異次元で女子物色をほどほどに抑えなかった結果、

木mori

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第三章

第八部分

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次の日の登校。遼斗はいつものように御輿に乗っている。しかし、とビミョーにいつもと様子が違う。
遼斗の後ろに、もうひとつ御輿があり、そこには玲羅が乗っている。赤いメイド服は変わらない。
「どうしてこんなことになってるんだよ。お兄ちゃんの嫁はシロに決まってるのに、あの女が王妃待遇っておかしいよ!」
頭から湯気を出して憤慨している真白は御輿の先頭にいる。
「あんなことされたんだから、これぐらい当然よ。」
御輿の上からの玲羅の声はずっと前にいる真白には届かなかった。
「ちくしょう、ちくしょう。チョームカつく!」
ひたすらプンスカやってる真白の姿を離れたところで見下ろす玲羅。
「ここからの眺めはなかなかいいわ。大きな犠牲を払ったけど、これはこれでいいかも。」
玲羅は屋敷に来てから最高のニンマリで頬肉を緩めていた。
校舎に入ると、黒メイドたちが赤い絨毯を敷いて、その上を大股開きで、ゆっくりと歩く玲羅。すごく気分よさげに鼻を鳴らしている。
教室に入ると、真ん中列のいちばん後ろに他の机の三倍はある重役席が設けられていた。自分の背丈よりも高い背もたれ付きの椅子にどっかと腰掛けた玲羅。
どの角度から見てもふんぞり返ってるとしか見えない態度である。

英語の授業が始まって、痩せ型の男性メガネ教師は、廊下側に座っている生徒からから順番に質問していった。
玲羅の番になった時、答えようとした玲羅の苦い表情に気づいた教師は、玲羅のところに走ってきて、スライディング土下座。
「王妃待遇様、大変無礼な振る舞い、申し訳ございませんでした!今後は質問をいっさいいたしませんので、平にご容赦くださいませ~!」
「苦しゅうあるわよ。ちょっと気分を害したわ。でも今回だけは許してあげるわ。ただし、二回目はないから覚悟してよね。」
 教師に対して、超上から目線の玲羅である。

昼食は遼斗と一緒で、豪華ランチ。
「新堂さん、すごいわね。」「そうそう。メイド服着てるのに、まるでお姫様気取りだわ。」「ついこの前まではタダのメイドだったのに。」「どうやら王子様のお手つきから、王妃に昇格したらしいわよ。」「ええ?お手つきでも高校生としてはかなりヤバいのに、王妃って言ったら、一線超えどころか、二線、場合によっては三線超えもあるかもよ。」「その線の定義って何よ?」「そんなこと、恥ずかしくて口にできないわ。」
クラスメイトはウワサ話に花を咲かせていた。それだけ玲羅の置かれた環境が劇的に向上したということである。
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