15 / 16
私は ゆかなり!
15.テピョンくんと出逢った日
しおりを挟む
✼•┈┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈┈•✼
明日が入学式だという日の前日
研究室に忘れ物をして
取りに向かっていると
門前に変わった格好をした
背の高い男性が門をバックに
スマホ片手に自撮りをしていた
「おっ?」
もしかして新入生?
それともあの不思議な
服装からすると観光客かな?
外国の方かしら?
「せっかくだから撮ってあげよう」
ててててーっ
門までは少しキツめの登り坂
男性は写真を確認しているのか
スマホを見ながら私の方へ背を向けた
もう少し近付いて声をかけよう
てててっ!
そう思った瞬間
少女マンガのお約束的な
男性が振り返ったタイミングで
足元の小石につまづいた
思い切り激突
い、痛い( > <。)
ガタイのいい人だな
ぶつかった腹筋か胸板か
分からないけど固かった……
そして立とうとしたら
背後が下り坂のため
足に力を入れると
後ろに転がりそうになった
手を貸して欲しかったのに
目の前の男性は
「気をつけよ」
なんて言い捨てて行こうとしたの!
え、びっくりなんですけど(°_° )
「手くらい貸しなさいよ」
って思わず言っちゃった(ノ≧ڡ≦)
テピョンくんとの出逢いは
こんな感じで
決して好印象ではなかった
だけどこの後
迷子の彼を道案内してあげて
歩きながら色々話してるうちに
好青年へと印象が変わった
綺麗な横顔と柔らかな物腰
そして、ゆっくりと話す
特徴的な低い声に癒された
自分を田舎者と言うテピョンくんの
友達はAIの“ゴォフさん” なんだとか
最寄り駅と同じ名称なんだって……
かなり独特な言動に戸惑いながらも
放っておけないタイプだなぁ
とか密かに思っていたんだよね
でも連絡先聞く理由もないし
そのままマンションの前で別れた
そしてそれから約半年の間
私たちは会うことはなかった
でもね
ほら、テピョンくんて
あの容姿でしょ?
聞く気がなくても
彼が今どこにいるのか
誰といて何をしてたのか
情報が耳に入ってくるのよね
『今朝 生 木ノ村くん見れた!』
『えーいいなぁ……
講義終わったら探しに行こ~っと』
『私も行く!朴木くんと
宮久くんもいるかな?』
『あの子たち仲良いよね~♡』
なんて……
女子たちの情報網はすごくて
耳にする噂話だけで
会ったこともないのに
テピョンくんの友達の名前まで
知ることとなっていた
「あ “チムラ軒”には行ったかな?」
そんなことを思いながら
日々を呑気に過ごしていた
てててて・・・
その日の講義が終わり
北門近くを歩いていた時
学生たちの人波の上に飛び出た
三角の菅笠がヒョコヒョコと
動いているのが見えた
「あ!あれは……」
広い構内で噂は聞けど
見かけたのは初めてだった
あの突拍子もない服装に
最初は引き気味の女子も多かった
それでも彼の美しさに
気付いた者は少なくはなく
『服装ならなんとでもなる!』
と意気込んでアプローチに
皆が躍起になっていると聞いた
そのうち恋人が出来たら
大騒ぎになるんだろうな
と少し複雑な気持ちでいた
未だ誰かが落としたという噂は
聞いていないから
たぶん恋人はいないんだろうと思う
いや、既にいるから落ちないのか?
「知らんけど……」
久しぶりだし
声かけてみようかな?
て、て、て、、、
人波を避けながら近付いた
「ゆか」
え?
「はい」
呼ばれたので返事してみた
「ゴォフお前じゃな……え?」
あれ?
呼ばれたと思ったんだけど
違ったかな?
✼••┈┈┈•✼•┈┈┈••✼
明日が入学式だという日の前日
研究室に忘れ物をして
取りに向かっていると
門前に変わった格好をした
背の高い男性が門をバックに
スマホ片手に自撮りをしていた
「おっ?」
もしかして新入生?
それともあの不思議な
服装からすると観光客かな?
外国の方かしら?
「せっかくだから撮ってあげよう」
ててててーっ
門までは少しキツめの登り坂
男性は写真を確認しているのか
スマホを見ながら私の方へ背を向けた
もう少し近付いて声をかけよう
てててっ!
そう思った瞬間
少女マンガのお約束的な
男性が振り返ったタイミングで
足元の小石につまづいた
思い切り激突
い、痛い( > <。)
ガタイのいい人だな
ぶつかった腹筋か胸板か
分からないけど固かった……
そして立とうとしたら
背後が下り坂のため
足に力を入れると
後ろに転がりそうになった
手を貸して欲しかったのに
目の前の男性は
「気をつけよ」
なんて言い捨てて行こうとしたの!
え、びっくりなんですけど(°_° )
「手くらい貸しなさいよ」
って思わず言っちゃった(ノ≧ڡ≦)
テピョンくんとの出逢いは
こんな感じで
決して好印象ではなかった
だけどこの後
迷子の彼を道案内してあげて
歩きながら色々話してるうちに
好青年へと印象が変わった
綺麗な横顔と柔らかな物腰
そして、ゆっくりと話す
特徴的な低い声に癒された
自分を田舎者と言うテピョンくんの
友達はAIの“ゴォフさん” なんだとか
最寄り駅と同じ名称なんだって……
かなり独特な言動に戸惑いながらも
放っておけないタイプだなぁ
とか密かに思っていたんだよね
でも連絡先聞く理由もないし
そのままマンションの前で別れた
そしてそれから約半年の間
私たちは会うことはなかった
でもね
ほら、テピョンくんて
あの容姿でしょ?
聞く気がなくても
彼が今どこにいるのか
誰といて何をしてたのか
情報が耳に入ってくるのよね
『今朝 生 木ノ村くん見れた!』
『えーいいなぁ……
講義終わったら探しに行こ~っと』
『私も行く!朴木くんと
宮久くんもいるかな?』
『あの子たち仲良いよね~♡』
なんて……
女子たちの情報網はすごくて
耳にする噂話だけで
会ったこともないのに
テピョンくんの友達の名前まで
知ることとなっていた
「あ “チムラ軒”には行ったかな?」
そんなことを思いながら
日々を呑気に過ごしていた
てててて・・・
その日の講義が終わり
北門近くを歩いていた時
学生たちの人波の上に飛び出た
三角の菅笠がヒョコヒョコと
動いているのが見えた
「あ!あれは……」
広い構内で噂は聞けど
見かけたのは初めてだった
あの突拍子もない服装に
最初は引き気味の女子も多かった
それでも彼の美しさに
気付いた者は少なくはなく
『服装ならなんとでもなる!』
と意気込んでアプローチに
皆が躍起になっていると聞いた
そのうち恋人が出来たら
大騒ぎになるんだろうな
と少し複雑な気持ちでいた
未だ誰かが落としたという噂は
聞いていないから
たぶん恋人はいないんだろうと思う
いや、既にいるから落ちないのか?
「知らんけど……」
久しぶりだし
声かけてみようかな?
て、て、て、、、
人波を避けながら近付いた
「ゆか」
え?
「はい」
呼ばれたので返事してみた
「ゴォフお前じゃな……え?」
あれ?
呼ばれたと思ったんだけど
違ったかな?
✼••┈┈┈•✼•┈┈┈••✼
30
あなたにおすすめの小説
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)
MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる