不幸を嘆く牢獄の盲目魔法少女に願いを

木mori

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第二章

第九部分

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ウィンピアは両手で顔を覆い尽くした。エリザベスのスケスケなパンツが部屋の空気にチラ見されている。
「お嬢様はどこまでも恥知らずですわね。それは死んでも治りませんから、せめて一般社会に伝染しないように、お墓に持ち込んでくださいな。」
「メイドの分際で、主人に悪口を垂れるとか、あり得ないべ。」
「それ、ワタクシが以前に田舎者メイドに申し上げた言葉ですわね。」
メラニアはボソッとこぼした。
「はっ?今何か言ったべか。」
「何でもありませんわ。たかが空耳です。」
「いちいち気にさわる言い方をするメイドだべ。」
「このふたりの空気感、キナ臭いなあ。」
ウィンピアにはすべてのやり取りが聞こえていた。
「さあ、ウィンピア。オラのありがたい囁きを耳をかっぽじいて聞くだべ。知性欠如な言い方、何が始まるの?」
「まずはウィンピアを食べたいだべ。」
「食べる?人間って、まさかの食魔法少女動物!?だから、人間界は流刑地なの?」
「いくら下劣なお嬢様でも魔法少女の肉を食したりはしませんわ。お嬢様は特別なシュミをお持ちなのです。雑食、いや飽食なのですわ。」
「やっぱり魔法少女を食べる気なんだ。それって化け物だよ!」
「ノンノン、食べるというのは、こういうことだべ。ガバッ!」
エリザベスはメラニアの中サイズのおっぱいにカエルのように飛びついて、スリスリしている。
「イヤですわ、このゆりゆりド変態!バチン!」
メラニアはエリザベスの頬を平手打ちして、引き剥がした。
ウィンピアは空気の淫らな動きを読んで、メラニアのエリザベスの絡みを正確に把握した。
「な、なんてはしたないことをしてるの。これが人間という動物の本能?」
「ウィンピア樣、これは本能ではありません。お嬢様に特有な属性ですわ。メラニア、余計な情報提供をするんじゃないべ。」
エリザベスは、メラニアにウィンピアの真ん前ポジションに椅子を運ばせた。
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