「好き」の形はそれぞれで

はる

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「好き」の形はそれぞれで〜海編①〜

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~海編①~

 俺には好きな人がいる。幼馴染の花だ。

花は明るい性格で、いわゆる隠キャの俺と違って友達も多い。

でも、最近そいつにも好きな人ができたらしい。俺が今年同じクラスになった雪だ。

雪ってやつは正真正銘のイケメンだ。陸上部のキャプテンでおまけに勉強の方もクラスで1番だ。
全てが俺の真反対。

(もし付き合えば、人気者同士の最強カップルだな。俺なんて、花の横に立っていたら花の恥になる。)


花「ねえ、海。雪くんと同じクラスなんでしょ?仲良くなって、花のこと紹介してよ!」

海「嫌だよ。そんなめんどくさいこと。」

花「いつもそんなこと言いながら花のお願い叶えてくれるでしょ!今回もお願いね!」

花の言う通り、俺はこいつの頼みを断れない。口で断ったとしても、つい応えてしまう。


新しいクラス。俺は勇気を出して雪ってやつに声をかけた。

海「俺、海っていいます。1年間よろしく!」

雪「………よろしく」

イケメンは目も合わせずにめんどくさそうにそう返してきた。
(花はどうしてこんなやつのことが好きなんだ。)

俺は花のためにこいつと仲良くなる。

俺の好きの形ってやつは相手に悟られないよう力になって誰よりも幸せにしてやることだ。
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