68 / 70
エピローグ
その4
しおりを挟む
「眠れないわよ!」
「お取込み中ですが、このメイドはお嬢様の下着を盗んで、金券ショップに売りました。かなり儲けました。苦苦苦四十苦。」
「最近、下着の数が増えたような気がしたんだけど。まさかとは思うけど、それを買い占めたのは、大悟じゃないでしょうね?」
「えッ。それは、それは、濡れ衣ですわ。ほら、汗をたくさんかいてますけど、それは熱湯の水蒸気のせいですわ。熱い、暑い、マズい。」
「使用済って、そんなに魅力があるのかしら。」
「はい。新品よりは安く高級品が買えるからですわ。」
「もはやとぼける気も失せてるみたいね。でも経済的な理由なら許される・・・なんてわけないでしょ!」
こうして、うやむやの中で、『熱湯困―喋る』は終了した。たしかに本音は語られたが、当初の目的は果たされなかった。
「次は悪魔の匠の魔法を使いますわ。今度は失敗しないこと、請け合いです。やはりこういう実験は、オレ自身の手で行わないといけませんわね。」
「実験とか、言ってるけど、大悟。まさか、アレをやろうっていうんじゃないでしょうね。危険過ぎるわ。鍔のない刀を素手で握るようなものだわ。」
「熱湯でも解決できなかった問題を解くには、参考書に載っている公式では、分不相応なのです。理論よりも実践が新たな道を開くのですわ。」
大悟の指示に従い、桃羅・前委員長・穂扶良の三人が大悟の前に立った。三人共、後ろ手で、縛られている。
「お兄ちゃん。まさかとは思うけど、モモの純情可憐を誰よりも先に盗み取る作戦を絶賛新発売しようっていうんじゃないよね?そうなら、こんな明るいところじゃ、さすがに恥ずかしいんだけど。それ以上に、他のふたりにも同じようなことをするのなら、ただの野獣・けものフレンズに成り下がっちゃうよ。」
「桃羅。これは消しゴムで簡単に消せる実験ですから、ご安心なさい。それでは、これからオレが悪魔になります。みなさん、コワくないように、目を瞑ってくださいませ。」
「「「コワい!」」」
三人が騒いだ瞬間に大悟が動いた。注射を嫌がる子供には、針を刺す瞬間に気を逸らすのが効果的である。
『ぶちゅ』『ぶちゅ』『ぶちゅ』
「「「えッ?」」」」
大悟が電光石火のスピードで、三人にキスをした。但し、唇の落下地点はほっぺたという安全地帯である。
「お取込み中ですが、このメイドはお嬢様の下着を盗んで、金券ショップに売りました。かなり儲けました。苦苦苦四十苦。」
「最近、下着の数が増えたような気がしたんだけど。まさかとは思うけど、それを買い占めたのは、大悟じゃないでしょうね?」
「えッ。それは、それは、濡れ衣ですわ。ほら、汗をたくさんかいてますけど、それは熱湯の水蒸気のせいですわ。熱い、暑い、マズい。」
「使用済って、そんなに魅力があるのかしら。」
「はい。新品よりは安く高級品が買えるからですわ。」
「もはやとぼける気も失せてるみたいね。でも経済的な理由なら許される・・・なんてわけないでしょ!」
こうして、うやむやの中で、『熱湯困―喋る』は終了した。たしかに本音は語られたが、当初の目的は果たされなかった。
「次は悪魔の匠の魔法を使いますわ。今度は失敗しないこと、請け合いです。やはりこういう実験は、オレ自身の手で行わないといけませんわね。」
「実験とか、言ってるけど、大悟。まさか、アレをやろうっていうんじゃないでしょうね。危険過ぎるわ。鍔のない刀を素手で握るようなものだわ。」
「熱湯でも解決できなかった問題を解くには、参考書に載っている公式では、分不相応なのです。理論よりも実践が新たな道を開くのですわ。」
大悟の指示に従い、桃羅・前委員長・穂扶良の三人が大悟の前に立った。三人共、後ろ手で、縛られている。
「お兄ちゃん。まさかとは思うけど、モモの純情可憐を誰よりも先に盗み取る作戦を絶賛新発売しようっていうんじゃないよね?そうなら、こんな明るいところじゃ、さすがに恥ずかしいんだけど。それ以上に、他のふたりにも同じようなことをするのなら、ただの野獣・けものフレンズに成り下がっちゃうよ。」
「桃羅。これは消しゴムで簡単に消せる実験ですから、ご安心なさい。それでは、これからオレが悪魔になります。みなさん、コワくないように、目を瞑ってくださいませ。」
「「「コワい!」」」
三人が騒いだ瞬間に大悟が動いた。注射を嫌がる子供には、針を刺す瞬間に気を逸らすのが効果的である。
『ぶちゅ』『ぶちゅ』『ぶちゅ』
「「「えッ?」」」」
大悟が電光石火のスピードで、三人にキスをした。但し、唇の落下地点はほっぺたという安全地帯である。
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる