All is well that ends well!!

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事の発端はその日の昼休み。

アイダの近くの席に座っている友達の所へ寄っていって、チョコの話を始めたことでした。

アイダに聞こえるようにチョコチョコ言っていたおかげで、アイダも友達とチョコについて話し始めました。

なので、私は耳をダンボにして盗み聞きすることに。

話のテーマが
[もしチョコを貰うなら]
というナイスなものだっただけに、思わずガッツポーズが出ました。

友達は突然の私のガッツポーズに驚いていました。

なぜなら、友達は私がアイダに恋心を抱いていることを知りません。

友達だけでなく、多分私以外の誰もそんなことは知りませんでした。

はやる気持ちを抑えつつ、耳の穴をかっぽじってアイダの話を盗み聞きしていると、
`手作りはお腹を壊しそうで恐い’
というアイダの声が聞こえました。

それを聞いた途端、私の中で
`だったら市販のチョコはＯＫなのか？’
という疑問が生じて頭の中をぐるぐる回りました。

そのせいで、一生懸命話していた友達の話が全く頭の中に入ってこなくなり、怒った友達からゲンコツをいただくことになってしまいました。

目からおつりの星が出るほど強烈な痛みが頭に響きました。

しかしアイダからいい情報を得られた私は、痛みも忘れて早速バレンタインデーの計画を立てることにしたのです。