4 / 19
第3話 流行りのゲームに挑戦したらチャンネル爆発した
しおりを挟む
マレ熊茶子の配信も今回で10回目を迎える。今日までは初配信でやった農業スローライフゲームにはまりこみ、ひたすら農場運営(とたまに雑談)の毎日だったが、10回目となるとちょっといつもと違うことをしたくなる。そこで今回は流行りのゲームに挑戦することにした。
【祝10回目】農場抜け出してパズルで野菜作ろう【頑張るぞ】
「こんばんは~マレ熊ちゃんねるにようこそ!今日もゆるーく楽しんでいきます」
「本日やりますのは農場・・・ではなくてこれ!野菜パズルゲームです!」
シベチャチャ:お、カボチャか
クッチャマ:いまみんなそれやってんな
シベチャチャとクッチャマ。この二人はマレ熊の初配信からずっと欠かさず配信に来てくれるリスナーだ。コメント量も多くノリもよい。
常識的なコメントをすることが多いシベチャチャと楽しいオタクノリのクッチャマ。この二人のコメントはマレ熊の配信に欠かせないものになってきている。
「本当に人気だよねこのゲーム。プレイ自体は初見でいきたいから見ないでおいたんだけど、配信者!て感じのゲームもやってみたくて挑戦することにしました。」
今回マレ熊がやるゲームは、野菜のピースを使ったパズルゲームだ。ボックスの中に野菜を落としていき、同じ野菜同士をくっつけてより大きな野菜を作っていく。
タイトルになっているカボチャが最大の野菜で、カボチャを作ることが目標となる。
このゲーム、ルールこそすぐに理解できるものの、カボチャに到達するのはなかなか難しい。落とした野菜が思いもしない方へ飛んで行ったり、大きな野菜を作っても、その合間に小さな野菜が積まれてしまって、身動きがとれなくなり、そのうちにボックスがいっぱいになってゲームオーバーになってしまう。
「それじゃゲーム開始!へ~野菜の顔かわいい。BGMも落ち着く感じですね」
コメント:BGM確かにいい
クッチャマ:カボチャはこのBGMがノイローゼになってからが本番だぞ
シベチャチャ:まだ一回も自分でカボチャにしたことないわ
コメント:このゲーム、ルールは簡単なのにムズイよな
「フフフフ~ン♪」
チャット欄での会話をよそに、マレ熊はBGMを口ずさみながら野菜を落としていき、順調に大きい野菜を作っている。
「ここで、よいしょ、レタスになって、あなんか連鎖してキャベツになった」
シベチャチャ:なんかかなり順調じゃね?
クッチャマ:ビギナーズラック。カボチャはこっからよ
「フフフフ~♪・・・よし、もひとつキャベツができて、わーウリまで大きくなった!よし。あとはもう一つウリを作ってくっつけたらカボチャだね!」
コメント:かなり適当に落としてる感じなのにうまいな
コメント:野菜くる順番が神がかり的にいいと思うのはおれだけ?
シベチャチャ:や、マレ熊上手いわ。野菜の動きが無駄ない感じ
「よしキャベツいって、もういっちょ、ここで、ハイ、ウリ!」
シベチャチャ:うおおおおお
クッチャマ:いけえええええ
コメント:くっつけーー!!
画面上ではボックスの中に二つのウリができあがっている。あとはこの二つが上手くくっついてくれたら、上がり=カボチャだ。
チャット欄も盛り上がりを見せる。
「くっつけ!くっつけ!・・・わーい!カボチャだ!カボチャ達成しました~♪」
シベチャチャ:えマジで!?
クッチャマ:マジ速いマジ速い
コメント:え、これ初めてのプレイ?
コメント:こんな速くカボチャってできるもんなんだ・・・
「ん?なんかコメントみる感じ私もしかして上手い?」
シベチャチャ:いや、めちゃくちゃ上手い
クッチャマ:ちょとマテ、カボチャできるまで何分かかった?
クッチャマ:3分ぐらいじゃないか?下手したら今のRTAに並ぶ記録だぞ、これ!
