異次元で女子物色をほどほどに抑えなかった結果、

木mori

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第三章

第二十一部分

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「不気味な婆ちゃんオーラが付きまくってるわ。」
「やかましいわ!誰が婆ちゃんじゃ!もう何も聞きとうない。以上で面接は完了じゃ。」
「って、何にも聞いてないじゃないの。質問なしでいいの?」
玲羅が問いかけるが凛子は無視。
「では採用の可否を判定するぞ。だが、決めるのはワシじゃなく王子じゃ。」
玲羅は遼斗の前に立った。
遼斗は玲羅を見て一瞬ピクっとする。
「遼斗!」
玲羅は名前を呼んだ。どうしてあたし、王子の名前を知ってるのかしら?って、ウチの学校じゃ、有名人だから当たり前よね。」
玲羅は即座に納得した。
 遼斗は隣の部屋にいる人物に、こちらに来るように促した。
金色の長い髪、大きな同色の瞳が姿を現わした。
「「こんな所に鏡が!」」
ふたりが同時に叫んだ。
よく見ると、ガラスのティアラをしていた。メイド服を着用している。
「王妃候補。またそんなメイド服を着て。屋敷が用意したドレスを着るんじゃ。」
「いえ、これがいちばん馴染むのです。」
そこに現れたのはシンディであった。
玲羅とシンディは、お見合い慣れしたカップルのようにお互いを凝視した。
「「なんてキレイな子なの!」」
玲羅とシンディは双方同時にそう思った。
玲羅がよく見ると、シンディが着ている服は粗末な濃紺メイド服。
すぐに凛子がシンディに注意した。
「王妃候補。またそんなメイド服を着て。屋敷が用意したドレスを着るんじゃ。」
「いえ、これがいちばん馴染むのです。」
シンディは玲羅ソックリなかわいい声でそう答えた。但し、話し方は玲羅と違って丁寧でおとなしい感じである。
「この子、初めて会ったような気がしないわ。誰だかわからないけど、負けちゃいけないって思えてくるわ。今はそんなことより、ここで採用されるかどうかが大事よ。同級生は歓迎されるみたいだから、大丈夫だわね。」
そう考えた玲羅だった。
「不採用にしてください、王子。この人より、アタシの方がメイドの仕事ができます。」
 シンディは冷たく答えた。
「ええっ。不採用⁉いったい、どうして。」
「すみません。女のカンです。あなたはスゴい美人ですけど、そこに危険なニオイを感じます。」
「そ、そこまで誉められるのは、当然なんだし。まああなたもかなりいいセンいってるわよ。ほとんど申し分ない美少女だとは思うわ。あたしには負けるかもしれないけど。って、言いたいのはそんなことじゃなくて、どうしても採用してほしいのよ!」
王子の脇には薄い本が置いてあった。
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