チートアイテム強奪! 残念美女が嗅ぎ付け、俺を守りにやってくる!

jam

文字の大きさ
2 / 54

ライオン男アレックス

しおりを挟む
 アレックスはライオンの毛皮をかぶった。もうすぐプロレスの試合に出場するからだ。

 その試合が行われるのはニューヨークのとある試合会場。会場は狭く、汚れとスプレーの落書きだらけで、壁にひび割れも目立つ。おんぼろ会場だ。

「つまり最高のステージってことさ」
 これがアレックスの意見である。ボロボロなところから這い上がってスターになる。これってかっこいいだろ、と、汚い会場を気に入っていた。

 会場にイケイケのロックミュージックが鳴り響く。これはアレックスの入場ソングだ。

 出番がきた。ライオン男は音楽にのって駆け出し、リングに飛び乗る。

「うおおおおおお、アレックス様の登場だあああああ」

 アレックスはリングに上がるなり叫んだ。観客の声援を求める咆哮である。
 しかし返事はない。観客は静まったままだった。

 なんで会場がこんなに静かなんだよ。アレックスは青ざめ、客席を見回す。返事がない理由がすぐにわかった。観客がいないのだ。いや、いるにはいる。しかし数が少ない。ひとりふたり……ぜんぶで10人もいない。しかもそのわずかな観客の半数以上がスマートフォンをいじくったり、ドーナツを食ったり、居眠りしてる奴までいる。

「目つぶしと金的は反則、凶器の使用は禁止。その他危険な行為は――」

 レフェリーが試合前の注意を始めた。

 それを聞きつつ、アレックスは決意する。今日の試合、最高のものにしよう。そして今退屈している10人、全員を俺のファンにする。そうでもしなけりゃ一生スターになんかなれない。今日が俺のスタートだ。

 ゴングが鳴った。試合開始である。

「うおおおおおらあああああああ、くらえええええええ」

 アレックスは気合声をあげて腕をぶん回すと、そのまま相手のもとまで走り、おもいっきり腕を叩きつけた。ラリアットだ。

 ラリアットは胸に直撃。対戦相手はリングロープまで吹っ飛んでいった。

 アレックスがすかさず対戦相手に体当たりをしかけると、相手も負けじとぶつかってきて、二人はロープ際で押し合いになる。

「おいアレックス、今日はずいぶん張り切ってるじゃねえか。どうしたんだよ」

 対戦相手が耳元で囁いてきた。

「どうしたって、試合なんだから張り切るに決まってるだろ」

「おいおい、なにを力んでるんだ。もっと楽にやれよ。さっきのラリアットは痛かったぞ。加減しろよな」

「はあ? 加減? お前そんなことしてファンに恥ずかしくないのか。もっと真剣にやれよ」

「へっ、熱血君の相手は大変だぜ」

 対戦相手は言い捨ててアレックスの腕をひねり、固め技に移行する。
 技の切れはいい。しかし、やはりどこか真剣味に欠けていた。固められているアレックスの腕に痛みがない。

 アレックスは眉をひそめた。力が入っていないのではないだろうか。腕を振るって抵抗してみれば、実にあっさりと固め技から脱出することにあっさりと成功した。

 アレックスは再び相手と向き合う。

「ヘイヘイ、カモン。かかって来いよ」

 相手はべろべろと舌を出してガードを下げ、アレックスを挑発していた。

「ふざけやがって」

 アレックスは激高した。拳を振り上げてパンチを繰り出すが、動きが荒くなっており軽くかわされてしまう。試合の主導権をにぎられてしまった。

 その後も試合は対戦相手のペースで進んだ。ファイトスタイルなのか、のらりくらりとアレックスの勢いはかわされ続ける。

 結局盛り上がらぬまま試合は終わってしまった。もちろん歓声などあるはずもない。

 アレックスはがっくりと肩を落としながらリングを降り、通路をとぼとぼと行く。こんなはずじゃ。俺は一生スターになれないのか。いったいどうすればファンを楽しませることができるんだ。

「アレックス、いい動きしてたぞ。また試合見に来るからな」
 しょぼくれたライオンの背中がピンと伸びた。振り返ると、ドーナツを食っていた男が手を振ってくれている。アレックスはライオンの毛皮を額からとり、大きく振ってこたえた。

 いよっしゃ! ファンができた。あのドーナツ男は俺のファン第一号だ。彼のことは一生忘れないぜ!

