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第2章:息子の同性愛指向を治したい
4. みんなや大多数なんてどうでもいいんだよ
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「清美さん。まだ納得いかない? あなたの息子は何も悪くない。誰かに迷惑をかけてもいない。ただ自分に正直に生きたいだけだ。そして、母親のあなたを思いやる心も持ってる。彼を愛してるだろう?」
「当たり前でしょう」
強い口調で清美さんが答えた。
「じゃあ、認めてください。啓祐くんがゲイであること。それをあなたの悩みとするのは、ただのエゴだと」
ここで認めるなら、清美さんを見直してもいい。
でも、そうはならない雰囲気だ。
長くはない沈黙を、清美さんが感情を抑えた声で破る。
「愛してるから…つらい思いをしてほしくない。幸せになってほしいんじゃない。だから…」
「普通に女性と恋愛してほしい?」
「そうよ。結婚して子どもを育てて…そんな幸せを放棄させずに済む方法があるなら、母親として出来ることはすべてしてあげたい。そう思うことのどこが悪いの?」
「思うのは悪くない。だけど、それはあなたの考えで、啓祐くんの考える幸せとは別だ。幸せの定義も人それぞれだしね」
「先生、お歳は?」
葦仁先生をジッと見つめ、清美さんが聞いた。
「34歳」
簡潔なその答えにちょっと驚いたのは、予想した年齢より上だったからだろう。
「ご結婚は?」
「してるよ」
「お子さんも?」
「娘が二人」
「ほら、やっぱり」
矢継ぎ早の質問の末、フンと鼻を鳴らす清美さん。
葦仁先生が方眉を上げる。
「先生は普通の幸せを手に入れてるのね。えらそうに理屈を並べてもっともらしいこと言えるのは、自分が当事者じゃないからよ」
ここで先生にそれ言ってもどうにもならないのに。
この人、往生際が悪いというか墓穴を掘るタイプというか……。
「先生だって、娘さんたちの幸せを望んでるでしょう?」
「そうだな。子どもの幸福を願わない親はいない」
「親なら、当然よね」
したり顔の清美さんを、葦仁先生の鋭い視線が射貫く。
「ただし、僕は自分の価値観を押しつけて娘を困らせたり、罪悪感を与えたりはしない。たとえ彼女たちの選ぶ幸せが、自分の望む形じゃないとしても。あなたは……同性愛者は幸せになれないとでも思ってるの?」
「少なくとも、普通なら手に入る幸せは望めないわ」
「結婚して子どもを持てないから?」
「そうね。実際に無理だもの」
「啓祐くんが異性愛者で、女性と恋愛して結婚して子どもがいれば幸せだと思うんだね?」
「家庭を持つのは幸せなことばかりじゃない。みんないろいろあるし、中には不幸な夫婦や親子関係があるのもわかってるわ。それでも、大多数にとって妻と子がいることは大きな幸せよ。先生のところもそうでしょう?」
「みんなや大多数なんてどうでもいいんだよ」
葦仁先生の声に険が混じる。
「今ここにいるあなたの息子が、あなたの価値観に従って幸せになれるかだ」
「なれると思うわ……同性愛指向でなければ」
眉を寄せて目を閉じる葦仁先生。2秒後に開けた目が怖い。
「啓祐くんが異性愛者だとして。愛する相手と出逢えなかったら、それは不幸だね。ゲイでも同じだ」
「ええ……そうね」
「愛する相手と出逢えても、結婚出来なければ不幸だね。ゲイも同じだ」
「ええ……」
「結婚しても子どもが出来なければ、それは不幸なこと?」
「それは…」
「もし、啓祐くんの奥さんが子どもを産めない身体だとしたら、彼女を愛して結婚したのは不幸なこと?」
清美さんは返事をしない。
「もし、啓祐くんが子どもを作れない身体だとしたら、それは不幸なこと?」
