異世界でオンラインライフ！

第一章新たな生活の舞台・ガルディア

第五話 異世界へ降り立つ

Side大地
再び意識が覚醒すると、俺は森の中にいた。
辺りには木、木、木。
木漏れ日がさしているため明るいが、森の中だ。

「カルディナ様…せめてもう少し解りやすい場所に降り立たせてくださいよ…。そうだ、ステータスオープン？」

そう大地が半ば直感で唱えると、目の前に画像が投影される。

名前　石川大地
種族　ハーフバンパイア
称号　異世界転移者
　　　神々の見世物
　　　イレギュラー
スキル
闇属性魔法Lv1
火属性魔法Lv1
水属性魔法Lv1
木属性魔法Lv1
雷属性魔法Lv1
土属性魔法Lv1
光属性魔法Lv1
聖属性魔法Lv1
邪属性魔法Lv1
インベントリ
従魔術
家事Lv10
言語Lv10
剣術Lv10
体術Lv10
偽装Lv5
礼儀作法Lv3

ユニークスキル
成長促進
賢者
ナビゲーション

加護
創造神カルディナの加護
？？？？？の加護

「へー、こんな感じに見られるのか。…てかいくつか気になるものがあるんだが…。」

大地が自分のステータスを見ていると、頭の中に突然何者かの音声が響く。

【ナビゲーションをactiveにしますか？また、再選択は不可能です。】

再選択不可能って…activeにするよ！

「聞こえますか、マスター。」
「？君がナビゲーションのスキルなのか？」
「はい。ナゲーションのスキル、ナビゲーターです。個体名はイアと申します。」
「なるほど、イアか。いきなり異世界に来たせいで色々わからないから、よろしくな。」
「了解しました。マスター。頭の中に声が響くと言うのは不快ではありませんか？」
「ん。あ～確かに。ちょっと違和感があるな。」
「では、…これで大丈夫ですか？」
「おわっ⁉」

なんと自分の手に握られていたスマートフォンにから声が聞こえ、画面を見ると9～10歳だろうか。それぐらいの幼女が映っていた。

「イアなのか？」
「はい。これなら大丈夫ですね。」
「まぁそうだな。さて、色々確認したいんだが、いいか？」
「ええ、勿論です。」
「まずこの称号だ。異世界転移者は分かるが、神々の見世物ってなんだよ見世物って！それとイレギュラーってのも気になるんだが…。」
「まず神々の見世物というのはその名の通りですね。神は地上を観察しているのですが、恐らくあなたの人生が面白そうだと思い、見ている神が何柱もいるのでしょう。
イレギュラー、こちらは私の知識の中にありません、申し訳ありません。」
「いや、いいんだ。てか見世物にすんなよ…。でも俺が面白そうってことは異世界転移者だからだよな？カルディナ様…結局バレたって事じゃねぇか…。」