妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

文字の大きさ
217 / 354
Chapter18(聖夜編)

Chapter18-⑨【クリスマス・イブ】

しおりを挟む
その大きさに生唾を呑む。
「む、無理だよ…。」
後退りすると、背中に冷たい鏡が当たった。
「何、言ってるんだよ。
先走りで股間を濡らしてるくせに。
汚したんだから、ちゃんと買ってよ。」
せせら笑う表情に幼さが残る。。
「さあ、ここに手を付いて、お尻を突き出して。」
壁を叩く音が試着室に響く。
未知の領域への誘惑に抗い切れず、両手を壁に置く。
尻を突き出すと、拳大の亀頭部が襲って来た。
アナルがその襲撃を拒む。
「マリコさんが…、悲しむぞ…。」
声を絞り出す。
心中で名前を置き換え、最後の抵抗を試みる。
「逆さ、マリコは喜んで受け入れるさ。
ゲイと一緒に挿入したら、きっと失神するから。」
背後から回った手が乳首を摘まむ。
「ああぁ…。」
降伏が喘ぎとなって口を衝いた。
店員は接続部分に大量の唾を吐き、捩り込む圧力を増していく。
『ズボッ!』「ぐおぉ!」
二つの轟音を響かせて侵入を許す。
「お兄ちゃんのアナル、めちゃ緩いね。
遊び過ぎじゃない?
マリコだって、もっと梃摺るのにさ。」
店員はそう言いながら、更に奥へ押し込んでくる。
昨夜、拡張されたアナルはそれ以上の拒絶はしない。
腸内を圧迫され、ホテルでの享楽が蘇る。
「カオル…。」つい名前を呼んでしまう。
同時にショウの重量感溢れる巨根の映像が脳裏を過ぎる。
漲る力を伴った巨根がカオルのアナルを犯す。
涎を垂らし、ヨガる顔がアップになる。
大きく頭を振って、妄想を追い出す。
 
「おらっよっと!全部入ったから。
それ入れたままだと、欲情モードが続くんじゃない?
欲しくて、欲しくて堪らないでしょ?
マリコは何でも言う事聞くよ。」
店員は尻をポンッと叩くと、ジッパーを戻した。
「さあ、どうやってお兄ちゃんにお仕置きしようかな?」
顎に手を置き、考え込む。
その時、来店を知らせるアラームが鳴った。
「お客みたい。その格好のまま商品でも見てて。」
瞬時にプラグスーツを着込んだ店員はカウンターに戻って行く。
いつまでもフィッティングルームを陣取っている訳にもいかない。
仕方なくコスチュームの上に着てきた服を着る。
商品の隙間からカウンターを覗く。
セーラー服と学ラン姿のカップルが店員と楽しげに話している。
良く見ると、学ランを着ている方も女性だった。
店員がセーラー服の女の子をマリコと呼んだ。
彼女はアイドル並の容姿で、とてもアナルセックスに興じているとは見えない。
足の震えが止まらない。
それは巨大ディルドの所為か、交錯した世界を垣間見た所為か。
店員と視線が合うと、向こうからやって来た。
「マリコが来たんだ。
続き出来そうもないから、また今度ね。
それとも四人でする?」
店員はマリコを見ながら、屈託なく笑う。
顔を何度も横に振り、財布から代金を渡す。
「釣りはいい…。ディルドは洗って、返すから…。」
そう言うのがやっとだった。
「またヨロシクでーす。
カオルって人と、いいクリスマスを過ごしてね。」
店の外まで送ってくれた店員が名刺を差し出す。
そこには店長ユウトと書かれていた。
10代と思ったが、肩書きからいうとそうでもないらしい。
人は見掛けによらないと、つくづく感心する。
ぎこちない歩みで、家路を急いだ。
 
イヴは夜7時に、ホテルの部屋でカオルと落ち合う約束だった。
デパートの地下でローストチキンやケーキ、ワインを買い込む。
部屋に入ると、待ち合わせの30分前だ。
ゆっくりしている暇はない。
急いでシャワーを浴び、スーパーマンのスーツを着る。
その上にバスローブを羽織った。
カーテンを閉め、キャンドルを点す。
買ってきた惣菜をテーブルに並べ終わると、5分前だった。
タバコに火を点け、カオルを待つ。
気持ちが安らぎで、満ちている。
幸福って言葉を実感した。
 
その2時間前、カオルはショウとテーブルを挟んで困惑していた。
「何回も同じ事を言わせるな。
もう時間だから、行くよ。」
カオルはテーブルを叩く。
「カオルこそ、自分に素直になれ。
お前の身体は俺を求めているんだ。
だから今日、来たんだろう?」
ショウが言い返す。
カオルは立ち上がりかけた腰を下ろす。
「ヤマトさんってMだろう?
M同士で付き合ったって、直ぐに破綻するに決まってる。
俺だったら、お前に最高の快楽を味わせてやるぜ。」
ショウが畳み掛ける。
「トイレ行って来る。」
カオルは言い返す事が出来ず、席を立つ。
「すいません。焼酎のロックを追加して。」
ショウはトイレの出入口を見届けると、注文をした。
『カオルは苛立つと酒を煽る。
そして頻繁に便所に行く。
最後に酔い潰れる。
カオルの事は俺が一番分かっているんだ。
お前の肉体は俺を望んでいる。』
ショウは呟くと、ほくそ笑んだ。
 
 
(つづく)
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

今度こそ、どんな診療が俺を 待っているのか

相馬昴
BL
強靭な肉体を持つ男・相馬昴は、診療台の上で運命に翻弄されていく。 相手は、年下の執着攻め——そして、彼一人では終わらない。 ガチムチ受け×年下×複数攻めという禁断の関係が、徐々に相馬の本能を暴いていく。 雄の香りと快楽に塗れながら、男たちの欲望の的となる彼の身体。 その結末は、甘美な支配か、それとも—— 背徳的な医師×患者、欲と心理が交錯する濃密BL長編! https://ci-en.dlsite.com/creator/30033/article/1422322

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

スライムパンツとスライムスーツで、イチャイチャしよう!

ミクリ21
BL
とある変態の話。

隣の親父

むちむちボディ
BL
隣に住んでいる中年親父との出来事です。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

処理中です...