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商人ギルド
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お金が足りなくなり、石獅子丸長いから丸ちゃんとこれから呼ぶとするか。
「丸ちゃん、一キロの塩ってどれくらいで売れそうだ?」
「ここは昔なら岩塩もなく、海も遠いから、金貨二から三枚だろうな、塩がないと人は生きられ無いからな。」
「金貨二から三枚と言うと、銀貨二十から三十枚だな、銀貨は銅貨十枚分だぞ」
「金貨って高いんだな。」
「こちらの世界でも変化しない鉱物だからな、まだ上にはプラチナ、オリハルコンとかあるが、普通は使わないぞ」
「わかった、商人ギルドに行ってみよう」
商人ギルドは、冒険者ギルドとは違って、建物のなかは木ではなく、岩の様なものでできていた。
大理石とか、御影石みたいなものだろうなと、思ってみていたら、三十後半の少し恰幅のよい人が寄ってきた。
「珍しい服装ですね」
俺は、綿パンに、紺色のシャツを着ていた。
周りをみると、皆同じ様な色の服で、俺だけがういていた。
「田舎から来たので、少しオシャレと思われる服装を着てきてきたんですよ」
ニヤニヤしながら、相手は俺を観ている。
「おい剛ヤバイぞ、鑑定されているみたいだ」
丸ちゃん。もっと早くそれを言って欲しかった。
「申し遅れました。私このギルドマスターのチンタトウと申します。信じられませんが、こことは違う国の人なんですね?」
「おい、チンタトウと言ったか?我の主に何をするつもりだ?」丸ちゃんが、威圧感たっぷりに話している。
「いえ、商売の話です。
人払いをしますので、ギルド長室へどうぞ」
俺たちは、一緒に行くことにした。
「丸ちゃんが、護ってくれるんだろ、心配はしていないよ」
丸ちゃんに、そう話すと。
「善き主に、巡りあえて嬉しいです」
「御二人ともに、何かしたら商売の芽が潰れます、商人がその様な不様な事をするわけが、有ると思いますか?」
「主よ話を聞こうか」
俺たちは、話を聞くことにした。
「まず、お詫びをしなくてはいけません、鑑定を勝手にしたことです」
「それで、何がわかりましたか?」
「逃がしてはいけない相手と、なにも知らないであろうと言うことですね」
「そうですか」
「例えば、その衣服の価値だけでも素晴らしい物です。ですが、もっと有るんですよね、たぶん」
「はい、まずは塩や胡椒を持ってきています」
「塩と、胡椒ですか?どれくらいですか?」
「一キロと、袋に百グラム位です」
「それだけでも大分の、価値は有りますね」
「出来れば、色々貴方に教えていただきたいのですが」
「それは、無理ですね。
強くならなければいけないので」
「ではどうでしょう。その上着とかパンツは観るものがみたら価値が有ると絶対わかるものです。そして、強くなるためには、防具や武器が必要になりますよね。私はその服とパンツを鑑定させていただき、作り方のコツを知る代わりに、こちらの国の普通の服と、防具、武器をプレゼントすると言うことでは?」
「それはあまりにも、こちらに都合が良すぎるのでは?」
「我もそう思う」
「貴方は、神の加護があるのですよね?何か手にはいったら、それか貴方の世界の物が何か有ったら売っていただくと言う約束では?」
「わかりました。まずこの塩と、胡椒はお渡しします。そして、紙と筆記用具もプレゼントいたします」
「これだけで、素晴らしい価値が有りますよ」
チンタトウさんは、鑑定しているみたいだ。
「作り方が、全くわからないなんてはじめてです。これは楽しいですね。
服は本当は欲しいのですが諦めます。誰かこちらへ」
「はい!」
と言って何人か若い人が入ってきた。
「この方に、この町で普通に見える服と、中級冒険者程度の防具と武器をお渡ししてくれ。あと、金貨五枚を」
俺たちが、あっけにとられているうちに着替えや、防具や武器が用意されていった。
「数打ちの武器だが、まだそれほど力が無いでしょうから、こちらの剣か槍、弓でしょうね。欲しければ全てどうぞ。
そして防具も、軽めの防具を付けてみて下さい、合えばそちらをプレゼントさせていただきます」
「良いのですか?」
「これは、貴方との友情のプレゼントに対するプレゼントです、あの紙のノートと筆記用具をどれだけ価値を読み取り、読み取った後に売るとか考えたら、金貨では足りません、作り方をわかったときには、私と共同経営と言うことにしていただくと言う事で、ヨロシイですか?」
「何か事が大きくなってない?」丸ちゃんに聞くと。
「逃がしたくないだけと思いますよ」
「あはは、わかりましたか?