シベチャチャ:マレ熊すげえええええ
コメント:すげえええええ
コメント:すげえええええ
「やったー!嬉しいー!このままダブルカボチャ行きまーす!」
クッチャマ:いやさすがにそれはムリだろ!
シベチャチャ:いや、いけるとこまでいけ!
コメント:マレ熊がんばれええええ
その後は、チャット欄も巻き込んで次の手を考えながらダブルカボチャを目指した。
しかし、あと一歩のところでボックスから野菜があふれ出し、ゲームオーバーになってしまった。それでも配信は大盛り上がりで・・・
「いや~惜しかったぁ~けれどすごい楽しかった!これは流行るのもわかる!」
シベチャチャ:めっちゃいいとこまでいったんだけどな、ナイストライ!
クッチャマ:初回でこれは十分神だから!
コメント:すごかったー!
コメント:いいもんみたわ
コメント:これ切り抜かれるんじゃね?
「じゃあ初挑戦で大成功ということで!今日の配信はそろそろ終わりにしたいと思います。コメントで一緒に考えてくれたみんなありがとう~!」
シベチャチャ:お疲れ様~
クッチャマ:おつ
コメント:おつかれ~
この配信は終了しました。
「あ~大満足!めっちゃ神ゲーだった!」
配信が終わっても興奮が冷めやらない。今日の配信はいつもと違ってかなり白熱したものになったので疲れもあった。
「今日はもう寝ちゃお・・・」
翌朝。いつもの6時に目が覚めたが、疲れが勝って二度寝した。
「いい傾向かもねー私にとっては・・・」
むにゃむにゃしながら起き上がってゆっくり朝ごはん。たらたら家事しながら、今夜の配信について考える。
う~ん、2回目のパズルゲームって感じでもないな。いつもどおり農場ゲームの続きでもしようかな。
昼頃になってYouTubeを開く。トップ画面にずらっと並ぶサムネイルを流し見して・・・ショート動画の欄に目がついた。
なんか見覚えのありすぎる姿が・・・
そこにはマレ熊茶子の野菜パズルの切り抜きショートが上がっていた。
タイトルは「新人Vtuberが偉業達成!初見でカボチャ爆誕RTA」
昨日盛り上がった配信の様子が切り抜かれてあげられていた。
「ひゃ~こんなんあがってる・・・」
注目されて恥ずかしいやら冷汗がでるやら。結局謎の羞恥に襲われてそのショートを確認することはできなかった。
どうにも気持ちがそわそわして落ち着かなかったので今日の配信はお休みすることにした。
さらに次の日、マレ熊は自身のチャンネルを何気なく開いた。
あれ、なんかおかしいな・・・数字がバグってる。チャンネル登録者の桁が多い。
1、10、100、1000・・・どう見ても4桁あるように見える。いやいや、私の登録者数は確か10人ほどだったはず。YouTube壊れた?
更新、再起動、SNSで同事例がないかチェック・・・
治らないな、てことはつまり、これってもしかしてマジの数字ってこと?
えーと・・・
「・・・to be continued?」
【祝10回目】農場抜け出してパズルで野菜作ろう【頑張るぞ】
「こんばんは~マレ熊ちゃんねるにようこそ!今日もゆるーく楽しんでいきます」
「本日やりますのは農場・・・ではなくてこれ!野菜パズルゲームです!」
シベチャチャ:お、カボチャか
クッチャマ:いまみんなそれやってんな
シベチャチャとクッチャマ。この二人はマレ熊の初配信からずっと欠かさず配信に来てくれるリスナーだ。コメント量も多くノリもよい。
常識的なコメントをすることが多いシベチャチャと楽しいオタクノリのクッチャマ。この二人のコメントはマレ熊の配信に欠かせないものになってきている。
「本当に人気だよねこのゲーム。プレイ自体は初見でいきたいから見ないでおいたんだけど、配信者!て感じのゲームもやってみたくて挑戦することにしました。」
今回マレ熊がやるゲームは、野菜のピースを使ったパズルゲームだ。ボックスの中に野菜を落としていき、同じ野菜同士をくっつけてより大きな野菜を作っていく。
タイトルになっているカボチャが最大の野菜で、カボチャを作ることが目標となる。
このゲーム、ルールこそすぐに理解できるものの、カボチャに到達するのはなかなか難しい。落とした野菜が思いもしない方へ飛んで行ったり、大きな野菜を作っても、その合間に小さな野菜が積まれてしまって、身動きがとれなくなり、そのうちにボックスがいっぱいになってゲームオーバーになってしまう。
「それじゃゲーム開始!へ~野菜の顔かわいい。BGMも落ち着く感じですね」
コメント:BGM確かにいい
クッチャマ:カボチャはこのBGMがノイローゼになってからが本番だぞ
シベチャチャ:まだ一回も自分でカボチャにしたことないわ
コメント:このゲーム、ルールは簡単なのにムズイよな
「フフフフ~ン♪」
チャット欄での会話をよそに、マレ熊はBGMを口ずさみながら野菜を落としていき、順調に大きい野菜を作っている。
「ここで、よいしょ、レタスになって、あなんか連鎖してキャベツになった」
シベチャチャ:なんかかなり順調じゃね?
クッチャマ:ビギナーズラック。カボチャはこっからよ
「フフフフ~♪・・・よし、もひとつキャベツができて、わーウリまで大きくなった!よし。あとはもう一つウリを作ってくっつけたらカボチャだね!」
コメント:かなり適当に落としてる感じなのにうまいな
コメント:野菜くる順番が神がかり的にいいと思うのはおれだけ?
シベチャチャ:や、マレ熊上手いわ。野菜の動きが無駄ない感じ
「よしキャベツいって、もういっちょ、ここで、ハイ、ウリ!」
シベチャチャ:うおおおおお
クッチャマ:いけえええええ
コメント:くっつけーー!!
画面上ではボックスの中に二つのウリができあがっている。あとはこの二つが上手くくっついてくれたら、上がり=カボチャだ。
チャット欄も盛り上がりを見せる。
「くっつけ!くっつけ!・・・わーい!カボチャだ!カボチャ達成しました~♪」
シベチャチャ:えマジで!?
クッチャマ:マジ速いマジ速い
コメント:え、これ初めてのプレイ?
コメント:こんな速くカボチャってできるもんなんだ・・・
「ん?なんかコメントみる感じ私もしかして上手い?」
シベチャチャ:いや、めちゃくちゃ上手い
クッチャマ:ちょとマテ、カボチャできるまで何分かかった?
クッチャマ:3分ぐらいじゃないか?下手したら今のRTAに並ぶ記録だぞ、これ!
シベチャチャ:マレ熊すげえええええ
コメント:すげえええええ
コメント:すげえええええ
「やったー!嬉しいー!このままダブルカボチャ行きまーす!」
クッチャマ:いやさすがにそれはムリだろ!
シベチャチャ:いや、いけるとこまでいけ!
コメント:マレ熊がんばれええええ
その後は、チャット欄も巻き込んで次の手を考えながらダブルカボチャを目指した。
しかし、あと一歩のところでボックスから野菜があふれ出し、ゲームオーバーになってしまった。それでも配信は大盛り上がりで・・・
「いや~惜しかったぁ~けれどすごい楽しかった!これは流行るのもわかる!」
シベチャチャ:めっちゃいいとこまでいったんだけどな、ナイストライ!
クッチャマ:初回でこれは十分神だから!
コメント:すごかったー!
コメント:いいもんみたわ
コメント:これ切り抜かれるんじゃね?
