特売フイギュアワゴンの中に手を入れたら、人生変わるので注意してください。

木mori

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エピローグ

その2

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 最後の候補者は華莉奈の後ろから現れた。

「生徒会長のメイドさん。さきほど、身の潔白を証明していたではありませんか。禁反言も甚だしいですわ。」

「お嬢様の手前、少々とぼけましたが、天使と悪魔を入れ替えるなんて、高等技はお嬢様には無理です。このメイドにしかできません。さっき出てきたふたりにも到底できないワザです。真犯人はこの穂扶良です。宇佐鬼大悟さんは生徒会にいる限り、このメイドのおもちゃなのですから。苦苦苦四十苦。」
 華莉奈はおもむろに自分の席で立ち上がった。

「さて、今の三人の証言の通り、自分が犯人であることを主張しています。宇佐鬼大悟さんと悪魔は自分の頭脳で、誰が本物なのかを突き止めてくださいな。当てたら魔法を解いてくれるそうですから。ワタクシも答えを持っておりませんので、ご了承くださいませ。どうやって、ゲロさせる、ごほん、お下品な言葉、失礼しました。告白させる、つまり、コクらせるのか、それはお任せしますわ。どんな過酷な仕打ちでも受けさせますから。何なら、ワタクシへの物理攻撃も懇願しますわ。はあはあはあ。」

「その懇願は却下しますわ。こちらのペースでよいというならば、全力で楽しむ、もとい、確認作業をさせていただきますわ。じゅるる。」

「こら、大悟。緊張感の欠片ぐらいは持ってよね。ゲームじゃないのよ。アタシのこれからの人生が、絶世の美少女王様ロードなのか、パンツ一丁裏街道なのか、天と地、天使と悪魔の違いになるんだからね。」

「楡浬は悪魔なのだから、パンツ一丁裏街道でもいいのではありませんか。夏なんか、涼しくてクーラー要らずの省エネルックですわよ。」

「バカー!」

「冗談ですわ。それでは犯人あてゲーム開始しましょう。」

「だからゲームじゃないって言ってるでしょ。」

「この世の中でゲームと名付けられることほど、過酷なモノはありませんわ。マネーゲーム、恋愛ゲーム、王様ゲーム。いずれも敗北すればソッコーで地獄行きです。この犯人探しもこの場に出てきたことを、プレイヤーは一生後悔することになるでしょう。じゅるる。」

「ワタクシも参加すればよかったですわ。すごく危険な香りがして、痛そうで、イタそうで、板で叩かれそうで。」

「お嬢様は、生徒会長席で縛られておいてくださいませ。」

「それはそれでウレシイですわ!」
 穂扶良は、華莉奈をワイヤーロープで強烈に縛り付けた。華莉奈の白い肌から、血液が滲んでいる。
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