高卒できなかったわたしは今日も時間が巻き戻る

赤衣 桃

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ナイトプール

15話目

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「ここのトイレって広くてシャワーもあって便利な上に監視カメラが絶妙に映らない位置にあるから、常連さんに大人気なんだ」
 まだ声を出せないユニは壁に寄りかかり……鍵をかけられた個室の中央の辺りで悠然と立つカホを見つめた。これから行われるであろうことを想像してか白いフリルビキニの彼女がつばを飲みこむ。
「ハヤテってさ、自覚ないけどイケメンだからわんさか可愛い系や奇麗な女の子を連れてきてくれるんだよね。今みたいな暑い季節はとくに」
 カホが床を蹴るとタイルの一部がずれた。床下の収納スペースにはナイフや鈍器などが大量にあった。
「ユニちゃんレベルの玩具は、ハヤテでもめったに呼び寄せてくれないから今日は本当にラッキー」
 短鞭を手に取りカホが軽く振る。風を切るような音を気に入ったようで何回も素振りを繰り返す。

「防音も完璧だから叫びたかったら好きなだけどうぞ」
 首を横に振るユニの太腿にカホが短鞭を打った。痛ましくもみずみずしい音が響いていく。唇を開閉させるも声の出せない白いフリルビキニの彼女の苦しむ姿を見てオレンジの三角ビキニの彼女が満足そうに笑う。
「やっぱり良い肉だね、軽く叩いただけで分かるもん。わたしも男だったらチンコでユニちゃんの身も心もなにもかも全てを支配したくなっていたと思うな」
 かろうじて立っているユニのほうへカホが近づく。
 カホの左手が水着越しにユニの乳房をわしづかみに、硬く立つ乳首に指先が触れたからか白いフリルビキニの彼女がなまめかしく反応した。
「すでに開発されちゃっていたのか、非力なわたしじゃ物足りないだろうけど。おおっ……ピンク系の乳首だ。良いなー、羨ましい」
 白のビキニトップスを脱がせ、丸見えになったユニの薄桃色の乳首の感想をカホが口にする。

「こんな風につねられたりしたの? 男の腕力で」
 薄桃色の乳首をつねられてユニが身体をくねらせた。視界が歪み、カホの姿がはっきりと見えてないのか焦点が全く合わない。
「声は聞こえている? ユニの察している通り毒だよ。いつ注入したのかは秘密。でも死なないから安心して」
 尻餅をつきそうになるユニの身体をカホが支え、便座の上に腰をかけさせている。
 ユニが魚のように唇を動かしているのを見てか、カホが右耳を彼女の口元に近づけた。
「なんで、こんなことをするのって……わたしが楽しいからだけど。それ以外に理由とかあったりするの」
 自分の好きなことをするのってそんなに変かな。他人に迷惑がかからないように注意しているだけでたまたまわたしには友達を巻きこまないと成立しない趣味があるだけの話じゃない、とカホが続ける。
 短鞭を打つも毒で感度が鈍くなっているせいかユニの反応は乏しく、不満そうにカホが頬を膨らませた。

「毒を使う前にエッチなことをしておくべきだったな。わたしには警戒心が薄かった感じだし」
 床下の収納スペースに短鞭を戻して……カホが大型のナイフを取り出す。特殊な金属でつくられているからか刃に反射する光の色が幻想的だった。
「ユニにもこのナイフの特殊さが分かる? 良いよね、血の通っている肉を切っても汚れないんだ」
 もちろん、ユニの血やら唾液は奇麗だから汚れるとかわたしは思ってないよん。今の説明はユニが他人の汚いものに触れることはないって伝えたかったの。
 そう言って、カホがユニの右足の五指を切り落とすが目を見開くだけで痛がっていない様子。
「ナイフで切られたのに痛くないとさ、その部分は本当はいらなかったんじゃないのかと錯覚をしちゃいそうになるよね」
 ユニの右足の指があった断面から大量の血が。
「次はどこを切ろうかな」



「まだ……生きている」
「聞こえづらかった。もう一回言ってみて」
「まだ、わたしは生きている」
「耳がなくて、穴だけなのに意外と聞こえるもんだね。それともユニだけが特別なのかな」
「どういう意味ですか」
 五体満足なカホがうつろな目をするユニにキスした。
「ユニは余計なことを考えなくて良いの、分かった?」
 こくりとユニが頷く。右腕の肘から先がないのが気になるようで彼女がぼんやりと見つめる。
「ユニは左利きだから心配しなくても良いはず」
「そうでしたっけ」
「そうでしたよ。ユニは自分の利き腕も忘れるぐらいのうっかりさんだな、とっても可愛いから良いけど」
「左手は?」
「床に落ちているよ」
 シャワーヘッドから出ている水が……ユニの左手首の切断面から溢れる血液を排水口へ流しこんでいく。

「ユニは美人だし、きっと内蔵も奇麗なはず」
 ユニの豊満な乳房を正面から左手で揉みつつ、カホが大型のナイフを柔らかな谷間に突き刺す。帝王切開でもするように縦に真っ直ぐ刃を振り下ろした。
 蚯蚓みみずに似ているユニの内蔵が腹の中から吐き出されて洋式の便器の中に垂れる。
 血で汚れるのも気にせずカホは……ユニの中身が見えやすいように広げていく。魚の皮引きを行った時に発生する音と類似していた。
「こんな状態でも規則正しく動くなんて、心臓は働き者にもほどがあるよね」
 返事をしないユニの豊満な乳房をカホが慣れた手つきでナイフで切り取る。
 切り取ったユニの豊満な乳房の感触を楽しみながら、冷たくなっていく薄桃色の乳首をカホが舌先で舐めた。
 心臓は動いているのに呼吸をしていないユニが不思議だからか、カホは彼女の身体を調べようと大型のナイフでさらに細かく。
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