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第二章
第四十三話
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「今はそんなことより、この状況を打破するためにどうすべきかですわ。」
「誰かが魔法でこの世界の時間を止めたということなのか?」
「そういうことじゃん。」
「でもこうして今も時間は進んでいるだろう。」
「あんちゃんがそのように感じているだけじゃん。この世界では3月1日が永遠に続いているじゃん。」
「時間がループしているというのか?」
「そうじゃないじゃん。毎日違う3月1日が起こっているじゃん。1日経ったら3月1日に戻り、記憶も残るけど、やっぱり3月1日じゃん。」
「よくわからないなあ。でもたしかに、3月1日以後の記憶はない。いや、昨日もその前も3月1日で、夏休みとか冬休みとか、あったけど、途方もなく、遠い前に思えるぞ。時間軸の実感はハッキリしているからな。こんな自然の摂理に反したことは想像できない。つまり、これは魔法の力だと言いたいんだな。」
「さすがお兄ちゃんだね。そこまで分かれば話が早いよ。時間停止にピリオドを打つために、協力してほしいんだよ。」
「う~ん。でも仮に時間が始まったとして、俺に何かメリットがあるのかな?」
「はあ?今さらそんなことをおっしゃいますの?もしかしたら、さっきの胸サービスでは足りなかったということですの?ならばもっと激しいプレイで強烈に痛烈に前頭葉を刺激して差し上げますわ!ハアハアハア。」
こっちの吝奈は、すでに胸に牙の剣を当ててぐるぐると回してオッパイを揺らしている。
「それじゃダメじゃん。劇薬を注入してほしいという、あんちゃんのささやかなサインじゃん。」
木憂華は巨大注射器を構えて、シリンダーを出したり入れたりというピストン運動を展開中である。
「ふたりとも間違ってるよ。お兄ちゃんは、」
「「お兄ちゃんは?」」
「スーパーさぶなんだよ。」
「なんじゃそりゃ!」
「俺のメリットはどこにいったんだよ?」
「あたしたちが魔法を使えるようになればわかる。これはカンタンなクイズだよ。今の女子高生では魔法が使えない。これがヒントだよ。」
「箱子さん。それでは答えを言ったのと同じですわ。ひねりがなさすぎ。」
「そうかな?あたしだったら答えにたどり着かないかも。」
「わかったぞ。でも若返りって、物理的にムリだろう。」
「それを考えるのがあんちゃんの役割じゃん。常識的な科学の範疇を超えたもの。そこにヤマンバがあるから登るじゃん。」
「あたしが登る?」
「モノの例えじゃん!」
「誰かが魔法でこの世界の時間を止めたということなのか?」
「そういうことじゃん。」
「でもこうして今も時間は進んでいるだろう。」
「あんちゃんがそのように感じているだけじゃん。この世界では3月1日が永遠に続いているじゃん。」
「時間がループしているというのか?」
「そうじゃないじゃん。毎日違う3月1日が起こっているじゃん。1日経ったら3月1日に戻り、記憶も残るけど、やっぱり3月1日じゃん。」
「よくわからないなあ。でもたしかに、3月1日以後の記憶はない。いや、昨日もその前も3月1日で、夏休みとか冬休みとか、あったけど、途方もなく、遠い前に思えるぞ。時間軸の実感はハッキリしているからな。こんな自然の摂理に反したことは想像できない。つまり、これは魔法の力だと言いたいんだな。」
「さすがお兄ちゃんだね。そこまで分かれば話が早いよ。時間停止にピリオドを打つために、協力してほしいんだよ。」
「う~ん。でも仮に時間が始まったとして、俺に何かメリットがあるのかな?」
「はあ?今さらそんなことをおっしゃいますの?もしかしたら、さっきの胸サービスでは足りなかったということですの?ならばもっと激しいプレイで強烈に痛烈に前頭葉を刺激して差し上げますわ!ハアハアハア。」
こっちの吝奈は、すでに胸に牙の剣を当ててぐるぐると回してオッパイを揺らしている。
「それじゃダメじゃん。劇薬を注入してほしいという、あんちゃんのささやかなサインじゃん。」
木憂華は巨大注射器を構えて、シリンダーを出したり入れたりというピストン運動を展開中である。
「ふたりとも間違ってるよ。お兄ちゃんは、」
「「お兄ちゃんは?」」
「スーパーさぶなんだよ。」
「なんじゃそりゃ!」
「俺のメリットはどこにいったんだよ?」
「あたしたちが魔法を使えるようになればわかる。これはカンタンなクイズだよ。今の女子高生では魔法が使えない。これがヒントだよ。」
「箱子さん。それでは答えを言ったのと同じですわ。ひねりがなさすぎ。」
「そうかな?あたしだったら答えにたどり着かないかも。」
「わかったぞ。でも若返りって、物理的にムリだろう。」
「それを考えるのがあんちゃんの役割じゃん。常識的な科学の範疇を超えたもの。そこにヤマンバがあるから登るじゃん。」
「あたしが登る?」
「モノの例えじゃん!」
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