異次元で女子物色をほどほどに抑えなかった結果、

木mori

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第三章

第十二部分

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遼斗の部屋での応接コーナーで、遼斗と玲羅が向かい合っていた。
「最近、黒メイドたちの動きがいつもと違うような気がするんだけど。」
「そんなことないわよ。黒メイドなんてモブ集団なんだから、変化のしようがないじゃない。」
「それはそうかもしれないけど。」
「もしかしたら、あたしのことが心配なの?」
「べ、別にそんなことはないぞ。玲羅は、あくまでオレの女子恐怖症を治療するために処方されたクスリだぞ。薬物のことを心配するとか、あり得ないだろう。」
「薬物ですって!あたしは王妃待遇じゃないの?」
「オレは大王寺家の次期当主だ。王妃、それも待遇というランク下の者にどうこう言われる筋合いではないぞ。当主と王妃待遇など、相撲界と同じで、一枚違えば家来同然、一段違えば虫ケラ同然ということだ。」
「ヒドい言い方だわ。そんな風にあたしのことを思っていたのね。こんな所、出て行ってやる!うわああ~!」
いきなり駆け出した玲羅は部屋の外に出ようとした。
「王妃待遇さん。ここから許しなく出ることは禁止されています。」
両開きのドアのところに立ちふさがったのはメイド長と黒メイドたち。メイド長はいつもの通りの無表情ながら、目が笑っていないのは明らかである。
「そこをどきなさいよ。あたしは王妃待遇様なのよ。」
「その地位は変わりませんが、王子がおっしゃいましたことがすべてです。身分をわきまえないと、ここではやっていけません。二ヒヒ。」
「わ、わかったわよ。ここのメイド控え室でおとなしくしてるわよ。」
ブスッとして椅子に座り込んだ玲羅の目から涙がこぼれていた。
遼斗は別の出口から部屋の外に出て行った。
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