 獲物を手にしたライオン男はスキップしながら試合会場を後にする。

 しかしまだファンはたった一人である。喜んでいる場合ではないが、本人は踊りださんばかりである。






 試合後。

 レスラーたちは試合会場の後片付けを行っている。リングを撤去し、照明を取り外し、客席として使っているパイプ椅子をしまい込む。結構な重労働だ。いかに体の強いレスラーといえど、試合後にやると体にこたえる。皆、顔に疲労の色が浮かんでいた。

 ようやく後片付けが終わって引き上げ始めたとき、一人のレスラーが突然駆け出して会場を後にする。アレックスだ。

 なんだアレックスあいつアホか。レスラーたちが顔を見合わせると、アレックスはスマートフォンを片手に会場へ戻ってきた。

「よ~お、お疲れ。早速だけど、こっち向いてくれ」

 アレックスからは試合と片付けの疲労が感じられない。仲間のレスラーたちへ陽気にスマートフォンを向けた。

「おい、なんだよ、なんでスマートフォンを向けてるんだよ」

 レスラーの一人、アレックスと今日対戦した男が怪訝な顔をした。

「なんでって、SNSに載せる用の写真を撮るんだよ。こないだニューヨーク・レスリング・エンターテイメント、略してNWEの宣伝アカウントを作ったって言ったろ」

「ああ、そうか、そう言ってたな。けど今はやめてくれないか。試合と片付けをこなして疲れてるんだ。とてもそういう気持ちになれない」

「そりゃだめだ。試合後のタイミングで写真をアップロードすることに意味があるんだよ。試合後のリアルを、試合を見て興奮したファンに見てもらうんだ」

 アレックスはそう言ってシャッターを押した。写真のできはよくない。眉間にしわを寄せた不機嫌そうな筋肉男が映っている。とてもSNSにアップロードするようなものではない。この写真は没だ。

「おいおい、こんなしけた面アップロードできるわけないだろ。もっと笑ってくれよ」

「だからやめろって言ってんだろ」

 男はアレックスからスマートフォンをむしり取った。

「アレックス、お前さっきの試合もそうだが、何をそんなにハッスルしてるんだよ。うっとおしいぞ」

「何をって、スターになるために決まってるだろ。おまえ、現状を分かってんのか? NWEは、ファンがすごく少ない。こんなんじゃいつまでたってもスターになれないぜ。もっと新しいことをやっていこうぜ」

「スターになれない、だって? それはお前だけだよ。あんなにファンが少ないのはアレックスの試合だけだ。他の皆はそこそこファンがついてるぜ。スターというにはちいとばかし足りねえがね」

「なっ……、嘘だ。いい加減なこと言うな」

「嘘だかどうかみんなに聞いてみろよ。みじめな思いをするだけだとは思うがね」

 今日の対戦相手は肩をすくめ、嘲笑うかのように言った。

 まさかな、と思いアレックスは辺りを見回した。皆、苦笑いをしながらアレックスを眺めている。憐みの視線だ。中には「それを言っちゃあかわいそうだろ」と笑っているやつもいた。つまりファンがいないのはアレックスだけである。アレックスは背中が一気に冷たくなり、次に頭が沸騰しそうなほど熱くなった。

「くそったれ。今のその人気に満足するなよ。新しいことをやれ。怠けるな」

「おいおい、怠けてるだなんて失礼な言い方をするんじゃねえ。これは余裕ってやつだよ。残酷なことしてすまねえなあ」

「うるさい。お前みたいなやる気のないやつ、迷惑なんだよ」

「てめえいい加減にしろよ」

 対戦相手はアレックスにつかみかかった。アレックスもそれに応じ、二人はお互いに胸ぐらをつかんだままにらみ合う。一触即発である。

「なんだよ、疲れてる割には元気あるじゃないか。ここでさっきの試合の続きをやっとくか?」

「ちょうどいい。試合の時殴られた首が痛むんだ。その礼をきっちりしてやろうじゃねえか」

 対戦相手もアレックスも、拳を固めた。

 周りのレスラーたちは、いいぞやれ、とはやし立てる。誰も止める様子がない。それどころかこの騒動を楽しんでいる。

 アレックスは殴りかからんと拳を振りかぶる。
 その時、間に割って入る者がいた。

「お前ら、二人とも冷静になれ。休むのも大切だとか新しいことやれとか、言い分はそれぞれあるだろう。けど俺に言わせれば、二人ともスターどころかプロレスラー失格だぜ」

 割って入ったのはアンソニーという男だ。彼もニューヨーク・レスリング・エンターテイメント、略して NWEのレスラーである。背が低くがっちりとした体形で目つきが悪く、レスラーとしては悪役をやるのがもっぱらだが、毎週欠かさず教会に行くなどNWEで最も善良である。

