パイオニアオブエイジ~NWSかく語りき〜

どん

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第20話『1班と2班』

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 1班はノリヒト宅から一番遠い場所で作業していた。
 マルクの指示で、男性メンバーが稲刈りしながら、器用な女性メンバーが稲束を藁で撚っていく。
「へぇ……面白いなぁ」
 早くもコツを掴んだ男性メンバーが、次々と稲を刈る。
「鎌を水平に引くのがコツみたいだな」
 もう一人が作業しながら声をかける。
「なんかやりにくいなぁ!」
 苦戦していた男性がマルクに注意される。
「おい、持ち方は基本を守れよ。親指が上だぞ。逆にすると、肘が上がって安定しないからな」
「は、はい」
「みんな、ケガには十分留意するようにな」
「はーい」
 全員から返事が返ってくる。
 マルクは身体を起こして、班の作業を確認すると、はるか向こう側に続く平野を見やって思った。
(……いい風景だな)

 その右隣では2班が作業している。
 班長、ナタルの本領発揮だった。明らかに稲を刈るスピードが違う。
 1人で5列ほど先へ行くナタルに、メンバーが突っ込む。
「ナタルさん、速すぎっすよ!」
「なんでそんなに速いんすかぁ」
「えっ、なに?」
 没頭していたナタルは、腰を曲げたまま上半身を曲げて後ろを振り返った。
「作業が速すぎる、ですって」
 ナタルの後方で助手に入っていたメグが苦笑して言った。
「なんだ、そんなことか」
 気に留めるでもなく、作業に熱中する。
「無視かい!」
「まるで水を得た魚だな」
 ナタルが班長らしくないのは今に始まったことではないが、今日のナタルは気合いの入り方が違う。
「しかしナタルさん、田んぼが似合うよな」
「俺も! 俺もそう思ってた」
「腰の入り方が違うよ」
 男共が手を休めているので、代わりにメグが注意する。
「ちょっと、手を止めないでよ。遅れるでしょ!」
 遅れること数秒、ナタルが注意する。
「みんな~! 真面目にやって」
 これが2班の日常だった。
















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