葦仁先生が畳みかけるように問いを重ねる。
「答えないのはイエスだから?」
「そんな……仮定の話をされても……」
「十分にあり得る話だよ。不妊に悩む健康な夫婦の割合は1割以上だ。つまり、あなたが息子に望む幸せが子どもを持つことなら、10パーセントを超える確率で実現しない」
無言の清美さんの眉間に皺が寄る。
「そして、結婚がただ単に社会的に認められている制度だという点を除けば、愛する相手とともに生きる幸せが残る。それはゲイも同じだ」
先生の言いたいこと、清美さんもわかってるはず。
もう、認めてあげてほしい……啓祐さんのためにも。
「黙ってないで何とか言ったら?」
「相手が同性だと、どんなに愛し合ってるとしても……幸せになれないわ」
「どうして?」
「世間から白い目で見られるもの」
「そんなことはないよ」
「社会的にも信用されないわ」
「それもないよ」
「……自分に引け目を感じて生きるのが幸せって言えるの?」
葦仁先生が啓祐さんに視線を移す。
「ゲイであることは、きみにとってマイナス?」
「いいえ。こうじゃなきゃ出会えなかった人がいるし、見えない世界もあったから。俺にとってはプラスだと思ってます。ただ、さっきも言ったけど……」
啓祐さんが清美さんをチラリと見やる。
「母がこんなに悩むのは、俺が期待に沿えないせいだから。あと、やっぱり世間体が悪いだろうし、父の仕事にも影響する可能性がなくもないし。そう考えると、俺はよくても家族にはマイナスかもしれません」
「きみにとってプラスなら、それでいい」
葦仁先生が唇の端を上げた。
「母親の期待に沿えないことを気に病む必要はないよ。世間体なんて、さらに気にしなくていい。父親の仕事は、きみに何の関係がある?」
「自分で事業をやってるんで、息子の俺が同性愛者だと父の信用にかかわるかもしれない。理解する人がいる一方で、偏見や嫌悪感を持つ人はまだいるのが現実だから」
「それなら、きみは無関係だと思っていい。経営者の息子の性的指向に影響されるような会社は、ほかの要因でも簡単に潰れるよ」
「ちょっと! 無責任なこと言わないでちょうだい」
黙って二人の会話を聞いていた清美さんが声を上げた。
「あなたがどんな高尚な考えを持っていようが、世間はそうじゃない。うちの会社にとって社会的信用を失うのは大きな痛手なの」
「まるで同性愛が犯罪みたいな言い方だな」
葦仁先生が鼻で笑う。
「父親の人格と経営手腕がしっかりしてれば、社会的信用は失くさないはずだ」
「あなたは世間を知らないから……」
「知ってるよ。厳しさも理不尽さも、集団心理が引き起こすものの怖さも。嫌というほどね」
清美さんの反論を遮り、葦仁先生が吐き捨てるように言った。
「その上であえて言うよ。世間が同性愛を否定するのは、理解出来ないことを糾弾して排除しないと不安だからだ。そんな低能な人間の側の目で自分の息子を見るのは、もうやめるんだ」
「私は…」
「それとも、自分の意思と考えで息子を否定してる?」
清美さんが口をつぐむ。
「啓祐くん」
葦仁先生は啓祐くんに視線を戻した。
「きみは間違った存在じゃない。周りの人間の意見は聞いても自分を疑うな。きみに、その強さはあるだろう?」
「はい。俺、けっこうメンタルに自信あるから。親に悪いなと思っても、ゲイなの隠して生きるつもりはないんで。まぁ、手始めに母に打ち明けたおかげで今ここにいるんですけど……」
ハハハと頭を掻く啓祐さんの表情に翳りはない。
「来てよかったです。母が納得しなくても、俺がうまく伝えられなかったこと、先生が言ってくれたし。スッキリしました」
「そう? 僕は全然言い足りないけど」
「まだあるんだ。あ、毒舌なんだっけ」
