくらさん。
さくらさん、箸の持ち方綺麗だなぁ...
じゃなくて!さくらさんにも言われたし、早く食べないと。
あんなに嫌だった食堂がこんなにも幸せな場所だったなんて。
「そう言えば、佐々木くんが食堂に来るなんて珍しいね、いつも弁当なのに」
僕が弁当なの知ってたんだ。ちょっとびっくりした。
「今日、弁当忘れちゃって。」
「大丈夫?昨日も忘れ物してたみたいだし、最近元気なさそう...」
君にみとれちゃって!
何て言えない。
「え、だ、大丈夫だよ。」
「そっか、でも何かあったら言ってね、何でも相談にのるよ!」
あ、笑顔可愛い...じゃなくて!
そんなこんなで幸せな時間は終わってしまった。
明日も...弁当忘れようかな...
突然だけど、僕には好きな人がいた。それは、隣のクラスのさくらさんだ。
さくらさんはこの学校で1番と言ってもいいほどの美人だ。
それでなのか、まだこの気持を伝えられていなかった。多分、心の中で「僕じゃ彼女には釣り合わない。」と思っていたのだろう。
さくらさんは他の男子からも、ちやほやされて人気者だった。学校の大半の男子は、さくらさんのことが好きだろう。
学校の男子たちを押し退けて彼女に告白する勇気なんて僕にはなかった。
「こら、真面目に授業を受けなさい!」
そんな言葉とともに、頭にかるい衝撃が来た。たぶん、先生が教科書で頭を叩いた事による衝撃だろう。
さくらさんのことを考えているうちに寝てしまったみたいだ。
最近、どうも授業に身が入らない。
昨日なんか、教科書を全部忘れたほどだ。
4時間目が終り、昼食の時間になった。
この学校には食堂があり、クラスで弁当を食べる人と食堂で学食を食べる人とにわかれる。
僕は、いつも弁当を持ってきてる。教室もうるさいがそれ以上に食堂はうるさい。
そんなところでご飯を食べるなんてまっぴらだ。そう思いながらカバンに手をつっこみ弁当を取り出そうとすると、カバンの中は空っぽだった。家に弁当を忘れてきたみたいだ。やっぱり最近どうもおかしい。弁当を忘れるなんて今までなかった。
「しかたない。」
ため息をつきながらそう言って、僕は食堂へむかった。
やっぱり食堂には大勢の人だかりができていた。僕は、人混みをかき分けながら日替わりメニューを選び開いているテーブルを探した。
しかし、開いている席はなかった。
どうしようかと考えながらきょろきょろと周りを見渡していると、
「佐々木くん、こっち。」
という声が聞こえた。声が聞こえた方を向くと、さくらさんが手を降っていた。
まさか、僕を呼んでいるのか?
いや、そんなはず…ないよな。
いや、でももしかしたら…
そんな脳内会議をしていると。
「ちょっと、早くしないと席埋まっちゃうよ?」
そう言って、彼女は服を引っ張って彼女の座っている席に僕を座らせた。
もしかして、一緒にご飯を食べようということなのか?!
予感は的中した。
今僕はあのさくらさんとご飯を食べている。
「ん?どうしたの?」
突然の美声。
「な、な、なんでもない、です。」
噛みすぎだろ僕。
「ほら、早く食べないと冷めちゃうよ?」
再び食事に戻るさくらさん。
さくらさん、箸の持ち方綺麗だなぁ...
じゃなくて!さくらさんにも言われたし、早く食べないと。
あんなに嫌だった食堂がこんなにも幸せな場所だったなんて。
「そう言えば、佐々木くんが食堂に来るなんて珍しいね、いつも弁当なのに」
僕が弁当なの知ってたんだ。ちょっとびっくりした。
「今日、弁当忘れちゃって。」
「大丈夫?昨日も忘れ物してたみたいだし、最近元気なさそう...」
君にみとれちゃって!
何て言えない。
「え、だ、大丈夫だよ。」
「そっか、でも何かあったら言ってね、何でも相談にのるよ!」
あ、笑顔可愛い...じゃなくて!
そんなこんなで幸せな時間は終わってしまった。
明日も...弁当忘れようかな...
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
〈完結〉姉と母の本当の思いを知った時、私達は父を捨てて旅に出ることを決めました。
江戸川ばた散歩
恋愛
「私」男爵令嬢ベリンダには三人のきょうだいがいる。だが母は年の離れた一番上の姉ローズにだけ冷たい。
幼いながらもそれに気付いていた私は、誕生日の晩、両親の言い争いを聞く。
しばらくして、ローズは誕生日によばれた菓子職人と駆け落ちしてしまう。
それから全寮制の学校に通うこともあり、家族はあまり集わなくなる。
母は離れで暮らす様になり、気鬱にもなる。
そしてローズが出ていった歳にベリンダがなった頃、突然ローズから手紙が来る。
そこにはベリンダがずっと持っていた疑問の答えがあった。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる