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YAMATO

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Chapter7(朋友編)

Chapter7-④【女々しくて】

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「忘れ物したから、部屋に取ってくる。」
ヨウが見え透いた言い訳を口にした。
「何を忘れたんすか?」
ジュンヤは獲物を追い詰める。
「き、着替えだ。」
狼狽した声が震えた。
「着替えって、新しいケツワレっすか?」
ジュンヤは畳み掛ける。
「…。」ヨウは絶句した。
「俺、知っているっすよ。
先輩がケツワレ穿いている事も、パイパンリングなのも。」
勝ち誇った様にジュンヤは言い放つ。
「ど、どうして?」
混乱した様子が滑稽だ。
「えっ、マジそうなんすか、先輩?
冗談だったのに。」
ジュンヤはシナリオ通りに事が進み、笑みを零す。
 
「いや、その…。
俺も冗談だ。」
ヨウが必死に言い逃れを言う。
「あー、ビックリした!
先輩がそんな変態じゃなくて、良かったすよ。
爽やかな先輩は絶対白いブリーフっすよね?
見せて下さいよ。」
態と変態にアクセントを付ける。
「脱ぐの手伝いましょうか?」
ジュンヤがジャージに手を掛けた。
「あっ!」
声をあげる間も与えず、ジャージを膝まで下げる。
「マジかよ!
先輩、こんな汚いケツワレ穿いているんすか!」
ジュンヤは殊更汚い物を見下す口調で言う。
「まさか本当にパイパンリングじゃないでしょうね?
こんな先輩の変態姿、見たくないっすよ!」
ジュンヤは言うや否やヨウのペニスを鷲掴みする。
「うわぁ!マジリングしているじゃないっすか!」
あざとい驚愕の声にヨウの顔は真っ赤だ。
 
「先輩、気を付けの姿勢になって下さい。」
露天風呂に連れてこられ、ジュンヤが命令する。
ヨウは目をつぶり、屈辱に堪える。
「こんな大人のパイパンなんて初めて見たっすよ。
新入生のチンポだって、もっと立派っすよ。」
ジュンヤは汚い物を触る様に指先でペニスを摘む。
「止めろ!」ヨウがジュンヤの手を掃う。
「先輩、気を付けって、言ったじゃないっすか!
先輩の態度次第じゃ、この事は誰にも言わないっすよ。
勿論、先生にもね。」
ジュンヤがウインクした。
ヨウは仕方なく気を付けの姿勢に戻る。
ジュンヤは指先に唾液を付けると、亀頭に刺激を与えた。
鈴口中心に唾液を塗りたくる。
屈辱を覚えながらも、ペニスが硬くなる。
「あれ先輩、もしかして感じているんすか?」
それを察したジュンヤは小馬鹿にした口調で言う。
『た、起つな!』
ヨウは舌を噛み、欲情と格闘する。
しかし亀頭から受ける刺激と屈辱感に屈してしまう。
露天風呂の微かな照明の下、完全に勃起してしまった。
「後輩にチンポ扱かれて勃起するなんて、先輩はマジ変態っすね。
変態にお似合いの屈辱を与えてあげるっすよ。アハハ!」
ジュンヤはさも愉快そうに笑い、湯舟の縁に座る。
「先輩、俺のチンポをしゃぶりたくないっすか?」
陽気な声音が問い掛ける。
「…。」女々しいが、無言でいるのが唯一の抵抗だ。
「先輩が嫌なら、別にいいっすよ。
明日、先生やリョウの驚く顔が楽しみだなぁ。」
ジュンヤが両手を広げて、伸びをした。
 
「わ、分かった。
やらせてくれ。」
今朝見た星座占いが最悪だった事を思い出す。
湯舟に跪くと、ジュンヤのペニスを咥え込む。
強烈な異臭がし、吐き気が込み上げる。
「先輩、後輩のチンポの味はどうっすか?」
ニヤニヤするジュンヤが上から聞く。
「く、くせぇ…。」
嘔吐感と戦いながら、声を搾り出す。
「そりゃ、そうっすよ。
試合前の練習がキツくて、ここ一週間はセンズリすらしてないっすから。
チン滓が貯まっちゃって。
先輩の口で掃除して下さいよ。」 
立ち上がったジュンヤが距離を縮める。
ヨウは一歩下がり、ジュンヤのペニスに照明が当たる様にした。
光が当たった亀頭には強烈な臭いを発する滓がたっぷり付いている。
ヨウは両手を握り締め、亀頭に舌を這わす。
拳は血が出るかと思う程、硬く握り締めていた。
 
 
(つづく)
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