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私たちは友達…(千遥編)
40.おかしい
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ෆ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ෆ
遼は私に対する
執着を見せるようになった
どうしてか なんて
私には分からないけど?…クス
そしてその執着は
次第に強くなっていった
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
「おかしな姉弟だよな
嫌ってるくせに突き放さないんだな
あぁ突き放せないのか……クソッ
……いっそ弟も操ればいいのに」
「……」
遼の言葉に苦笑いする
「弟は 私 を欲していないから……」
そう……
マインドコントロールは
私への欲がないと上手くいかない
「弟は “姉” を好きな自分が好きなの
だから、あの子の感覚では
私を抱くのも自慰行為に過ぎないの」
「んだよそれ……気色悪ぃな」
「でしょ?本当に気持ち悪いわ」
何故そうなったのかは
分からないんだけど……
弟は “姉” の器しか見ていない
血の繋がった私の器だけで
器の中身の“私”には興味がない
だから私の言葉は何も響かないし
コントロール出来ない
「いっそ私の形をした
人形でいいんじゃないかな?」
「イカれてんなぁ……
俺が───てやろうか?」
私を膝に乗せ繋がったまま
遼は頬を撫で瞳を覗き込んでくる
「ぁんっ……え…?」
「お前を自由にしてやるよ
俺に任せておいて千遥
しばらく旅行に行っておいで」
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
人生初の1人旅は目的もなくて
なるべく人目に着く場所を散策する
しばらくすると
弟が部屋で遺体で発見されたと
旅先で警察から連絡を受けた
自殺の線が濃厚だが殺人の疑いも
消しきれないと捜査が続いている
警察が事務所にも来たが
私にはアリバイがあったし
遼には弟との接点がない
それに……
どうやったのか知らないけど
死亡推定時刻よりも前に
遼は海外に飛んでたし
誰も捕まることはなかった
今でも不思議に思う
遼は自分が私の
コントロール下に堕ちることを
考えなかったんだろうか……
まぁ、どうでもいいわ
私は再び自由を手に入れた!
その後、弟の死は自殺で処理され
ようやく祖母の部屋を処分して
新しい部屋を借りた
自由な独り暮らしは
何年ぶり?
しかもオートロック付きの
高級マンションよ!
やったーヾ(*´∀`*)ノー♪
仕事は続けたわ
客の連絡先は頭に入ってたし
金払いのいい客とアレが上手い客
会う時間と場所を決めて
毎日違う客に抱かれる
「ぁあっ!あんッ イクぅ~!」
“イク”ってなんだろうか
どこに行くんだろう
そのまま死ねたらいいのに
実際は適度の疲労感に襲われるだけ
だけどその瞬間だけは
何もかも忘れられるから
やめられないのよね……
だけどね……終わった後の
喪失感ったらなかった
誰かに抱かれる幸福感なんて
疾うの昔に忘れてしまったわ
お金は充分過ぎるほど稼いだ
でも毎日誰かの腕の中にいないと
自分を保てないほどボロボロだった
だから続けてた……
客にも色々いて
稀に体を交わさない客もいた
「はい、送金完了したよ」
「いつもありがとうございます」
「今日は何しようか……春」
「そうですねぇ……コレは?」
目の前に並ぶ
今日の客好みの玩具たち
「春は上手に出来そう?ハァハァ」
「これとか使ったことないなぁ……
どうして欲しいか…言ってごらん?」
「あぁ…春様ぁ♡……ハァハァ
そ、それで……わ、わたくしめを
めちゃくちゃにして下さい♡」
世の中には色んな人間がいる
まともな人間なんて存在するのか
そもそも “まとも” ってなんだろう
何が普通で
何が異常で
何を基準に
生きたらいいのか分からない
だって私は生まれた時から
おかしいから───
「ふふふっ」
ただこれだけは言える
この世で一番素敵で尊い存在は
望……彼だけ
もしもまた
彼に会うことが出来たら
二度と離れない
もう二度と離さないから
大好き……私の望
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
遼は私に対する
執着を見せるようになった
どうしてか なんて
私には分からないけど?…クス
そしてその執着は
次第に強くなっていった
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
「おかしな姉弟だよな
嫌ってるくせに突き放さないんだな
あぁ突き放せないのか……クソッ
……いっそ弟も操ればいいのに」
「……」
遼の言葉に苦笑いする
「弟は 私 を欲していないから……」
そう……
マインドコントロールは
私への欲がないと上手くいかない
「弟は “姉” を好きな自分が好きなの
だから、あの子の感覚では
私を抱くのも自慰行為に過ぎないの」
「んだよそれ……気色悪ぃな」
「でしょ?本当に気持ち悪いわ」
何故そうなったのかは
分からないんだけど……
弟は “姉” の器しか見ていない
血の繋がった私の器だけで
器の中身の“私”には興味がない
だから私の言葉は何も響かないし
コントロール出来ない
「いっそ私の形をした
人形でいいんじゃないかな?」
「イカれてんなぁ……
俺が───てやろうか?」
私を膝に乗せ繋がったまま
遼は頬を撫で瞳を覗き込んでくる
「ぁんっ……え…?」
「お前を自由にしてやるよ
俺に任せておいて千遥
しばらく旅行に行っておいで」
ෆ┈┈┈┈┈┈ ෆ ┈┈┈┈┈┈ෆ
人生初の1人旅は目的もなくて
なるべく人目に着く場所を散策する
しばらくすると
弟が部屋で遺体で発見されたと
旅先で警察から連絡を受けた
自殺の線が濃厚だが殺人の疑いも
消しきれないと捜査が続いている
警察が事務所にも来たが
私にはアリバイがあったし
遼には弟との接点がない
それに……
どうやったのか知らないけど
死亡推定時刻よりも前に
遼は海外に飛んでたし
誰も捕まることはなかった
今でも不思議に思う
遼は自分が私の
コントロール下に堕ちることを
考えなかったんだろうか……
まぁ、どうでもいいわ
私は再び自由を手に入れた!
その後、弟の死は自殺で処理され
ようやく祖母の部屋を処分して
新しい部屋を借りた
自由な独り暮らしは
何年ぶり?
しかもオートロック付きの
高級マンションよ!
やったーヾ(*´∀`*)ノー♪
仕事は続けたわ
客の連絡先は頭に入ってたし
金払いのいい客とアレが上手い客
会う時間と場所を決めて
毎日違う客に抱かれる
「ぁあっ!あんッ イクぅ~!」
“イク”ってなんだろうか
どこに行くんだろう
そのまま死ねたらいいのに
実際は適度の疲労感に襲われるだけ
だけどその瞬間だけは
何もかも忘れられるから
やめられないのよね……
だけどね……終わった後の
喪失感ったらなかった
誰かに抱かれる幸福感なんて
疾うの昔に忘れてしまったわ
お金は充分過ぎるほど稼いだ
でも毎日誰かの腕の中にいないと
自分を保てないほどボロボロだった
だから続けてた……
客にも色々いて
稀に体を交わさない客もいた
「はい、送金完了したよ」
「いつもありがとうございます」
「今日は何しようか……春」
「そうですねぇ……コレは?」
目の前に並ぶ
今日の客好みの玩具たち
「春は上手に出来そう?ハァハァ」
「これとか使ったことないなぁ……
どうして欲しいか…言ってごらん?」
「あぁ…春様ぁ♡……ハァハァ
そ、それで……わ、わたくしめを
めちゃくちゃにして下さい♡」
世の中には色んな人間がいる
まともな人間なんて存在するのか
そもそも “まとも” ってなんだろう
何が普通で
何が異常で
何を基準に
生きたらいいのか分からない
だって私は生まれた時から
おかしいから───
「ふふふっ」
ただこれだけは言える
この世で一番素敵で尊い存在は
望……彼だけ
もしもまた
彼に会うことが出来たら
二度と離れない
もう二度と離さないから
大好き……私の望
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