笑い交じりの啓祐さんの口調が砕けてる。
踏み込みにくい話題でも初対面の人に打ち解けさせるのって、先生の才能なのか策略なのか。
和やかムードの二人を見つめる清美さんは、対照的に暗い顔だ。メインクライアントである彼女を納得させないと、カウンセリングは終わらない。
「当たり前でしょう」
強い口調で清美さんが答えた。
「じゃあ、認めてください。啓祐くんがゲイであること。それをあなたの悩みとするのは、ただのエゴだと」
ここで認めるなら、清美さんを見直してもいい。
でも、そうはならない雰囲気だ。
長くはない沈黙を、清美さんが感情を抑えた声で破る。
「愛してるから…つらい思いをしてほしくない。幸せになってほしいんじゃない。だから…」
「普通に女性と恋愛してほしい?」
「そうよ。結婚して子どもを育てて…そんな幸せを放棄させずに済む方法があるなら、母親として出来ることはすべてしてあげたい。そう思うことのどこが悪いの?」
「思うのは悪くない。だけど、それはあなたの考えで、啓祐くんの考える幸せとは別だ。幸せの定義も人それぞれだしね」
「先生、お歳は?」
葦仁先生をジッと見つめ、清美さんが聞いた。
「34歳」
簡潔なその答えにちょっと驚いたのは、予想した年齢より上だったからだろう。
「ご結婚は?」
「してるよ」
「お子さんも?」
「娘が二人」
「ほら、やっぱり」
矢継ぎ早の質問の末、フンと鼻を鳴らす清美さん。
葦仁先生が方眉を上げる。
「先生は普通の幸せを手に入れてるのね。えらそうに理屈を並べてもっともらしいこと言えるのは、自分が当事者じゃないからよ」
ここで先生にそれ言ってもどうにもならないのに。
この人、往生際が悪いというか墓穴を掘るタイプというか……。
「先生だって、娘さんたちの幸せを望んでるでしょう?」
「そうだな。子どもの幸福を願わない親はいない」
「親なら、当然よね」
したり顔の清美さんを、葦仁先生の鋭い視線が射貫く。
「ただし、僕は自分の価値観を押しつけて娘を困らせたり、罪悪感を与えたりはしない。たとえ彼女たちの選ぶ幸せが、自分の望む形じゃないとしても。あなたは……同性愛者は幸せになれないとでも思ってるの?」
「少なくとも、普通なら手に入る幸せは望めないわ」
「結婚して子どもを持てないから?」
「そうね。実際に無理だもの」
「啓祐くんが異性愛者で、女性と恋愛して結婚して子どもがいれば幸せだと思うんだね?」
「家庭を持つのは幸せなことばかりじゃない。みんないろいろあるし、中には不幸な夫婦や親子関係があるのもわかってるわ。それでも、大多数にとって妻と子がいることは大きな幸せよ。先生のところもそうでしょう?」
「みんなや大多数なんてどうでもいいんだよ」
葦仁先生の声に険が混じる。
「今ここにいるあなたの息子が、あなたの価値観に従って幸せになれるかだ」
「なれると思うわ……同性愛指向でなければ」
眉を寄せて目を閉じる葦仁先生。2秒後に開けた目が怖い。
「啓祐くんが異性愛者だとして。愛する相手と出逢えなかったら、それは不幸だね。ゲイでも同じだ」
「ええ……そうね」
「愛する相手と出逢えても、結婚出来なければ不幸だね。ゲイも同じだ」
「ええ……」
「結婚しても子どもが出来なければ、それは不幸なこと?」
「それは…」
「もし、啓祐くんの奥さんが子どもを産めない身体だとしたら、彼女を愛して結婚したのは不幸なこと?」
清美さんは返事をしない。
「もし、啓祐くんが子どもを作れない身体だとしたら、それは不幸なこと?」
葦仁先生が畳みかけるように問いを重ねる。
「答えないのはイエスだから?」
「そんな……仮定の話をされても……」
「十分にあり得る話だよ。不妊に悩む健康な夫婦の割合は1割以上だ。つまり、あなたが息子に望む幸せが子どもを持つことなら、10パーセントを超える確率で実現しない」