貴方をみてから、神の天啓と思い、出来ることはこのチンタトウ手伝う事にさせていただきます」
「わかったよ、これからよろしく頼むね、チンさん」
俺は、助けてくれるみたいだし、出来ることはしようと思った。
防具は、少し重かったが皮みたいな物で全て揃えて、武器は槍をメインで使うことにした。
「剛さん、お似合いです。あと、塩を見せていただきましたが、素晴らしい品質でした。胡椒も、こちらでは全く手にはいりませんから、金貨をあと十枚お渡しさせてください」
「良いのですか?」
「はい、服を鑑定させていただいたのと、紙と筆記用具で武器や防具でお釣りがきますよ、服もあと、靴もお渡しさせてください」
「ありがとうございます」
俺たちは、商人ギルドを出ることにした。
「何か有りましたら、また是非とも寄ってくださいね」
チンさんは、俺に言ってくれた。また、来ることにしようと丸ちゃんと、話をした。
冒険者ギルドで足りないぶんを払って、丸ちゃんと、町の外に向かう事にした。
「丸ちゃん、一キロの塩ってどれくらいで売れそうだ?」
「ここは昔なら岩塩もなく、海も遠いから、金貨二から三枚だろうな、塩がないと人は生きられ無いからな。」
「金貨二から三枚と言うと、銀貨二十から三十枚だな、銀貨は銅貨十枚分だぞ」
「金貨って高いんだな。」
「こちらの世界でも変化しない鉱物だからな、まだ上にはプラチナ、オリハルコンとかあるが、普通は使わないぞ」
「わかった、商人ギルドに行ってみよう」
商人ギルドは、冒険者ギルドとは違って、建物のなかは木ではなく、岩の様なものでできていた。
大理石とか、御影石みたいなものだろうなと、思ってみていたら、三十後半の少し恰幅のよい人が寄ってきた。
「珍しい服装ですね」
俺は、綿パンに、紺色のシャツを着ていた。
周りをみると、皆同じ様な色の服で、俺だけがういていた。
「田舎から来たので、少しオシャレと思われる服装を着てきてきたんですよ」
ニヤニヤしながら、相手は俺を観ている。
「おい剛ヤバイぞ、鑑定されているみたいだ」
丸ちゃん。もっと早くそれを言って欲しかった。
「申し遅れました。私このギルドマスターのチンタトウと申します。信じられませんが、こことは違う国の人なんですね?」
「おい、チンタトウと言ったか?我の主に何をするつもりだ?」丸ちゃんが、威圧感たっぷりに話している。
「いえ、商売の話です。
人払いをしますので、ギルド長室へどうぞ」
俺たちは、一緒に行くことにした。
「丸ちゃんが、護ってくれるんだろ、心配はしていないよ」
丸ちゃんに、そう話すと。
「善き主に、巡りあえて嬉しいです」
「御二人ともに、何かしたら商売の芽が潰れます、商人がその様な不様な事をするわけが、有ると思いますか?」
「主よ話を聞こうか」
俺たちは、話を聞くことにした。
「まず、お詫びをしなくてはいけません、鑑定を勝手にしたことです」
「それで、何がわかりましたか?」
「逃がしてはいけない相手と、なにも知らないであろうと言うことですね」
「そうですか」
「例えば、その衣服の価値だけでも素晴らしい物です。ですが、もっと有るんですよね、たぶん」
「はい、まずは塩や胡椒を持ってきています」
「塩と、胡椒ですか?どれくらいですか?」
「一キロと、袋に百グラム位です」
「それだけでも大分の、価値は有りますね」
「出来れば、色々貴方に教えていただきたいのですが」
「それは、無理ですね。
強くならなければいけないので」
「ではどうでしょう。その上着とかパンツは観るものがみたら価値が有ると絶対わかるものです。そして、強くなるためには、防具や武器が必要になりますよね。私はその服とパンツを鑑定させていただき、作り方のコツを知る代わりに、こちらの国の普通の服と、防具、武器をプレゼントすると言うことでは?」
「それはあまりにも、こちらに都合が良すぎるのでは?」
「我もそう思う」
「貴方は、神の加護があるのですよね?何か手にはいったら、それか貴方の世界の物が何か有ったら売っていただくと言う約束では?」
「わかりました。まずこの塩と、胡椒はお渡しします。そして、紙と筆記用具もプレゼントいたします」
「これだけで、素晴らしい価値が有りますよ」
チンタトウさんは、鑑定しているみたいだ。
「作り方が、全くわからないなんてはじめてです。これは楽しいですね。
服は本当は欲しいのですが諦めます。誰かこちらへ」
「はい!」
と言って何人か若い人が入ってきた。
「この方に、この町で普通に見える服と、中級冒険者程度の防具と武器をお渡ししてくれ。あと、金貨五枚を」
俺たちが、あっけにとられているうちに着替えや、防具や武器が用意されていった。
「数打ちの武器だが、まだそれほど力が無いでしょうから、こちらの剣か槍、弓でしょうね。欲しければ全てどうぞ。
そして防具も、軽めの防具を付けてみて下さい、合えばそちらをプレゼントさせていただきます」
「良いのですか?」
「これは、貴方との友情のプレゼントに対するプレゼントです、あの紙のノートと筆記用具をどれだけ価値を読み取り、読み取った後に売るとか考えたら、金貨では足りません、作り方をわかったときには、私と共同経営と言うことにしていただくと言う事で、ヨロシイですか?」
「何か事が大きくなってない?」丸ちゃんに聞くと。
「逃がしたくないだけと思いますよ」
「あはは、わかりましたか?
貴方をみてから、神の天啓と思い、出来ることはこのチンタトウ手伝う事にさせていただきます」
「わかったよ、これからよろしく頼むね、チンさん」
俺は、助けてくれるみたいだし、出来ることはしようと思った。
防具は、少し重かったが皮みたいな物で全て揃えて、武器は槍をメインで使うことにした。
「剛さん、お似合いです。あと、塩を見せていただきましたが、素晴らしい品質でした。胡椒も、こちらでは全く手にはいりませんから、金貨をあと十枚お渡しさせてください」
「良いのですか?」
「はい、服を鑑定させていただいたのと、紙と筆記用具で武器や防具でお釣りがきますよ、服もあと、靴もお渡しさせてください」
「ありがとうございます」
俺たちは、商人ギルドを出ることにした。
「何か有りましたら、また是非とも寄ってくださいね」
チンさんは、俺に言ってくれた。また、来ることにしようと丸ちゃんと、話をした。
冒険者ギルドで足りないぶんを払って、丸ちゃんと、町の外に向かう事にした。
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