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1章 最弱のドラゴン
世界の糧 *設定語り注意(ネタバレではない)
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話は、神話の時代へとさかのぼる。
気の遠くなるほど昔の話である。世界の頂点には邪竜が君臨していた。他の多くの生き物は彼におびえ、隠れ暮らしていた。かの竜の力は強大で、逆らうものなど誰もいなかったため、次第に邪竜は増長し、神に牙をむこうとした。神を倒し、自らが神となることを望んだ。
そこで神は邪竜以外の生き物に力を与えた。邪竜と邪竜に組するものを倒せば倒すほど、倒したものに力が流れ込みそのものを強くする力である。最初は歯牙にもかけなかったものがどんどん強くなり、自身の戦力が加速度的に失われていくのを見て邪竜は焦った。そして大本である神に単身戦いを挑んだ。
邪竜は強かった。神はどんどん傷を受け、弱っていった。邪竜は喜んだ。やはり自分こそが神にふさわしいと。
このまま神が負け、この世は邪竜の者になるかと思われた。しかしそのとき、邪竜の堅いうろこを突き破り、肉を断つものがいた。それは邪龍の眷属を退け、限界まで強化された人だった。それも一人だけではなく何人も何人も現れた。
邪竜は負けた。そして神は邪龍に罰を与えた。
――その身と力を100に分けよう。そしてこれよりのち、世界の糧となるがいい――
力は奪われ、身は分かたれ、姿だけを残しそこには小さく無力なドラゴンがいた。彼らは己の姿を見、目の前の者との力の差を感じ取り慌てて逃げだした。そうしてこれから隠れ暮らすことになる。今まで邪竜におびえて暮らしていた者たちのように。
彼らの大本は邪竜である。そのため倒したものには絶大な力が流れ込む。この先彼らは倒されることにより自らが虐げたものの糧となる運命を課せられた。これは神が彼らを許すまで永遠に続く罰である。
気の遠くなるほど昔の話である。世界の頂点には邪竜が君臨していた。他の多くの生き物は彼におびえ、隠れ暮らしていた。かの竜の力は強大で、逆らうものなど誰もいなかったため、次第に邪竜は増長し、神に牙をむこうとした。神を倒し、自らが神となることを望んだ。
そこで神は邪竜以外の生き物に力を与えた。邪竜と邪竜に組するものを倒せば倒すほど、倒したものに力が流れ込みそのものを強くする力である。最初は歯牙にもかけなかったものがどんどん強くなり、自身の戦力が加速度的に失われていくのを見て邪竜は焦った。そして大本である神に単身戦いを挑んだ。
邪竜は強かった。神はどんどん傷を受け、弱っていった。邪竜は喜んだ。やはり自分こそが神にふさわしいと。
このまま神が負け、この世は邪竜の者になるかと思われた。しかしそのとき、邪竜の堅いうろこを突き破り、肉を断つものがいた。それは邪龍の眷属を退け、限界まで強化された人だった。それも一人だけではなく何人も何人も現れた。
邪竜は負けた。そして神は邪龍に罰を与えた。
――その身と力を100に分けよう。そしてこれよりのち、世界の糧となるがいい――
力は奪われ、身は分かたれ、姿だけを残しそこには小さく無力なドラゴンがいた。彼らは己の姿を見、目の前の者との力の差を感じ取り慌てて逃げだした。そうしてこれから隠れ暮らすことになる。今まで邪竜におびえて暮らしていた者たちのように。
彼らの大本は邪竜である。そのため倒したものには絶大な力が流れ込む。この先彼らは倒されることにより自らが虐げたものの糧となる運命を課せられた。これは神が彼らを許すまで永遠に続く罰である。
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