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キャリーの別宅
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ザックは、キャリーに離婚を思い止まってもらえ、ホッとした。
そして、キャリーに「今から、キャリーが購入した家を見に行くことは可能かな?私が行ったら嫌だったら、遠慮するけど」と気遣わしげに言ってきた。
そして、キャリーは、「あら、今からだと、今日の夜に着くわね。とりあえず、管理してもらってる人に連絡入れてみるわ」と、電話をかけてくれた。
ザックは、すんなり、自分が一人で住む為に購入した家に入れてもらえると思ってなかったので、感動した。
少し心を開いてくれたかも。そして、OKが出たので、今から向かうことに。
道中、キャリーとたくさん話をして、本当に今まで、知らなかったことが多いなと実感。
これからは毎日、できる限り一緒に過ごしていこうと決意を新たにした。
キャリーは、ドッグランが出来るぐらいの庭がある家で、ゴールデンレトリバーのような大型犬と暮らすのが夢らしい。
それはホントに初耳だし、動物が好きなイメージも全くなかったから、驚いた。
今の皇宮でも、犬と一緒に暮らしていけたらなと思っていたらしい。
そして、到着。
ホントだ。ドッグラン出来るぐらいの庭がある。
家の中は、まだ家具もまばらで、これから揃えていくつもりだったよう。
キャリーに、「毎週は無理だけど、よかったら、ここに月に数回遊びに来ようか?もちろん私も一緒にだけど」
そう言ってみた。すると「そうね!今度隣国の第二王子様も、遊びに来たいと言っていたし、ここで簡易パーティーをしてみるのもいいわね」と答えた。
ザックは?なんだって?聞き捨てならないワードが聞こえたな。
「キャリー確認だけど、隣国の第二王子とは連絡をとってるの?いつから?」
すると「お会いした次の月からずっと手紙のやり取りをしてるわよ。この場所に家を購入したことはまだ知らせてないけどね」と無邪気なキャリー。
ザックは、気が気じゃなかった。隣国に近い場所だし、もし離婚が成立していたら、キャリーを奪われていたな。
それに、キャリーは魅力的だから、狙われるな。
更に気を引き締めよう。そう決意した。
そして、夜も遅くなってしまったので、簡単に料理を作って、泊まることになった。
材料は、電話をした時に、準備してもらっていた。
その夜は、簡単カレーを2人で作った。
お互い、ぎこちない包丁さばき…
よく手を切らなかったなと、あとで思う2人。
お互い、初めての料理。レシピをみながら、頑張って作った初料理は、美味しかったし、幸せな味がした。
今まで食べた食事の中で、一番美味しかった。
ザックは、改めて「キャリー、私を受け入れてくれてありがとう。これからは、寂しいと思う暇がないぐらい、一緒に居させてください」とお願いされた。
キャリーは、「これからもよろしくね。」と笑顔で返した。
そして、キャリーに「今から、キャリーが購入した家を見に行くことは可能かな?私が行ったら嫌だったら、遠慮するけど」と気遣わしげに言ってきた。
そして、キャリーは、「あら、今からだと、今日の夜に着くわね。とりあえず、管理してもらってる人に連絡入れてみるわ」と、電話をかけてくれた。
ザックは、すんなり、自分が一人で住む為に購入した家に入れてもらえると思ってなかったので、感動した。
少し心を開いてくれたかも。そして、OKが出たので、今から向かうことに。
道中、キャリーとたくさん話をして、本当に今まで、知らなかったことが多いなと実感。
これからは毎日、できる限り一緒に過ごしていこうと決意を新たにした。
キャリーは、ドッグランが出来るぐらいの庭がある家で、ゴールデンレトリバーのような大型犬と暮らすのが夢らしい。
それはホントに初耳だし、動物が好きなイメージも全くなかったから、驚いた。
今の皇宮でも、犬と一緒に暮らしていけたらなと思っていたらしい。
そして、到着。
ホントだ。ドッグラン出来るぐらいの庭がある。
家の中は、まだ家具もまばらで、これから揃えていくつもりだったよう。
キャリーに、「毎週は無理だけど、よかったら、ここに月に数回遊びに来ようか?もちろん私も一緒にだけど」
そう言ってみた。すると「そうね!今度隣国の第二王子様も、遊びに来たいと言っていたし、ここで簡易パーティーをしてみるのもいいわね」と答えた。
ザックは?なんだって?聞き捨てならないワードが聞こえたな。
「キャリー確認だけど、隣国の第二王子とは連絡をとってるの?いつから?」
すると「お会いした次の月からずっと手紙のやり取りをしてるわよ。この場所に家を購入したことはまだ知らせてないけどね」と無邪気なキャリー。
ザックは、気が気じゃなかった。隣国に近い場所だし、もし離婚が成立していたら、キャリーを奪われていたな。
それに、キャリーは魅力的だから、狙われるな。
更に気を引き締めよう。そう決意した。
そして、夜も遅くなってしまったので、簡単に料理を作って、泊まることになった。
材料は、電話をした時に、準備してもらっていた。
その夜は、簡単カレーを2人で作った。
お互い、ぎこちない包丁さばき…
よく手を切らなかったなと、あとで思う2人。
お互い、初めての料理。レシピをみながら、頑張って作った初料理は、美味しかったし、幸せな味がした。
今まで食べた食事の中で、一番美味しかった。
ザックは、改めて「キャリー、私を受け入れてくれてありがとう。これからは、寂しいと思う暇がないぐらい、一緒に居させてください」とお願いされた。
キャリーは、「これからもよろしくね。」と笑顔で返した。
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