「じゃあ初挑戦で大成功ということで!今日の配信はそろそろ終わりにしたいと思います。コメントで一緒に考えてくれたみんなありがとう~!」
シベチャチャ:お疲れ様~
クッチャマ:おつ
コメント:おつかれ~
この配信は終了しました。
「あ~大満足!めっちゃ神ゲーだった!」
配信が終わっても興奮が冷めやらない。今日の配信はいつもと違ってかなり白熱したものになったので疲れもあった。
「今日はもう寝ちゃお・・・」
翌朝。いつもの6時に目が覚めたが、疲れが勝って二度寝した。
「いい傾向かもねー私にとっては・・・」
むにゃむにゃしながら起き上がってゆっくり朝ごはん。たらたら家事しながら、今夜の配信について考える。
う~ん、2回目のパズルゲームって感じでもないな。いつもどおり農場ゲームの続きでもしようかな。
昼頃になってYouTubeを開く。トップ画面にずらっと並ぶサムネイルを流し見して・・・ショート動画の欄に目がついた。
なんか見覚えのありすぎる姿が・・・
そこにはマレ熊茶子の野菜パズルの切り抜きショートが上がっていた。
タイトルは「新人Vtuberが偉業達成!初見でカボチャ爆誕RTA」
昨日盛り上がった配信の様子が切り抜かれてあげられていた。
「ひゃ~こんなんあがってる・・・」
注目されて恥ずかしいやら冷汗がでるやら。結局謎の羞恥に襲われてそのショートを確認することはできなかった。
どうにも気持ちがそわそわして落ち着かなかったので今日の配信はお休みすることにした。
さらに次の日、マレ熊は自身のチャンネルを何気なく開いた。
あれ、なんかおかしいな・・・数字がバグってる。チャンネル登録者の桁が多い。
1、10、100、1000・・・どう見ても4桁あるように見える。いやいや、私の登録者数は確か10人ほどだったはず。YouTube壊れた?
更新、再起動、SNSで同事例がないかチェック・・・
治らないな、てことはつまり、これってもしかしてマジの数字ってこと?
えーと・・・
「・・・to be continued?」
0
あなたにおすすめの小説
タダ働きなので待遇改善を求めて抗議したら、精霊達から『破壊神』と怖れられています。
渡里あずま
ファンタジー
出来損ないの聖女・アガタ。
しかし、精霊の加護を持つ新たな聖女が現れて、王子から婚約破棄された時――彼女は、前世(現代)の記憶を取り戻した。
「それなら、今までの報酬を払って貰えますか?」
※※※
虐げられていた子が、モフモフしながらやりたいことを探す旅に出る話です。
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
没落貴族とバカにしますが、実は私、王族の者でして。
亜綺羅もも
恋愛
ティファ・レーベルリンは没落貴族と学園の友人たちから毎日イジメられていた。
しかし皆は知らないのだ
ティファが、ロードサファルの王女だとは。
そんなティファはキラ・ファンタムに惹かれていき、そして自分の正体をキラに明かすのであったが……
緑の指を持つ娘
Moonshine
恋愛
べスは、田舎で粉ひきをして暮らしている地味な女の子、唯一の趣味は魔法使いの活躍する冒険の本を読むことくらいで、魔力もなければ学もない。ただ、ものすごく、植物を育てるのが得意な特技があった。
ある日幼馴染がべスの畑から勝手に薬草をもっていった事で、べスの静かな生活は大きくかわる・・
俺様魔術師と、純朴な田舎の娘の異世界恋愛物語。
第1章は完結いたしました!第2章の温泉湯けむり編スタートです。
ちょっと投稿は不定期になりますが、頑張りますね。
疲れた人、癒されたい人、みんなべスの温室に遊びにきてください。温室で癒されたら、今度はベスの温泉に遊びにきてくださいね!作者と一緒に、みんなでいい温泉に入って癒されませんか?
治癒魔法で恋人の傷を治したら、「化け物」と呼ばれ故郷から追放されてしまいました
山科ひさき
恋愛
ある日治癒魔法が使えるようになったジョアンは、化け物呼ばわりされて石を投げられ、町から追い出されてしまう。彼女はただ、いまにも息絶えそうな恋人を助けたかっただけなのに。
生きる希望を失った彼女は、恋人との思い出の場所で人生の終わりを迎えようと決める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる