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2.新居からの新生活
18.お見合いを報告したら……
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煮詰まってる?(18)
13:2061字(23.04.26)
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17:1878字
18:字
【本文】18.
搾精を終えて待機室向かう時、搾精の先生がキョドっていた。マスク越しでも分かるくらい真っ赤になってるし。
ありがとうございますと、お礼を行ってホームルームに向かう。
待機室にはかなりの男子が残っている。ホームルームに向かわず、そこで自習して過ごす男子はかなりいる。
男子に優しいというここ誠臨学園でも女子との同室同席を相容れない人はいるんだ。
ホームルームの席に着くと突っ伏した。
「キョウちゃん、何かあった?」
ボクの様子を見て搾精を終わらせた男子が集まってくる。何かあったのかと事情説明をせがんでくる。
「おはよ~。実は……」
とある事情で搾精の品質が悪いかも知れない、だから気が重いと説明する。
「なんでそんな事に」
か細くて折れてしまいそうな美人、真城タマキ♂、タマちゃんが訊いてくる。
線は細いけどボクよりは背が高くて、きっとモテると思っている子だ。
「とある事情って病気とか?」
今度は水無ちゃんが聴いてくる。ちなみに水無月ユウナ♂の名前からミナちゃん。
まあ病気でもないし、話してもいいかと一昨日のお見合いからの話を聞かせよう。
「一昨日、お見合いがあってね~」
教室が揺れるように突如ガタガタと音を立てた。ナニ?
思わず頭を上げて周囲を見回す。登校してきた女子が増えてきたくらいで特に変わっていないので、また机に伏せた。
「早くない? まだ卒業まで二年あるのに。それで?……」
「母さんが気に入っちゃって──」
「まさか婚約?!」
水無ちゃんが声を上げる。
「うぐっ!」とか「ぐはっ!」とか、感嘆があちらこちらで聴こえるがすぐに静まり返る。
また顔を上げて見回す。明らかに女子のものだ。
「うん、まあ。結果から言うと結婚した」
「「「はあ~?!」」」
教室中から懐疑の声が上がる。皆、聴いてるのか。
「婚約? 結婚? って冗談」
細美人のタマちゃんが言う。
「婚約期間をすっ飛ばして結婚っておかしくない?」
水無ちゃんが、素直に疑問を訊いてくる。
「それが冗談じゃないんだよ、ボクの場合。他の人もあるかも知れないけど身売り婚ってやつ。婚約イコールほぼ結婚なの」
「そんな……酷い」
「それが、公然の常識だよ。補助でお金かけて男の子を妊娠でもしたら一発逆転できるんだから。うちもその口なんだよ」
「悪いんだけど……それがどうして搾精の質の問題になるわけ?」
「同居してるんだ、相手の人と、一昨日から……」
「「「ふぉあああ?!」」」
静まり返る教室、ややあって部屋中から声が上がった。
みんなよく揃うね。声をひそめていても聞き取るってどうなのよ。
「どどど、同居って……まさか……その別な所に……搾精された? みたいな」
皆がゴクリと唾を飲む音がしたような、しなかったような。男子を見回し溜めてから頷いた。
「だから、そうゆう事」
黄昏てる女子たちも「蒼屋くんが中古に」とか言ってるのが聴こえるけど無視しとこう。
俄然、男子たちが鼻息荒くなった。
「そ、そ、それで初夜、いや初体験はどんなだったの?」
「早く言え」
フンフン、鼻息の音を立てて、詰めよってくる男子たち。主にミナちゃんだけど。
あなたたち、保健倫理で習ったでしょうに。
会社に寄って新居に行ってと、話したら「そこからかよ!」って突っ込まれた。
ほら順々に話すのは大事でしょう。
理不尽だ。
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【本文】18.
搾精を終えて待機室向かう時、搾精の先生がキョドっていた。マスク越しでも分かるくらい真っ赤になってるし。
ありがとうございますと、お礼を行ってホームルームに向かう。
待機室にはかなりの男子が残っている。ホームルームに向かわず、そこで自習して過ごす男子はかなりいる。
男子に優しいというここ誠臨学園でも女子との同室同席を相容れない人はいるんだ。
ホームルームの席に着くと突っ伏した。
「キョウちゃん、何かあった?」
ボクの様子を見て搾精を終わらせた男子が集まってくる。何かあったのかと事情説明をせがんでくる。
「おはよ~。実は……」
とある事情で搾精の品質が悪いかも知れない、だから気が重いと説明する。
「なんでそんな事に」
か細くて折れてしまいそうな美人、真城タマキ♂、タマちゃんが訊いてくる。
線は細いけどボクよりは背が高くて、きっとモテると思っている子だ。
「とある事情って病気とか?」
今度は水無ちゃんが聴いてくる。ちなみに水無月ユウナ♂の名前からミナちゃん。
まあ病気でもないし、話してもいいかと一昨日のお見合いからの話を聞かせよう。
「一昨日、お見合いがあってね~」
教室が揺れるように突如ガタガタと音を立てた。ナニ?
思わず頭を上げて周囲を見回す。登校してきた女子が増えてきたくらいで特に変わっていないので、また机に伏せた。
「早くない? まだ卒業まで二年あるのに。それで?……」
「母さんが気に入っちゃって──」
「まさか婚約?!」
水無ちゃんが声を上げる。
「うぐっ!」とか「ぐはっ!」とか、感嘆があちらこちらで聴こえるがすぐに静まり返る。
また顔を上げて見回す。明らかに女子のものだ。
「うん、まあ。結果から言うと結婚した」
「「「はあ~?!」」」
教室中から懐疑の声が上がる。皆、聴いてるのか。
「婚約? 結婚? って冗談」
細美人のタマちゃんが言う。
「婚約期間をすっ飛ばして結婚っておかしくない?」
水無ちゃんが、素直に疑問を訊いてくる。
「それが冗談じゃないんだよ、ボクの場合。他の人もあるかも知れないけど身売り婚ってやつ。婚約イコールほぼ結婚なの」
「そんな……酷い」
「それが、公然の常識だよ。補助でお金かけて男の子を妊娠でもしたら一発逆転できるんだから。うちもその口なんだよ」
「悪いんだけど……それがどうして搾精の質の問題になるわけ?」
「同居してるんだ、相手の人と、一昨日から……」
「「「ふぉあああ?!」」」
静まり返る教室、ややあって部屋中から声が上がった。
みんなよく揃うね。声をひそめていても聞き取るってどうなのよ。
「どどど、同居って……まさか……その別な所に……搾精された? みたいな」
皆がゴクリと唾を飲む音がしたような、しなかったような。男子を見回し溜めてから頷いた。
「だから、そうゆう事」
黄昏てる女子たちも「蒼屋くんが中古に」とか言ってるのが聴こえるけど無視しとこう。
俄然、男子たちが鼻息荒くなった。
「そ、そ、それで初夜、いや初体験はどんなだったの?」
「早く言え」
フンフン、鼻息の音を立てて、詰めよってくる男子たち。主にミナちゃんだけど。
あなたたち、保健倫理で習ったでしょうに。
会社に寄って新居に行ってと、話したら「そこからかよ!」って突っ込まれた。
ほら順々に話すのは大事でしょう。
理不尽だ。
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