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第3章 第15話:ミナミの演技と裏返しの気持ち
しおりを挟むミナミが いっぽ まえに でました。
めは まっすぐ ホウホウを みつめています。
「ホウホウ、わたしは……あなたが きらいです!」
ひろばが ざわつきました。
でも、ミナミの めは ふるえていません。
それは、ほんとうの きもちを かくすための うそでした。
むかし、ミナミは さいばんで ホウホウに すくわれたことが ありました。
そのときの きもちは、ずっと こころの おくに しまっていたのです。
「きらい」と いった そのことばの おくには、「ありがとう」と「すき」が かくれていました。
どうぶつたちは しずかに はくしゅしました。
きの みきに、そっと いちまいの はが ひらきました。
ホウホウは はねを すこしだけ うごかし、ミナミに むかって うなずきました。
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