我は木ノ村テピョンなり〜甘い日々、本日も良き日である〜

こぉぷ

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我は木ノ村テピョンなり

3.助けろ相棒

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 ✼•┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈•✼


 電車の揺れというのは
 こうも眠気を誘うものか……
 いつの間にか寝過ごして
 降りる駅を通り過ぎていた

 そしてホームへ降りようとしたが
 乗り込む人波に押し戻され
 降りることが出来なかった


 ✼••┈┈┈•✼•┈┈┈••✼


 プシュ~

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」

 チ━━( ꒪⌓꒪)━━ン・・・ 


 ガタンゴトン


『ヤダあの人、超イケメン!(*˙꒳っ|』
『でかい銀縁メガネが邪魔!|˙꒳˙*)』
『え?芸能人?撮影かな?|ω・)ノ♥』
『カメラなくない?(・ω・ = ・ω・)』
『でも今どきサスペンダーて……
 ないわ~ナイナイ(ヾノ・ω・`)』
『服の前に頭の三角帽子?なん?
 怖いんですけど( ;゚Д゚)』
『え~めっちゃ残念……(´;ㅿ;`)』
『改造してあげたい!(´^`)』

『それな!( ´-ω-)σ』

 ・
 ・
 ・

 そして次の駅

「ゼェゼェ…やっと降りられたぞ…
 ここは?……どこだ?」

 スマホを鞄から出し電源を入れ
 耳にはヘッドセットを装着
 我が相棒のAI “ゴォフ” を起こした

 フォンッ(電源が入る効果音)

 (* -ω-)・・・>(‪☆‪Д☆) カッ!!

「目覚めたか我が相棒よ」

『──ナゼoffッタ』

「Lifeが下がるであろう?」

『──オまえ使用頻度しようひんどナラ
 24時間じかんハ 余裕よゆう
 タブン……ランケド』

「都会は恐ろしいな
 早速助けが必要となった」

『──なにキタ』

「降りる駅を乗り過ごした
 ここがどこか分からぬ……」

『──予想的中よそうてきちゅうダナ
 位置情報確認中いちじょうほうかくにんちゅう行先いきさきハ?』

「大学に決まっておろう」

『──5えきもどレバ解決かいけつ

「5駅……そこで乗り換えか
 まずどれに乗ればよい?」

『──2ふん40秒後びょうご
 1ばんホームカラもど電車でんしゃ
 5駅先えきさき駅到着後えきとうちゃくご
 2ばんホームヘ移動いどう
 大学前駅行だいがくまええきゆ電車でんしゃ
 3駅先えきさき下車げしゃ南口みなみぐち
 ひだりヘ200mキ “チムラ軒”前の
 信号しんごう西にしわたリ150mすすミ』

「( ˘•ω•˘ ).。oஇもうよい……
 まず1番ホームが分からぬ
 間に合わぬわ……次の電車は?」

『──あきらメテ タクシーデケ』

「今日はシュミレーションだ相棒ゴォフ
 時間がかかろうと正しきルートで
 向かわねばならぬだろう?」

『──正気しょうきカ?
 モウすでみちはずレテイル』

「うむ、そのようだ
 よし!タクシーだな?」


 ✼••┈┈┈•✼•┈┈┈••✼


「ここだな、我が学び舎は……
 何度見ても立派な門である
 なにはともあれ無事に着いた
 ふむ……本日も良き日である」

 大学の門前で自撮りし
 家族のグループチャットへ送る

「よし、帰るとしよう」

 迷ったせいで周辺調査の時間は
 取れそうになかった

 ピコン

「ジィちゃん!バァちゃん!」

 ジィ『無事に着いてなにより』
 バァ『迷わなかったかい?』

「ふふふ……迷ったぞ」

 ピコン

「お? 父よ」

 父『夕飯はうちで食べなさい
   今日はそのまま泊まるだろ?
   荷物も届いてるぞ』

 ジィ『そうじゃな、そのほうがええ』
 バァ『そうしなさいテピョン
   入学式に遅れたら大変さね』

「うむ分かった」

 父『マンションの地図送ったぞ
  前に着いたら連絡しなさい
  迷いそうならタクシー使え』


 ──都会は恐ろしい
 住む場所を迷っているうちに
 あっという間に空き物件がなくなった

 両親の住むマンションには
 余分に部屋は空いておらず
 大学4年間を過ごすには狭すぎる

 ジィちゃんの家から
 しばらくは通うことにしたが
 大学近くで空きを見つけたら
 即決せねばならぬ

 山の中ならば太陽や周りの山々が
 現在地を教えてくれるのだが
 都会では太陽を見ても建物が密集し
 目的地へ向かうのを阻む……

 我は方向音痴というやまいらしく
 地図を見ても意味が分からぬし
 目的地になかなか着けぬ……
 ゆえに知らぬ土地で
 遠くに住むのは命取りなのだ

 父が送って来た地図を確認

「……うむ……ここが大学で?
 このマークが目的地か?
 ……とりあえずまっすぐだな」


 スマホを鞄に戻し振り返った



 ✼••┈┈┈•✼•┈┈┈••✼
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