異世界でオンラインライフ！

第一章新たな生活の舞台・ガルディア

第四話 チートスキル

Side大地
「それではチートを決めましょう！あ、向こうに大地君は『転生』しますが、見た目とかってどうしますか？私はこのままの顔で充分イケメンだと思いますが…。」

カルディナ様が顔を赤らめながらそんなことを言ってくる。そんな頬を染めながら言われたらこっちまで恥ずかしくなってくるじゃないか…。

「いえ、このままでいいです。変に変えても違和感がありそうですし。」
「わかりました。では肉体は生前のものを再現しますね。さあ、今度こそチートを決めましょうか。どんなのが良いですか？お詫びなので三つほど決めちゃって下さい…。」
「そうだな…成長促進的なやつが一つ、せっかく魔法のある世界なんだから魔法系が一つ、あとは…初めての世界でアドバイスや会話をしてくれる存在がいると嬉しいです！」
「なるほど…わかりました！でしたら…
ユニークスキル『成長促進』『賢者』『ナビゲーション』の三つを差し上げます！これとは別に、特別なものは無理ですが、何かこんなスキルが欲しい！と、言うものはありますか？」
「そうだな～、その世界って魔物とかテイムのスキルとかあるんですか？」
「ええ！スライムからドラゴンまで！勿論従魔術もありますよ♪」
「本当ですか⁉じゃあ従魔術と～、家事系と～、あと言語系は必須だな…それと…近接戦闘もできるといいな…あとカルディナ様とまた会話したいです！」
「わかったわ！それじゃあ
スキル『従魔術』『家事』『言語』『剣術』『体術』を、私との会話は教会とかで祈ってくれればこっちから呼べるわ♪」
「ありがとうございます！それと無理なお願いかもしれないんですが…このスマートフォンを異世界でもオンラインの状態で使えるようにできないでしょうか？」
「うーん…本当は駄目なことだけど…私があなたを殺してしまったのだからね…分かったわ！但し！貴方からの書き込みなどは完全匿名にするわよ？」
「！はい！ありがとうございます♪」
「それと…匿名と言っても、貴方だと特定できるような発言は厳禁！いいわね？もし破ったら…」
「破ったら？」
「私とあなた、纏めて最上級の神々にボッコボコのメッタメタにされて、関わりがある人とまとめて魂を傷つけられて廃人にされて、記憶も、下手したら存在も消されるわよ。」
「怖っ！じゃあこっちからの書き込みはしないようにするか…。」
「そうしてね…。」

その時、オレの体が光を放ち始めた。

「わっ！なんだ⁉」
「あら…そろそろ時間みたいね。人間は本来神界には存在できないから、無理矢理とどめていたのよ。そうそう、スキルとかはステータスオープンって念じると確認できるわ♪他人も見えるようにすることも可能よ。それじゃああなたの二回目の人生が幸福であることを願っています。」
「急だな…わかりました。楽しんできますね♪」

そうして俺は異世界へと旅立った。