無言の清美さんの眉間に皺が寄る。
「そして、結婚がただ単に社会的に認められている制度だという点を除けば、愛する相手とともに生きる幸せが残る。それはゲイも同じだ」
先生の言いたいこと、清美さんもわかってるはず。
もう、認めてあげてほしい……啓祐さんのためにも。
「黙ってないで何とか言ったら?」
「相手が同性だと、どんなに愛し合ってるとしても……幸せになれないわ」
「どうして?」
「世間から白い目で見られるもの」
「そんなことはないよ」
「社会的にも信用されないわ」
「それもないよ」
「……自分に引け目を感じて生きるのが幸せって言えるの?」
葦仁先生が啓祐さんに視線を移す。
「ゲイであることは、きみにとってマイナス?」
「いいえ。こうじゃなきゃ出会えなかった人がいるし、見えない世界もあったから。俺にとってはプラスだと思ってます。ただ、さっきも言ったけど……」
啓祐さんが清美さんをチラリと見やる。
「母がこんなに悩むのは、俺が期待に沿えないせいだから。あと、やっぱり世間体が悪いだろうし、父の仕事にも影響する可能性がなくもないし。そう考えると、俺はよくても家族にはマイナスかもしれません」
「きみにとってプラスなら、それでいい」
葦仁先生が唇の端を上げた。
「母親の期待に沿えないことを気に病む必要はないよ。世間体なんて、さらに気にしなくていい。父親の仕事は、きみに何の関係がある?」
「自分で事業をやってるんで、息子の俺が同性愛者だと父の信用にかかわるかもしれない。理解する人がいる一方で、偏見や嫌悪感を持つ人はまだいるのが現実だから」
「それなら、きみは無関係だと思っていい。経営者の息子の性的指向に影響されるような会社は、ほかの要因でも簡単に潰れるよ」
「ちょっと! 無責任なこと言わないでちょうだい」
黙って二人の会話を聞いていた清美さんが声を上げた。
「あなたがどんな高尚な考えを持っていようが、世間はそうじゃない。うちの会社にとって社会的信用を失うのは大きな痛手なの」
「まるで同性愛が犯罪みたいな言い方だな」
葦仁先生が鼻で笑う。
「父親の人格と経営手腕がしっかりしてれば、社会的信用は失くさないはずだ」
「あなたは世間を知らないから……」
「知ってるよ。厳しさも理不尽さも、集団心理が引き起こすものの怖さも。嫌というほどね」
清美さんの反論を遮り、葦仁先生が吐き捨てるように言った。
「その上であえて言うよ。世間が同性愛を否定するのは、理解出来ないことを糾弾して排除しないと不安だからだ。そんな低能な人間の側の目で自分の息子を見るのは、もうやめるんだ」
「私は…」
「それとも、自分の意思と考えで息子を否定してる?」
清美さんが口をつぐむ。
「啓祐くん」
葦仁先生は啓祐くんに視線を戻した。
「きみは間違った存在じゃない。周りの人間の意見は聞いても自分を疑うな。きみに、その強さはあるだろう?」
「はい。俺、けっこうメンタルに自信あるから。親に悪いなと思っても、ゲイなの隠して生きるつもりはないんで。まぁ、手始めに母に打ち明けたおかげで今ここにいるんですけど……」
ハハハと頭を掻く啓祐さんの表情に翳りはない。
「来てよかったです。母が納得しなくても、俺がうまく伝えられなかったこと、先生が言ってくれたし。スッキリしました」
「そう? 僕は全然言い足りないけど」
「まだあるんだ。あ、毒舌なんだっけ」
笑い交じりの啓祐さんの口調が砕けてる。
踏み込みにくい話題でも初対面の人に打ち解けさせるのって、先生の才能なのか策略なのか。
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