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第1話黄泉
6. 死神
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命「」
琴音『』
死神大王【】
蓋が開き何かが飛び出した。
【まぁでも少し違うかな?なんせ私が力を行使したら夜摩君と那岐君にバレちゃうもの】
落ち着いている死神大王とは裏腹に琴音の顔には殺気に満ち溢れ哀しみに支配されていた。
『ではどうやってそんな醜い事を!』
【あらあら、少し落ち着きなさい琴音。今にわかるわよ】
その優しい顔つきはまるで赤子を嘲笑うかの様に笑い、笑みを浮かべている。
そして死神大王は言った。
【その目で見てくるといいわ。真実を】
- パンッ - 死神大王が指を鳴らし音を放ち彼達を乗せてそれは走り始めた。それは早くも感じるし遅くとも感じる。時間そのものが置いていかれる。
刹那、それは動きを止め彼達を置いていき時間を置いていく。
気がつくと2人はあの交差点にいた。そう、命が命を落としたところだ。そして命達の目の前には車に轢かれる寸前の命自身が動きをとめてそこにいた。そしてその後ろには死神大王が必死に命へと手を伸ばしている。まるで命を助けようとしているかの様に。
「ど、どういうことだよ。死神大王が俺を殺したんじゃないのかよ」
戸惑う命。そして唖然する琴音
『もしかしてあの方が。でも有り得ないわ。だって深い眠りについているはずだもの』
「なんの事なんだよ琴音!あの方?!って誰だよ」
命と琴音が状況を把握していると何処からか声が聞こえる。
【もう2人共真実が分かったかしら?】
死神大王が2人に話しかける。震える声をどうに殺し隠して琴音は言った。
『伊邪那美命が復活した。そして伊邪那美命の側近の黄泉醜女達が現世の人間を殺していて、死神大王と派遣がそれを食い止めているということですか?』
【まぁ大体は正解よ。少し正すとすれば黄泉醜女に殺された人間達は今は少ないわ。貴方達を含め人間と死神合わせて10人よ。だからこれ以上被害が出ないように黄泉醜女に殺された人間と死神を派遣にしてるのよ】
そして死神大王は哀しさを表情に表し言った。
【私がこんな体じゃなければ救えたものを。私が殺したようなもんよ】
蓋が閉じられ光を失う。
琴音『』
死神大王【】
蓋が開き何かが飛び出した。
【まぁでも少し違うかな?なんせ私が力を行使したら夜摩君と那岐君にバレちゃうもの】
落ち着いている死神大王とは裏腹に琴音の顔には殺気に満ち溢れ哀しみに支配されていた。
『ではどうやってそんな醜い事を!』
【あらあら、少し落ち着きなさい琴音。今にわかるわよ】
その優しい顔つきはまるで赤子を嘲笑うかの様に笑い、笑みを浮かべている。
そして死神大王は言った。
【その目で見てくるといいわ。真実を】
- パンッ - 死神大王が指を鳴らし音を放ち彼達を乗せてそれは走り始めた。それは早くも感じるし遅くとも感じる。時間そのものが置いていかれる。
刹那、それは動きを止め彼達を置いていき時間を置いていく。
気がつくと2人はあの交差点にいた。そう、命が命を落としたところだ。そして命達の目の前には車に轢かれる寸前の命自身が動きをとめてそこにいた。そしてその後ろには死神大王が必死に命へと手を伸ばしている。まるで命を助けようとしているかの様に。
「ど、どういうことだよ。死神大王が俺を殺したんじゃないのかよ」
戸惑う命。そして唖然する琴音
『もしかしてあの方が。でも有り得ないわ。だって深い眠りについているはずだもの』
「なんの事なんだよ琴音!あの方?!って誰だよ」
命と琴音が状況を把握していると何処からか声が聞こえる。
【もう2人共真実が分かったかしら?】
死神大王が2人に話しかける。震える声をどうに殺し隠して琴音は言った。
『伊邪那美命が復活した。そして伊邪那美命の側近の黄泉醜女達が現世の人間を殺していて、死神大王と派遣がそれを食い止めているということですか?』
【まぁ大体は正解よ。少し正すとすれば黄泉醜女に殺された人間達は今は少ないわ。貴方達を含め人間と死神合わせて10人よ。だからこれ以上被害が出ないように黄泉醜女に殺された人間と死神を派遣にしてるのよ】
そして死神大王は哀しさを表情に表し言った。
【私がこんな体じゃなければ救えたものを。私が殺したようなもんよ】
蓋が閉じられ光を失う。
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