【悲報】みんながボクを狙ってる?~婚姻したら裸にされるし拐われそうになるし、挙げ句、狙われてるって誰得ですか?~

ペロりねった

文字の大きさ
164 / 203
4.本家からの再出発

164.すべての女の夢

しおりを挟む


「そうだね~。キョウちゃんには女の夢が詰まってるよね~」
「そうなんです。周りに色目向けるし、しなを作って誘惑するし、まったく女たらし」
「ちょっと待って? 女の人にびたことなんて一度もないよ?」
「……キョウちゃん、女子を拒絶どころか拒否したこと無いよね?」
「それくらい……ある……よ?……」
 胡乱うろんな目でタマちゃんが見てくる。

「そうだね~、キョウちゃんに頼むとすべてかなえてくれそう。そんな気がする……」

 そんなバカな……。いや、でも頼まれたら拒まないかも……。女の人の言うことを聞けって教えられたし……。
「あ″~~っ?」
 思い返すと言い当てられてる気がしてきた……

「ホント、周りに悪いヤツが居なくて良かったよ。みんなキョウちゃんを護るためなら何でもしたと思う」
「何となく分かる」
「そう言う相乗効果で、がばがばなキョウちゃんが出来ました」
「見たように言わないで?」
「見てないけど聞いてるから……」
「……あ~、ユウちゃんか~」
「そうそう」
 ユウちゃんは、いろいろボクを気にかけてくれた幼馴染みで引っ越しちゃった子。タマちゃんはその知り合いでボクのことを聞いていたんだった。

 つい話に夢中で洗う手が止まっていたので急いで洗う。本当に風邪引いちゃうよ。

「ツバキちゃんも洗うのね?」
 カエデさんを洗い終わったのでツバキちゃんに聴いてみる。

「え、うん……」
「でもあとにして? タンポポちゃんたちを超特急で洗うから」
「……分かった」

 タンポポちゃんたちを並べて文字通り並列で洗う。お陰で体がいくらか温まる。もちろん、足の指の間や耳たぶの後ろとかちゃんと洗えたか、みんなを確認する。

「お待たせ。ツバキちゃん、どうぞ」
「う、うん」
 ツバキちゃんを前に座らせて背中を洗っていく。

「ふ~……ふ~……」
 刺激が強かったかツバキちゃんは背中まで真っ赤にしてる。お湯に浸からずして茹だってる。

「はい、終わり」
「あ、ありがとう」
「それじゃ、お湯に……浸かれないよ」
 お湯に浸かろうと浴槽を見るとすし詰め状態になってる。

「あ~、私は上がるから入るといい」
「え~、そんな~」
 マキナがお風呂を上がるって言う。一緒に入る目的だったのに何でこんなことに。

 お湯から上がったマキナに付いて脱衣場に行き体を拭く。替えの下着がないので素肌にローブを羽織らせる。

「マキナさんを拭うとローブを着せます。妻のかがみですね~」
「タマちゃん、いい加減にしてよ」
「キョウ、お湯に浸かっておいで。部屋でくつろいでいるから」
「……はい」
「おっと、キョウちゃんは湯船に戻るようです。浴槽は女子しか居ません。凌辱りょうじょく待ったなし」
「……怒るよ。凌辱なんか起こりません」
 立ち止まりタマちゃんをにらんで言い放つ。

「タマちゃん、帰ろ。キョウちゃん、激怒一歩手前だよ」
「うん。キョウちゃん、ごめん……」
「…………」
 う~、ここはゆるしちゃいけない。ぐっと我慢だ。

「──明日、お別れだから……つい」
「タマちゃん、部屋に戻ろ?」
「うん……」
「……はあ~……騒いじゃダメ、だからね?」
 そう言葉を残して浴場に戻る。甘いなあ~、ボク。

「それって……」
 タマちゃんの独白を聞かない振りで浴場に戻る。

 そのあと、浴槽に浸かってイモ洗い状態を楽しんだのは言うまでもない。もちろん、静かになったクラスメイト二人の観衆もいた。

 お風呂から上がりタマ水無ミナの二人、タンポポちゃんたちと別れ、三階の部屋に戻ると奥、リビングから話声が聞こえる。

「お風呂上がり、ました? ミヤビ様?」
 リビングにはマキナとミヤビ様がソファーに座って話し込んでいる。

「お帰り」
「わらわは戻る。マキナ、考えておいてくれ」
「…………」
 沈痛なマキナを残してミヤビ様が帰っていく。

「ミヤビ様と何かあった?」
「……何でもない。ここへ座って」
 マキナがとなりの席を勧める。

「何?」
「遅くなったね?──」
 懐から紫色のビロード地の小箱を取り出す。それって……もしかして。

「──左手を出して」
 箱のフタを開けると指環が二つさっていて、一つを取ると左手薬指にめてくれる。

「さあ、もう一つを私に」
 感無量のボクにマキナが言う。
 言われる通り残りの指環を取るとマキナの左手薬指に嵌める。その左手にボクの左手を並べてにんまりする。

「アヤメ姉、指環用意してる?」
 カエデさんが小声で聴いている。

「まあ、一応」
「私、用意してないよ?」
「じゃあ、今度買ってくれば? キョウちゃん、受け取って?」
 アヤメさんも小箱の中の二つの内の一つを取るとボクの前にひざまずいて左てのひらを差し出してくる。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)

MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。 かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。 44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。 小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。 一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。 ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ビキニに恋した男

廣瀬純七
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...