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それからタクマさんは日曜日にいつもカフェを訪れ、カウンターでランチをとって、テーブルに移動して小説を書いていた。
顔なじみの作家さんが来ると、小説を書く手をとめて、来店した作家さんと話しをしていた。
帰り際にきまって、ハンカチを忘れた人から連絡がないかマスターにきいた。
そのたびマスターは
「連絡ないんだよ」
とこたえた。
そのあとぷっつり、タクマさんはカフェに姿を見せなくなった。
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