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第二章
第三十八話・池袋駅の通勤時みたいだな
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地獄の生徒会でエロがかった議論がなされていた時、大悟と騙流がコンビニにやってきていた。
大悟は騙流をお姫様抱っこしたまま、騙流のナビゲートに従って、目的地付近にようやくたどり着いた。
いくら小柄な騙流とはいえ、腕に抱えたままというのは、おんぶよりも疲れるし、歩くスピードも遅くなってしまう。
「はあはあはあ。一戦交えた後だし、ホント疲れた。地獄は怖そうなところだから、てっきり町外れの、やさぐれた場末スナックが入口だと思っていたが、こんなに学校のすぐ近くで、人通りの多いところだったとは。しかし今日はやけに人が多いなあ。みんな同じ方向を向いている。ナツコミでもやってるのかなあ。池袋駅の通勤時みたいだな。」
《人たくさんいる場所という点に、意味ある。だんまり。》
「そうか。人目が多いほど、迷彩服のように、目立たなくなるということか。ポッチを隠すには絶好のロケーションというわけだ。授業で教師に当てられる可能性を極小化するのと同じだ。しかし、モブの中には美少女がたくさんいるが、やっぱりヒロインには負けてしまう。だんだんむなしくなってきた。」
《いや、それ違う。まるも、どちらかというとモブ属性だけど、かなり目立ってる。そんな話、どうでもいい。だんまり。》
大悟は騙流をお姫様抱っこしたまま、騙流のナビゲートに従って、目的地付近にようやくたどり着いた。
いくら小柄な騙流とはいえ、腕に抱えたままというのは、おんぶよりも疲れるし、歩くスピードも遅くなってしまう。
「はあはあはあ。一戦交えた後だし、ホント疲れた。地獄は怖そうなところだから、てっきり町外れの、やさぐれた場末スナックが入口だと思っていたが、こんなに学校のすぐ近くで、人通りの多いところだったとは。しかし今日はやけに人が多いなあ。みんな同じ方向を向いている。ナツコミでもやってるのかなあ。池袋駅の通勤時みたいだな。」
《人たくさんいる場所という点に、意味ある。だんまり。》
「そうか。人目が多いほど、迷彩服のように、目立たなくなるということか。ポッチを隠すには絶好のロケーションというわけだ。授業で教師に当てられる可能性を極小化するのと同じだ。しかし、モブの中には美少女がたくさんいるが、やっぱりヒロインには負けてしまう。だんだんむなしくなってきた。」
《いや、それ違う。まるも、どちらかというとモブ属性だけど、かなり目立ってる。そんな話、どうでもいい。だんまり。》
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