異世界でオンラインライフ！

第一章新たな生活の舞台・ガルディア

第七話 スキルの詳細2

Side大地
「マスターが？？？の加護、と言う物を受けているからですね。この邪属性による精神への影響をこの加護が無効化してくれているようです。」
「マジか。それはありがたいんだけど…結局？？？って誰？」
「申し訳ありません。解析不可ですね…。」
「あーいや、仕方ないよ。別に謝る必要はないから。じゃー次はそれ以外のスキルについて説明頼むわ。」
「かしこまりました。では、まずは
『インベントリ』についてですが、これはこの世界の人々に俗称で『個人魔法』と呼ばれている、稀に保有している人物がいる珍しい完全先天性のスキルの内の一つです。
因みにインベントリは亜空間を創り出し、その内部に様々なものを収納可能、かつ内部の時間は停止しているという『個人魔法の中では』使い手が多い方で、かなり便利なスキルです。
次に『従魔術』ですが、これはマスターが願ったスキルの一つですね。
これは魔獣などの存在に対し、自分に相手を屈服させる、もしくはお互いが納得した場合のみ『契約』を結ぶことができ、魔力を『安定して』共有できたり、その魔獣を他の人間に安全であると証明したり出来ますね。
従魔、と言いますが、完全な従属関係の場合もあれば、対等、気まぐれでの協力関係の場合だってあります。
ですが魔獣側の悪意の上での契約は出来ないので、嘘をついて契約して町中で暴れる、などの心配はありません。
…まぁ人間側が悪用する場合はありますが…。
『言語』『剣術』『体術』も同じくマスターが願ったものですね。
ですが…レベル10とか頭おかしいですよ…。
まあそれは置いておきましょう。
『家事』『偽装』『礼儀作法』についてはカルディナ様が付けておくと言っていたものでしょう。
家事レベル10なので料理などはかなりの出来のものになるでしょうね。礼儀作法はあって困りません。
偽装ですが、こんな異常なステータス、特に邪属性魔法ですね。これのためにつけてくださったのでしょう…出来れば家事ではなくこちらを10にして欲しかったですが…。
続いてユニークスキルの説明を。
まず『成長促進』これはその名の通りマスターが希望したもので、一般的な人と比べてすべての分野において成長が圧倒的に早くなるものです。
そして『賢者』ですが、魔法に関する知識に補正がかかったり、魔力操作の能力がかなり高くなります。
恐らくマスターが最初からステータスにスキルとして各魔法が表示されたのはこれが理由でしょう。
最後に『ナビゲーション』。まあマスターの人生のアドバイザーです。
…ですがあくまでアドバイスですので、判断するのはマスターですよ。
…基本的には。」（小声）
「なるほどね～。色々と便利そうだな。特に偽装スキルは嬉しいよ…。さて、これが一番の問題だ。
種族　ハーフバンパイアってどういう事だよ！肉体は生前のものを再現って言ってただろ！」