「なんだと、それは一体どういうことだ」

 アレックスも対戦相手も、アンソニーをにらみつける。

「仲間を大切にしろよ。プロレスってのはなあ、いくら人気のあるレスラーだって一人じゃ試合はできねえ。いい試合をしようとしたらお互いの信頼関係が必要だ。だっていうのにお前らときたら、罵りあったりつかみ合ったり無茶苦茶じゃねえか。自分が何者になるかは、自分が何をするかで決まるんだぞ。スターになりたいんだったらもっとよく考えて行動しろ」

 アンソニーの言うことは正しい。というのも、プロレスは他のどの格闘技よりもファンの目を引く派手な攻撃が多い。派手、ということは危険性が高く、対戦相手と呼吸が合うことが要求される。

 リングを囲うロープの上から飛び降りて体当たりをする技がいい例だ。考えても見てほしい。リングロープというのは高さが2メートルある。その上から飛び落ちて体ごとぶつかりに行くなんて、正気の沙汰ではない。危険極まる。やられるほうはもちろん、やるほうだって一歩間違えれば大けがだ。
 しかし、うまくいけばかっこいい。ファンも最高に盛り上がる。だからこそレスラーはそれをやる。そのためにも、事前の打ち合わせと練習を万全にするため、仲間を大切にしなくてはならないのだ。

 レスラーたちもすぐにそれを理解した。喧嘩をあおっていた連中も含め、誰も何も言い返せず、試合会場は静まり返る。

「あの……、なんていうか、こんなつもりじゃなかった。皆でNWEを盛り上げたかっただけなんだ。なのに、いつも失敗ばかり。余計なことばかりしてる。本当にごめん」

 アレックスは頭を下げ、握手のため手を差し出した。騒ぎの発端である彼は最も反省していた。

 しかし、
「うるせーよ、てめーがはしゃいだせいで最悪の気分だぜ。ったく、試合が終わっていい気分だったのに……」

 ぴしゃりとアレックスの手を払うと、レスラーたちはロッカールームにさっさと引き上げていった。

 アレックスはがっくりとうなだれた。俺は本当にプロレスラーを辞めたほうがいいのかもしれない。当然のことを忘れて、NWEの結束を乱してしまった。有名になれず苛立っていたのだろうか。しかもそれをぶつけるようなことまでして……。

「おいアレックス、なにそんなに落ちむなよ。新しい事をやるって考え自体は間違ってないんだ。自信を持つところは持っていいんだぞ」

 見かねたアンソニーがアレックスの肩に手をのせた。

「そうかもしれないけど……、俺はなんてことをしてしまったんだ」

「神は悔い改めた者に許しを与えるから、お前はもう許されている。それでも気になるというのなら今度一緒に教会へ行かないか。悩みがあってもイエス様は必ず助けてくれる」

「やめとくよ……」

 アレックスは「教会にトレーニングマシンはないだろうし」と深いため息をつき、ロッカーに引き上げた。

 ロッカーに嵐が待っているとも知らずに。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

僕に仕えるメイドは世界最強の英雄です1~またクビになったけど、親代わりのメイドが慰めてくれるので悲しくなんてない!!~

あきくん☆ひろくん
ファンタジー
仕事を失い、居場所をなくした青年。 彼に仕えるのは――世界を救った英雄たちだった。 剣も魔法も得意ではない主人公は、 最強のメイドたちに守られながら生きている。 だが彼自身は、 「守られるだけの存在」でいることを良しとしなかった。 自分にできることは何か。 この世界で、どう生きていくべきか。 最強の力を持つ者たちと、 何者でもない一人の青年。 その主従関係は、やがて世界の歪みと過去へと繋がっていく。 本作は、 圧倒的な安心感のある日常パートと、 必要なときには本格的に描かれる戦い、 そして「守られる側の成長」を軸にした 完結済み長編ファンタジーです。 シリーズ作品の一編ですが、本作単体でもお楽しみいただけます。 最後まで安心して、一気読みしていただければ幸いです。 なお、シリーズ第二作目が、現在なろう様、カクヨム様で連載しています。 2月13日完結予定。 その後、アルファポリス様にも投稿する予定でいます。

処理中です...