妄想日記1<<ORIGIN>>

YAMATO

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Chapter23(浮雲編)

Chapter23-⑥【唇 触れず…】

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ジムに入ると、ケイが受付にいた。
「こんにちは!」
元気のいい挨拶を聞き、アナルが疼く。
ロッカー用のカードを受け取ると、メモが付いていた。
『今日は早番だった。
もう直ぐ終わるから、待ってて。
他のジムに行こう。』
「ちょっと忘れ物したので、一度出ます。」
カードを返し、チェックアウトする。
一旦自宅に戻り、レギンスに着替えた。
ケイから連絡がないので、駅前のカフェで時間を潰す事にする。
椅子に座ると、ディルドがより深く押し込まれた。
先走りをダラダラ垂らしながらケイを待つ。
「お疲れっす!」
ジャージ姿のケイが現れた。
「どこに行くっか?
先輩の変態振りを、見せびらかせたいっすよ。」
ケイが子供の様にはしゃぐ。
アナルの違和感で、上の空で頷く。
「ちゃんと入れてきたっすか?
ディ、ル、ド。」近寄った唇が聞く。
「は、入っているよ!」
ドキッとして、声高に答える。
「よし、だったら面白い所に行こう!」
ケイはリュックを持つと、立ち上がった。
 
「さあ、着いたっすよ!」
高いビルを見上げる。
大手の発展場だった。
「ここならトレーニングも出来るし、先輩の変態振りをアピール出来るっすよ!」
ケイは自動ドアの中へ入って行く。
入場料を払い、ロッカーで着替える。
「先輩はこれ着てよ。」
笑いを堪えたケイが小声で言う。
着てみるとガーゼの様な薄い生地で出来たタンクトップとスパッツだった。
股間は透け、ディルドを入れっ放しのアナルも丸見えだ。
「たまんねぇ!
ド変態な先輩にぴったりっすよ。」
ケイは満足げに微笑む。
「先輩は先にトレーニングしてていいっすよ。
俺は風呂入ってから行くっす。」
ケイは腰にタオルを巻いた。
同じエレベーターに乗り、ケイは途中で降りる。
「じゃあ、後ほど。」
その声に小さく頷き、ジムのフロアまで上がった。
 
三人の男がトレーニングしていた。
入っていくと、一斉に振り向く。
変態の登場に、三人が息を呑むのが分かる。
その視線を無視して、空いていたスミスマシンに向かう。
スクワットをするためにショルダーカバーを付け、ウェイトをセットする。
ストレッチ代わりに、入念に股割を行う。
腰をしっかり落とすと、出掛かったディルドがスパッツを持ち上げるのが分かる。
露骨に見ている男が鏡に映っていた。
真っ黒に焼けた年配者で大胸筋も出ているが、腹も出ている。
鏡越しに視線が合うと、ニコニコしながら近寄って来た。
「兄ちゃん、気合い入っているな!
サポートするぜ。」肩を叩く。
鏡の中の大腿は見事に発達していた。
「トレーニング歴は長いんですか?」
前を見たまま聞いてみる。
「ああ、前はコンテスト出てたからな。
最近は筋肉が衰えない程度にやってるさ。」
男は腹を叩いて、豪快に笑った。
薄手のロングスパッツを穿いている。
伸びた生地が大腿筋を強調していた。
鏡に映る弓なりの股間をつい凝視してしまう。
薄い生地を透して、何連にも噛ましたコックリングが見える。
 
「随分、焼けてますね?」
鏡の中の男に聞く。
「沖縄から来てるんだ。
沖縄じゃ、毎日焼いているからな。
来る機会があれば、案内するぜ。」
男は屈託なく笑う。
バーを持ち、ロックを外す。
男は腰に手を回し、ぴったり股間を押し付ける。
「兄ちゃん、ハリガタ突っ込んだままか?
イケてるな!
俺も馬鹿デケェのが入っているぜ。」
動きに合わせて、耳元で囁く。
思い切り尻を突き出す。
「はぁー、はぁー。」
後ろの息遣いが荒くなり、大胸筋をゴリゴリと押し付けてきた。
バーをロックすると、膝に手を置き、荒い息を繰り返す。
「兄ちゃんも甚振り甲斐がありそうだな!」
不意に顔を寄せてきた。
咄嗟に横へ逸れて、ウェイトを加重する。
 
 
(つづく)
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